薪づくり講習会に参加しました

NPO法人、八ヶ岳森林文化の会という組織が茅野市にある。茅野市市民の森という広大な雑木林の山をフィールドとして森林文化の普及に携わっている会である。
年に何回か、チェーンソーの使い方とか、市民の森の間伐材を使っての薪づくり講習会を催している。
茅野市報で知ったおじさんは、薪づくり講習会に参加した。

真夏日に集まった20人ほどの参加者

会場の茅野市市民の森までは、おじさんの山小屋から40分ほど。
上田方面にも茅野・諏訪方面にも近いのが山小屋の立地のいいところ。

大門峠からビーナスラインを下り、市民森方面へ折れる。
道は上り坂となり、獣除けのゲートをくぐる。
そこからはダートの長いのぼり。
軽トラがガクガクと揺れる。

山頂の広場に到着。
おじさんの予想に反して駐車スペースに並ぶ数十台の車。ひょっとして地元の顔見知りのメンバーが数人、アットホームに集う会か?との予想に反する、参加者の勢い込んだ雰囲気。
慌てて受付をすます。

ゆっくりチェーンソーの使い方の講習からでも始まるのかな?と思った予想に反して、いきなりの作業開始。
軽トラを使って林道に分け入り、倒れている間伐材をカットし、広場の運ぶ作業だ。

参加者は、地元人より移住者が多数?

おじさんの軽トラには、横浜のサラリーマンという56歳の御仁が分乗。
2人で林道に放置された間伐材を玉切りし、もう1台に分乗した2人が二台に運ぶ。
4人のチームでのこの作業を午前中に2セット行った。

暑さの中で汗が滴る。

昼休みになり弁当を開く。
おじさん自作の弁当だ。

食べながらチームのほかの参加者と話す。
その人は55歳で、今年から原村の別荘地に移住したとのこと。
週2回、甲府まで会社に通っていると。
譲り受けた別荘にはチャーンソーなど備品がそろっているが使ったことがないので参加したとのこと。

今回の講習会は、初心者向けではなく、チェーンソーを使えるものがどんどんカットし、使えない人は、カットした玉を計測したり、蒔割り機を使ったり、薪を運んだりの作業となった。
そのため、研修を受けるというよりはとにかく作業というものになった。
おじさんも含め、初心者にはちょっと残念。

参加者のなかには、チェーンソーの利用歴が長く、自分なりのこだわりを持っているだろう人もいたが、うんちくを傾ける間もなく動きづつける現場だった。

おじさんのチェーンソーに故障が発覚

午後からは広場で玉切りと蒔き割の作業。
おじさんもチェーンソーの刃を研いで参加した。

が、わがチェーンソーは歯の切れが偏っているのか、切れが悪く、左に曲がってしまう。

会の代表のK氏に見てもらうと、刃が石を噛んでなまっていることと、チェーンのテンションを取るためのブレードの移動のねじが動かずチェーンが不安定になっているとの指摘を受けた。

残念。
マシンは修理に出すこととし、会のマシンで切りまくる。
やはりマシンは切れてなんぼ。
達成感も疲れも違う。

午後3時、持ち帰り用の薪の山ができ、作業終了。
おじさんも薪と玉を軽トラ1台分もらって帰りました。
軽トラは重量にあえぎながら峠を登って下り、山小屋へ着きました。
快い、というよりは若干重い疲労を感じるおじさんでした。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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