ニンジン種まき、ジャガイモ試し堀り

秋の収穫に向けてニンジンの種まきをしました。

品種にはこだわらず、地元系の安めの種を選びました。

例年8月になってから蒔いていたのですが、地域の畑をやっている人のフェイスブックを見ると、もう蒔いていたので今年から7月中に蒔くことにしました。

今年蒔いたニンジンです

ためねぎを収穫した後の畝を除草し、大まかに畝を立てます。

今までは発芽のために水をまいたり、新聞紙をかぶせたりしていたのですが、今年は「ガッテン農法」の教えを遵守。種まき後にしっかり足で鎮圧するだけの方法にしました。

炎天下の土は表面はカラカラですが、鍬で起こすとほどほどに保水されており、大丈夫ではないかと・・・。
無肥料です。

雑草をどかして畝を用意
蒔いた畝を何度も踏みしめます

ジャガイモの地表部が枯れてきました。
7月は高原でもジャガイモの収穫時期です。

試し掘りしてみました。

地表部が枯れて、雑草に埋もれたジャガイモ畑

インカの目覚めという品種の畝は地表部が枯れ切って掘り起こしを待っています。
残念ながら芋が小さいものばかりでした。
肥料が必要な品種だったのか?何かが合わなかったのか?

男爵も収穫時期です。
一株掘ってみると小ぶりながらまあまあの芋が出てきました。

今月中には収穫したいと思います。
一部は来月やってくる孫たちの収穫体験用に残しておきます。


男爵を穂と株試し掘り

出荷第二弾

子供の誕生会で帰宅した山小舎おじさん、畑に行ったのが一週間ぶりでした。

ケールを植えたトンネルでキリギリスがお出迎え
コンニャクの芽が出ました。収穫は3年後?
鹿に穂先をつまみ食いされた菊芋は完全復活です
甲州トウモロコシ。この勢いは素晴らしい!
大豆です。丈が伸びすぎています。前年の肥料分が残っていたのでしょうか?
ズッキーニは今年も元気です
かぼちゃ。親ずるを摘心した後は放っておいています


1週間ぶりに畑の恵みです。
キューリが20本、育ちすぎたズッキーニが7,8本採れました。

太くなりすぎたキューリも皮がやや硬いものの、香りが高く、実は柔らかく仕上がっています。

インゲンが採れはじめ。
明らかに大きくなりすぎたインゲンですが茹でて食べてみると思ったより柔らかく食べられました。

調布柴崎の彩ステーションに出荷しようと箱詰めしましたが、クール便の制限重量15キロをオーバーしてしまいました。

巨大な採り遅れズッキーニが一山
キューリは採り遅れても品質に自信あり!です
インゲンも初収穫


これからの出荷を待つ野菜たちです。

ミニトマトが色づき始めました
ナスは実が付き始めました
実がぶら下がっているキューリ


キャベツです。
3か月近くたっても巻いていません。

明らかに遅すぎます。
初期の段階での栄養不足なのでしょうか?

ただし、べと病などが一切出ていません。
隣の畝のレタスはべと病が発生しました。

生育は遅い(もう手遅れ?)ものの、本来の耐病性は十分に発揮されているということなのでしょうか?

定植後3か月目のキャベツ。そのココロは?

この頃(6月下旬)の畑

6月下旬になりました。
初出荷も終わり夏の最盛期を迎える前の畑と作物です。

雑草の穂先が鹿に食べられています。
草刈りをしていて発見しました。

畑にあさりに来たけど、食べるものがなかった鹿がやむなく雑草に手を出しているものと思われます。
いい傾向です。
できれば、このまま畑を餌場とするのをあきらめて山へ戻ってほしいものです。

穂先を鹿に食べられた跡がある雑草(ハルジオン?)

トウモロコシの成長が急ピッチです。
これはハニーバンタムなどの柔らかい品種ではなく、甲州トウモロコシという自家採種もできる実の硬い品種です。
穂が出たら二回目の追肥(米ぬか)をしようと思います。
実が採れたら軒先で干して保存したいです。

葉が夏の色になってきた甲州トウモロコシ

かぼちゃです。
山小舎で芽出しして定植した株もあります。
今年も芽出しの成功率が低く、また苗の状態も良くなかったのですが、定植後は順調に育ち始めています。

かぼちゃの畝の活況

パクチーの花が咲いています。
こぼれ種から発芽し、さっさと自力で育った株です。
旺盛な繁殖力を見るにつけ、パクチーはほおっておいても大丈夫だと感じます。

写真はありませんが、エゴマがこぼれ種から発芽していました。
今年もエゴマがの葉っぱが収穫できそうです。

パクチーの花が咲いた。種をコリアンダーの原料として採種したい

そのほかの夏野菜たちです。

トマトは肥料なしのガッテン農法でも旺盛に発育中
ピーマンに実がなった。丈はまだ低め
肥料なしだと樹や葉は肥大化しないが、つやと勢いが出てきたナス

おまけ

山小舎の花壇にキセワタの苗を定植しました。
キセワタはシソ科の多年草です。
ミツバチが好むというので、奥さんが種を手に入れ、山小舎おじさんに託していたものです。

長いことかかりましたが発芽しました。
定植場所は巣箱の近くを考えたのですが、鹿が待ち受けているのでひとまず山小舎の前に。
ここにも油断するとバンビさんたちが現れますが・・・。

キセワタの種の袋
無事発芽した苗を花壇に植える

初出荷!

