山小舎の玄関は来客の入り口ではありますが、同時に靴・スリッパなどの置き場所として、さらには納屋として、また野菜の貯蔵庫としても使われているのが現状です。
刈払機、鉞、大ハンマーさらにはガソリン携行タンクの置き場所として使われています。
収穫した野菜はかごに入れたまま、新聞紙で覆って一義的にここに置かれています。
位置的に便利なのと気温が室内と室外の中間で野菜にちょうどいいこともありますが、ちょうどいい納屋がないのが原因です。
そういった使い方をしている玄関ですが、仮にも民家の入り口として見たときに、その埃臭さと、たたきの泥汚れが気になっていました。
ホーキでささっとやるだけでは払いきれない泥埃です。
また、ガソリンタンクや刈払機の下には、段ボールが敷いてあるとはいえ、燃料漏れのシミもあります・・・。
この玄関、たたきの部分も板で葺かれています。
さすがにそれでは土足に対応できないとのことで、ベニヤが板のたたきの上に敷かれ固定されています。
たたき代わりのベニヤは汚れ放題で、またベニヤとたたきの境目には泥埃が溜まってしまっています。
そこで秋晴れの日に思い切ってDIYすることにしました!
先ず、敷いてあるベニヤを取り外します。
数か所ねじでとめてあるベニヤを力ずくで剥ぎ取ります。
ついで玄関内に置いてあるものすべてを戸外に出して虫干し。
玄関内をホーキで掃きます。
元のたたきの板の溝に入り込んだ泥埃は掃除機で吸い取ります。
そのあとで何度も雑巾で水拭きします。
晴天時に玄関を開け放ってここまでやっただけでかなりすっきりします。
新しいベニヤをサイズに合わせてカットします。
今回は玄関内すべての部分をベニヤで覆うこととし、大小3枚のベニヤをカットします。
カットしたベニヤにケミソートで塗装します。
ケミソートを塗る理由は防水・防腐性を高めるのと塗料のにおいで誇り臭さを抑えるためです。
塗装の用意をしたついでに、玄関外の踏み板を日光に当てて乾かし、ケミソートを重ね塗りしました。
ベニヤ3枚を玄関内にはめ込みます。
中央の1枚だけを釘で固定し、残りは敷くだけにしました。
その方が今後の掃除がしやすくなると思ったからです。
これを機に、刈払機の置き場はベランダの奥としました。
玄関内がすっきりときれいになりました。
山小舎のような木造家屋は、手入れを行うとともに、使いやすいようにアレンジしてゆくことが大事だと思いました。