ご近所パワースポット探訪記VOL.12 日本ピラミッドと松代大本営

今日のパワースポットは強烈だよ!

愛車の軽トラが車検なので。
丸子自動車へ愛車を預け、代車の軽トラにまたがって一日オフ。
代車はオートマでカツ馬力があるので走りやすいんだこれが。

ルートは真田の里から、地蔵峠を越え、下りたところの城下町・松代でまったり、帰る途中の戸倉上山田温泉でひとっ風呂、の一周半日コース。

ところがこの松代という町、只者ではなかった。
歴代のオカルティストの聖地であり、日本ピラミッドの一つと言われる皆神山が鎮座し、戦時中には天皇御座所と大本営、中央官庁の移転を予定した地下壕の跡が残る町だったのだ。

真田の里で野草茶を買う

菅平高原へ向かう山裾に真田一族の出身地、その名も真田地区があります。

ゆきむら夢工房という施設で一休み。
菅平方面の山には霧がかかっていました。

ここの直売所は初夏には名産の杏が出ます。
今日は、キウイ、シナノゴールドに加え、野草茶、干しシイタケなどを買いました。
いずれも魅力あふれる地元の名産。

興味を引いたのは野草茶。
笹、ヤーコン、ヨモギ、スギナのほかにカモミール、オレガノなどのハーブが原料です。
野草に入ったハーブティのような味がするのでしょうか?
楽しみです。勉強になります。

旧北国街道の難所・地蔵峠

真田から長野市のある善光寺平へ抜ける地蔵峠です。
旧北国街道が通っていたとのことです。
その後、北国街道は別のルートになったとのこと。

峠にはお地蔵さんが建っていました。

眼下に望む長野の市街地が、11月の寒空にかすんでいました。

日本ピラミッド・皆神山に上る

地蔵峠を降りると松代です。
古くは終戦直前に大本営が移転する場所として、近年?では群発地震の場所として有名です。

峠道を降りるとすぐ右手に皆神山があります。
おわん型の独立峰。

徒歩で30分、車で5分で頂上に着きます。
これが日本ピラミッドの一つと言われる山です。

頂上には古くからの皆神神社があります。


この点からも、ここが由緒ある山だとわかります。

問題はその後です。

皆神神社の境内には、天地カゴメの宮と富士浅間神社という別のお宮が建っています。
カゴメの宮の建立趣意が書かれた碑を見ると、そこには出口王仁三郎「霊界物語」から引用したかのような物語が刻まれています。

王仁三郎が教祖である大本教の教義にもろに影響を受けての建立であることがわかります。
出口王仁三郎自身の言葉の碑も併設されています。
まさに日本オカルティズムの直系男子が建立したかのようなお宮です。

ピラミッドと言われる皆神山の「磁場」が新興宗教者やオカルティストの嗅覚にヒットし、呼び寄せたのか?
それとももっと深い歴史的かかわりのなせる業なのか?

天地カゴメの宮。
そのまがまがしさに、パワースポット認定!

松代大本営に風寒し

11月末ともなると風が冷たい。
国内の戦争遺産・大本営跡の素掘りの殺伐とした内部の寒さもまたひとしおだった。

松代の町のはずれの山をくりぬき、それこそ皆神山の地下までも含む広大な面積を掘り、天皇御座所、大本営、中央官庁の移転予定地としたという。

ルバング島の小野田少尉もびっくりの大日本帝国最末期の断末魔が形として残っている奇跡。
これこそ「負の」パワースポットと言わずして何と言おう。

入場無料。
まったく観光地化されていないせいもあろうが、戦争遺産であれば何らかの気概なり勇壮さ、の片りんでも残しておいてほしかった。

まったく何のオーラもない素掘りのトンネルが続いている。魂の抜けた場所。
夜逃げの跡のような廃墟。
そうか、ここは国家の夜逃げ(未遂)の跡だったんだ。
どうりで寒いわけだ・・・。

松代という町

「NPO法人夢空間松代まちとと心を育てる会」が町の中心部に案内所を開いていた。
マップをもらいに寄ったついでに聞いてみた。

「皆神山はなぜピラミッドと言われているの?」
「独立峰で形が似ているから」。

皆神山を訪ねてくる人が多いので、NPOでも独自に調査してまとめてみたとのこと。
折角なのでその冊子を購入。
「祈りの山皆神山・松代の不思議を訪ねて」、1100円。

城下町で北国街道の宿場としての歴史を持ちながら、並行してピラミッドを持ち、大本営が移転先に選ばれるという不思議な町。

昼食は町の中華店であんかけ焼きそば

昼食はパンフレットに載っていた町の中華店へ。
これまたパンフに載っていたあんかけ焼きそばを注文。
パリパリに揚げたそばに具だくさんのあんがかかっている。

「写真撮っていいか?」とおかみさんに聞くと逆にびっくりされ、大将が「写真にとるようなもんじゃないけど」と。

満腹になるボリューム。
常連さんが夜の宴会の予約をしていましたが、飲んだら楽しそうな店。

14時までの営業とありながら店を出た13:41には「CLOSE」の看板がかかっていました。

充実すぎる松代の旅でした。
帰りの日帰り温泉の報告は別の日に。

 

 

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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