おじさんの食堂探訪VOL.1 電気通信大学学食の巻

おじさんの行動範囲に大学は結構ある。
電通大のほかに、学芸大、ICU、農工大などなど。
昼食にコスパを求めるおじさん、今回は電通大の学食に行ってきた。

電通大といえば思い出すこと

京王線調布駅から徒歩5分。
国道20号線に面して、国立電気通信大学がある。
今は「国立大学」とは言わず、「国立大学法人」というんだっけ?
国の直営ではなくなり予算も削減されるということらしい。

ところで、30年近く前、おじさんが調布に住み始めたころ、当時、近所にスリランカ人の夫婦がいた。
ご主人は地元では文部大臣の息子で、美人の奥さんは弁護士だと聞いた。
地元での結婚式のビデオを見せてもらったが、民族衣装を着て、日本車に乗る盛大な式の模様が映っていた。

ご主人は英語はもちろんペラペラ、日本語の覚えもよく、料理が上手で、子供の扱いもうまかった。
おじさんは、今に至っても、このご主人の手料理よりうまいエスニックを食べたことがない。
知識も豊富でエリートそのものの人だった。

日本では2DKの賃貸住宅に住んでおり、おじさん一家はよく招かれて手料理をごちそうになった。
うちにも招いた。
なぜ故国を出たのか?と聞いたら、そのまま住んで大臣にでもなれば暗殺されるから、と答えていたのが忘れられない。

ご両親も一度来日した。
文部大臣だったという父親は、朝になると庭先に出て体操し、おじさんたちが通りかかると手招きしてお茶をごちそうしてくれた。

一家は今はカナダに移住し、いまでも年に一回くらいおじさんの家に電話がかかってくる。
日本語をまだ覚えている。
この人の日本での留学先が電通大だった。

学食でランチを食べる

昼頃キャンパスを訪れ、学食を探訪した。
学食は生協の2階にあった。


入り口には、注文から生産までの手順が絵で説明してある。

メニューは写真で表示している。

混雑時には一般客より学生を優先するとの張り紙に怖気ずくが、勇気を出して列に並ぶ。
おじさんはお勧めの表示があるチキン南蛮をセレクトし、注文するが時間がかかるとのことで、あんかけカツどんに注文変更。
お浸し、みそ汁もチョイスした。注文対応のおばさん、レジのおばさんも一般客にやさしく接してくれて安心した。
椅子は満席に近く混んでいる。
中国語が聞こえ、国際色豊かなキャンパス事情がうかがえる。

肝心の味は決してうまくはなかった。
悪く言えば病院の食事のようにメリハリのない味だった。
あんかけカツどんというメニューのせいかもしれないが。
一般客の姿はほとんどなく、日常での利用には向かない場所だった。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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