山小屋に初雪が降りました

11月20日。
全国的に低温の天気予報です。
山小屋で起きるとうっすら雪が積もっていました。

屋根の雪。

葉っぱの上の雪。

薪の上の雪。

軽トラの屋根と作業台の上の雪。

日中の天気で雪はすぐ溶けました。

室内はストーブをガンガン焚いています。
ガンガン焚かないとすぐ寒くなります。
風通しの良い、日本家屋の山小屋です。

敷地内に鹿が餌をあさりにやってきました。
おじさんが捨てた大量の人参の葉っぱを食べていました。

初雪のころ

おじさんが子供のころ。
故郷、北海道の初冬は、冷たいみぞれと泥んこの道の思い出だった。
秋が過ぎ、寒さが本格的になると、なぜか身がしゃんとした。
これからの長い冬を迎える自然な体の対応か?

それから根雪になるまでの間、雪が降っては溶けた。
大人たちはストーブを準備し、石炭を半年分買って、貯蔵した。

やがて12月になり、根雪となる。
そこで寒さが一段落した。
雪が積もってしまうとそれまでの身に染みる寒さが落ち着くのだった。

気温は下がっているのにむしろ暖かいと感じた。
不思議だった。

今シーズン一番の冷え込み

今朝は寒かった。
布団の中にいても、寒気が掛け布団を越えてしみ込んできた感じがした。

起きて早速ストーブを焚きつけます。
ストーブの周りに何となく昨夜の暖気が残っているのはさすが、鋳物のストーブです。

薪を取りにデッキへ出ると、わが愛車の軽トラのフロントガラスが見えました。
銀色に輝いています。

東京では真冬でもまず見られない光景。
故郷の北海道に帰っって来たのか?スキー場にいるのか?と一瞬の錯覚。

こういった季節。山小屋では、いくら暖房しても床近くの温度はなかなか上がらない。
半分丈のズボン下の隙間から寒気がしみいる。

座敷の寒さも半端ない。
畳の上で、スリッパなしで、パソコンを叩いていると、足の裏が冷たくて我慢できないほどだ。

故郷の北海道の真冬は更に厳しい。
親が入院していた時のこと。
見舞いに帰り、冬の札幌の実家に泊まった。
実家の暖房は、ボイラーを焚き、床に温水パイプを通し、各部屋には温風の送風機を置いていた。
無人になった家ははボイラーが止まっていた。

見舞いに帰ったおじさんたちは、夜、実家に到着した。冷え切ったというか、冷凍庫状態の家の中。
ボイラーを点火させたが、させたが、室内が温まるまでの間、おじさんたちはカーペットの上でで文字通り足を踏み鳴らして寒さに耐えたものだった。
その時の床の冷たさが忘れられない。

山小屋の外へ出る。
地表の水分も輝いている。
霜になる寸前だ。
気温は0度近かっただろう。
干している大根や柿は頑張っている。
大根の表面は一部透明になりかかっているが。

今年も冬がやってくる。
おじさんは今月で引き揚げるが。

山小屋に鹿が来ました

11月です。
山小屋は寒さが本格化します。
朝夕はもちろん、日中も暖房が必要です。
薪ストーブは焚きっぱなしです。
特に朝夕はガンガン焚きます。
薪がそれなりに必要になります。

今朝、薪をとろうとデッキに出たところ、鹿が見えました。
メスと子供の2頭連れ、奥にもう1頭います。
おじさんが捨てた大根葉の山を平らげていたところです。

別荘地は鹿の縄張りですので、住民にとって、放し飼いのペットみたいになっています。
夕方の鹿の鳴き声は風物詩です。
野生の甲高い声が響きます。孤高の声です。

夜の運転は、路上を横断する鹿とぶつからない様にしなければなりません。
時々は、立派な角の雄の姿を見ることもあります。
雄の角を見ると、一層野生の気高さに気押されます。

別荘地で見ることのできる動物は、タヌキ、キツネ、ウサギ、リスなどがいます。
カモシカを見たという人もいます。
庭の植物は鹿の食害に遭います。

熊については、別荘地から500メートルほど下った大門川の川沿いでの目撃情報が毎年あります。
キノコ採りの地域住民が見かけるようです。
熊は水を飲みに来るだけのようで、被害は今のところ聞きません。

ジビエで活用されてもいる鹿ですが、山小屋のリフォームを頼んだ大工さんが連れてきた職人が、鉄砲を撃つ人でした。
その人によると、鹿もたくさん撃ったが、撃った後の処理が大変なので、今は撃った鹿をそのまま捨てているとのこと。
鹿肉をたくさん食べたことがある大工さんも、筋が多いし食べ飽きたのでもういらないとのこと。

ジビエ生産の最前線の実態のようです。

高原は紅葉真っ盛り

定年おじさんの住む標高1500メートルの山小屋。

周辺は紅葉真っ盛りです。

別荘地の入り口です。

ふもとの集落あたりでは紅葉はまだです。

葉っぱ一枚の中色が分かれているものもあるのですね。

おじさんの山小屋の周りは、雑木林なので葉が散っている最中です。

朝晩は寒くて薪ストーブ全力燃焼です。

秋の一日 裏山ハイキング

昨日までの雨天から、初秋の晴れ間。
裏山へ登ってみた。

カラマツの国有林の間を登る

山小屋のすぐ裏が国有林の山になっている。
30分もかからずに尾根に出て、眼下に白樺湖が見える。途中、秋の植物が見られ、うまくすればキノコが採れるので、今年も登ってみた。

途中、人気はまったくない。
山林での作業用か、人が通るには十分な道はついている。
下草や、シダ、笹などが生い茂る道を登ってゆく。
ところどころ、獣道と交差する。
獣道へ入ると、シカのものと思われるフンがよく転がっている。

分水嶺トレイルから白樺湖を望む

尾根に到着。
尾根に沿って下草を払い、砂利を敷いたトレイルが続いている。
初夏にここをコースとした、トレイルランが開かれる。トレイルをはさんで、樹木からすすきの茂る草原に代わり、白樺湖畔へと下ってゆく。

白樺湖の背後にそびえる蓼科山は、今日は上半分が雲に隠れている。
蓼科山は八ヶ岳連峰の最北端の頂である。
標高は2500メートルほど。
近隣の小学生の遠足ルートであり、中高年登山グループのメッカである。7合目まで車で行ける。

山小屋への最短ルート

諏訪方面から山小屋へ在来交通で行き来する場合、最短コースは山小屋から分水嶺に上り、白樺湖へ下る、今歩いてきたコースである。
山小屋の前所有者の、通称仙人さんは、コースの所有時間25分と公称していた。
山の達人にして、足の速い仙人さんならともかく、定年おじさんならその1.5倍程度かかる。

白樺湖からは日に2本の路線バスが、茅野駅まで走っている。去年一度利用したことがある。
バスは茅野駅から車山高原行。
大門峠の停留所で降りて、分水嶺トレイルに入ってゆくのが山小屋への最短ルートだろう。

ちなみに上田方面からだと、日に2本程度、上田駅から別荘地への直通バスがある。
また、途中の長久保バスターミナルで乗り継げば、別荘地行きのバスはもっとある。

今日のキノコは3種類

今日歩いたルートで見られた植物は、トリカブトなど。紅葉はまだで漆や山ブドウの葉の色づきは浅い。

このルート沿いでタマゴタケというキノコを採ったことがあるが、去年から見ていない。
今日のキノコは、3種類。
一番大きな白いキノコを持ち帰ったが食べないようにする。