軽トラに夏の物資を積んで自宅へ帰った山小舎おじさん。
やがて賑やかな自宅に別れを告げ山小舎へと戻ります。
戻りのルートは、奥多摩湖経由など考えましたが、天候不順で日程が一日延びたこともあり、行きと同じく甲州街道ルートにしました。
土曜日、天候は小雨、朝9時ころ中央道調布インターへ。
都内の混雑を高速道路で抜け出し、相模湖出口あたりで下道へ下りるつもりでした、が。
840円ほど払って調布から高速に乗った山小舎おじさんの目前には、合流地点から延々と伸びる渋滞の車列でした。
渋滞を楽しむほどの心の余裕はなく、かといって急ぐ旅でもなし。
次の府中で下道に下りて、甲州街道に入った山小舎おじさんでしたがそこも渋滞!
首都圏の土日の殺人的渋滞に恐れ入りました!
結局3時間ほどかかって高尾に到着、渋滞もなく高尾山の峠を越え、相模湖、大月と走ります。
途中、昼飯ポイントを探しましたが、大月駅前の30分無料の駐車場も満車で、首都圏の週末の生存競争の激しさにぶち当たる結果に。
笹子トンネルを抜けたところにある道の駅甲斐大和まで食事はお預けとなりました。
道の駅で一息つき、次に釈迦堂の縄文博物館に寄ってみました。
中央道の釈迦堂パーキングから見える博物館で日頃から寄ってみたいと思っていたのでした。
一帯が縄文遺跡という場所に建つ博物館。
展示内容はひたすら縄文時代の発掘物。
その収蔵点数の多さに驚かされます。
ここ、甲府盆地から八ヶ岳山麓の一帯が縄文時代の日本の中心地であったことがわかります。
中世になっても、甲斐の国の中心地はこのあたりでありました。
夕方に近くなり、暑さの残る甲府盆地に戻り、甲州街道を直走ります。
笛吹市から甲府市に至るあたりの甲州街道は、チェーン店の食堂、量販店、自動車販売店などが立ち並ぶ全国共通の無国籍な風景が展開します。
甲州街道は首都圏から信州に抜けるルートとして、県内県外のあらゆる車両を集めて甲府盆地に脈動します。
韮崎からは登坂となり、猥雑な都会の商業圏を脱し、ローカルな雰囲気へと一挙に空気が還元されます。
茅野市内で買い物を済ませて山小舎へと帰還したのは夜の帳が下り切った頃でした。