おじさんの徒歩散歩VOL.1 早春の西東京を歩く

今日はぽかぽか陽気でした。
おじさんは用事の帰り、陽気につられて、西東京市の旧保谷エリアを散歩しました。

フラワー通り商店街

西東京市の谷戸というエリアから泉町方面にかけて、住宅街の細い道沿いに、フラワー商店街という通りがあります。
庶民のにおいがする街の風景が大好きなおじさんは、さっそくその商店街へ行きました。車のすれ違いが困難なほどの道幅。
店の並びもまばらで、大規模店などは全くありません。
八百屋、電機屋などがぽつぽつと開いています。
街灯にフラワー通りという看板がついていなければ商店街なのか、住宅街なのか、一見してわからないほどです。

ギリギリ、商店街としての体裁が維持された風景で、おじさん、嫌いなシチュエーションではありません。

商店街の一角で和菓子と海苔巻きを商っている、明治屋という店がありました。
かつて家人がここで買ってきた、草餅がおいしかったから、おじさんはこの店へ寄りました。

餅の歯ごたえがいい草餅や桜餅、まんじゅうなどのほか、海苔巻き弁当も並んでいました。
おじさんは、草餅と桜餅を2個づつ買いました。

桜餅は、皮であんこを巻いた関東スタイルのものです。
おじさんの出身地では、半搗きの餅米であんこを包む、いわゆる道明寺が桜餅と呼ばれていました。
そのせいか、今でも関東スタイルの桜餅への違和感が消えませんが、郷にいれば、です。

商店街を過ぎたあたりに、岩船地蔵尊が2体祀られていました。
1700年ころ、このお地蔵さんを御輿に担ぎ、念仏踊りをした一団が現れる現象が起きたという。

後の、ええじゃないか現象につながる民衆のエネルギー発散の歴史の一幕なのだろうか。

庭先で実をつける夏みかん。
北国、雪国では見られない風景です。
武蔵野地方が温暖であることを象徴的に示しています。

冬に咲く椿は盛りを過ぎていました。

白梅が咲き始めていました。春間近です。

東伏見駅前の自然食糧店・美味

おじさんは谷戸から東伏見まで歩いてきた。
今日の目的の一つは、駅前の自然食店・美味を捜すこと。

おじさん、30年前は自然食関連業界で働いていた。
その時の同僚N氏に最近久しぶりに会ったのだが、会社OBの近況で、同時期に同じ会社で働いていたHさんという人が東伏見で自然食品店をやっていると聞いたのだった。

実はHさんの名を聞いても、おじさん思い出せなかった。ひょっとしたら本人を見て思い出せるかな?と、後学を兼ね、アポなし訪問をした次第だ。

店は元気に営業していた。
品揃えがよく、固定客がついていることがうかがえた。
営業37年目とのこと。Hさん本人は仕入れで不在だったが、奥さんが話を聞いて応対してくれた。
おじさんがHさんの顔を思い出せないというとアルバムまで出してくれた。同じ会社といっても、お互い別の事務所所属だったようだ。写真を見ると、永福の事務所にいた(おじさんは調布の事務所で配送の担当だった)真面目そうな人の記憶がかすかによみがえった。

おじさんのアドレスを印刷した、名刺代わりの紙を奥さんに託して辞した。
三年番茶を1本頂いた。
木で3年たった葉を焙じたもので、もともとは陰性の茶葉が陽性化しており、体を温めるとのことだった。

おじさんも自立に向け頑張ろうと思った。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です