今日の朝市、テーマは「平日に何を売るか?」

朝市に参加するのにいちいちテーマを決めるなんて面倒くさいです。
でもこの時期、週末の集客が30人くらいとすると、平日は10人前後。

漫然と出店していても、隣のプロの野菜を出品する店に戦わずして負けてしまいます。
売上げで後塵を拝するのはしょうがないのですが、せめて何かで一矢を報いたいものです。(朝市仲間の仲はいいのですが商売上はライバルです)

山小屋おじさんの店の特徴を生かす

山小屋おじさんの店の特徴は素人っぽさです。

おじさんが自覚する以前に、お客さんはとっくに感じていることでしょう。
とすれば、完成度の高い野菜を出品することよりも(それも目標ですが)、プロは作らない野菜、内容本位の野菜、商品性は少ないが価値ある作物・・・などをラインアップすれば特色を出せるのでは?
セールストークのきっかけにもなるし。

そこで今日は、乾燥スギナを出品してみました。
畑で採取したスギナを洗い、天日干ししただけのものですが、抗酸化作用で定評のある野草は知る人ぞ知るもの。

山小屋おじさんが毎朝愛飲しており、セールストークの材料にも事欠きません。
いかにもおじさんの店らしい商品でもあります。

結果は本日の売上げ1,000円中の500円をスギナで売上げることができました。

今日の印象的なお客さん

平日の今日は14組の来客でした。
いつものように印象的なお客さんが多いのがこの別荘地の特色です。

乾燥スギナを勧めると、「興味ない」という人もいました。一方、山小屋おじさんの熱心なトークを聞いて、「試してみる」という人や、「ハーブ茶やっているから(興味がある)」という人もいました。

知らない野菜や野草でも、効能などを聞いて、試してみようという人が多いのが別荘地のいいところです。

山小屋おじさんは、来客があると「あちら(隣の店)はプロの野菜、こちらはアマチュアの野菜」と冗談半分で声を掛けます。

そうすると、「アマチュアも応援したい」と言って、トマトだけはおじさんの店から買ってくれた人がいます。

また、「アマチュアも応援したいけど(買うものがないから買えない)」と言ってくれた人もいました。

うれしいとともに、お客さんのほうが山小屋おじさんの(店と人物そのもの)の素人臭さをよく認識しているのだなあ、と思いました。

今日もお客さんと、ありがたいコミュニケーションをとることができました。

店番をしているとトンボが来店しました。
高原にはや秋が忍び寄ってきました。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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