少し前のこと、3月の末に、津金寺というお寺を見てきました。
立科町にある古いお寺です。
上田市の丸子地区から山を越えて佐久方面に抜ける道沿いにあります。
その道を通るときにはいつも「立派なお寺があるなあ」と思っていました。
ある日、佐久方面から丸子へ寄って帰る道すがら、ふと思い立ち、その「立派なお寺」に寄ってみました。
津金寺は古代東山道沿いに702年の開基とし、長く信濃地方の学問の拠点だったお寺です。
戦国時代に織田信長の軍勢に焼き討ちに遭いましたが、江戸時代には漸次復興したとのことです。
駐車場に軽トラを入れ境内に降り立ちます。
境内の広さがわかります。
境内全体の案内図や建物の案内板が訪れるものを案内してくれます。
まず山門を眺めてみます。
仁王門といわれる山門で、立派な仁王様が、浅間連峰方面ににらみを利かせています。
本堂らしき建物が池と橋の向こうに見えます。
観音堂と呼ばれる建物で、折から開花目前の桜が風景を彩っていました。
観音堂横の墓所には数々の墓石が並び、歴史の古さと地域の人心のよりどころであったことを示しています。
立派なお寺ですが人気がないのが寂しかったです。
遠くには残雪をいただいた浅間山の姿が見えました。
立科町の春が間近でした。