野菜を初出荷しました。

出荷したのは、キューリ、ズッキーニ、玉ねぎです。
キューリ2袋、ズッキーニ4袋、玉ねぎ4袋です。
キューリが3本、ズッキーニは1から2本、玉ねぎは大3個もしくは小8個入りで、各150円です。

急に出荷が決まったのは、出荷先の調布市柴崎の彩ステーションでガレージセールがあったからです。
彩ステーションは山小舎おじさんの奥さんがやっている活動の場です。

野菜の初出荷に合わせて、チラシを作って入れました。
野菜の名前と値段を書いたPOPも段ボールで作って入れました。
納品書も。

今回の便に入れたチラシ

ガレージセールは、彩ステーションのサポーターさんたち手製のテイクアウト総菜などを売り物に、地域の人や関係者などが集まったそうです。
当日朝、配送された山小舎おじさんの野菜も完売となったそうです。

野菜は彩ステーションでは定評があるのか、よく売れます。
ステーションで待つファンのためにも野菜作りに頑張ってゆきたいと思う山小舎おじさんです。

玉ねぎを収穫

葉が倒れてきたので玉ねぎを収穫しました。

今年の収穫量はコンテナに3分の1ほど。
残念ながら去年より収量は減りました。

原因はわかりませんが、活着率が悪かったのがすべてだと思います。
その理由は・・・。
わかりません。

葉をつかんで引き抜いた状態の玉ねぎたち
葉を切って、ひげ根を落としてコンテナに詰めます

活着した苗は2分の1ほどの確率で肥大化したので、来年はまず活着率の向上に心がけたいと・・・。
そのためにはガッテン農法で学んだ、苗の植付け方法を実行してみよう・・・。

とはいっても収穫を迎えるのはとてもうれしいことです。
生き残り、成長した玉ねぎに感謝して収穫です。

収穫したあと、玉ねぎは乾かさなければなりません。
畑に置いて日に当てた後、山小舎に持ち帰り、晴れた日は日に当て、夜などは、かごに入れてベランダに置いておきます。
最終期にはネットに入れて軒下に吊り下げておきます。

ある日の夕食。
シチューを作ることになりました。
玉ねぎの出番です。

小さな玉ねぎを集めて、ウインナーやベーコンなどとともに鍋に放り込みます。
後はストーブに任せて、だしの効いたシチューの出来上がりを待ちましょう。

シチューの材料には小玉の玉ねぎを使いました
ガスで沸かした後、ストーブの火力で煮込みます

6月中旬の畑

ジャガイモに2回目の土寄せをしました。
アンデスのほか、男爵イモにも花が咲き始めました。


インゲンが順調に育っています。


直播した小豆も発芽してきました。


鹿に穂先を食べられた菊芋が回復しています。


キューリが元気です。
初収穫しました。


ズッキーニです。収穫間近です。


トマトは茎が太くなり、旺盛に脇芽を伸ばし始めています。
定石どおりに脇芽はかいています。


夕顔が例年通り、どう猛としかいようのない生命力を発揮し始めました。
このまま自由に伸ばしてあげます。


トウモロコシも不揃いながら例年になく元気です。


去年植えたパクチーのこぼれ種が発芽し、花が咲いています。
種をコリアンダーとして収穫しましょうか。


家族が山小舎に来るのでレタスの一番大きいものを収穫してみました。
元肥、追肥、石灰なしでの栽培です。
どんな味に育ったのか?と食べてみたところ、葉が厚く食べ応えのある食感でした。


サツマイモの苗が無事活着しました。
このままいくと秋には芋堀りができそうです。


玉ねぎはそろそろ収穫です。

一週間ぶりの畑

6月上旬に家内が山小舎に来て、それに同行して帰宅。
その間、畑を留守にしました。
一週間ぶりの畑の様子です。

防獣ネットに囲まれてジャガイモが無事育っています。
品種によって生育のスピードが異なるのが面白いです。
アンデスという品種に花が咲きました。
頃合いを見て二回目の土寄せを行う予定です。

ジャガイモ(アンデス)に花が咲きました

直播した大豆が発芽して順調に育っています。
豆類は土地を選ばずに、発芽して育ってくれるものなのでしょうか。
うれしいことです。
枝豆はいまいちなのですが、大豆と小豆は収穫が期待できそうです。

インゲンの苗が元気です
直播した大豆が発芽して成長しています

落花生の種を直播しました。
山小舎の「温室」で芽出しにトライしたのですが見事に発芽率がゼロでした。
やむなく直播しましたが、まずは発芽してほしいものです。
落花生ってむづかしいのか?

落花生を直播しました

鹿が好まないといわれる、菊芋と鷹の爪に食害がありました。
防獣ネットなしの圃場に作付けしましたが、どちらも穂先を食べられています。
まだ根は生きているのでこの程度で済めばいいのですが。
鹿は、苗の穂先などを一度「試食」した後、食べられるとわかれば、苗全体を「完食」するので要注意です。
大丈夫と言われている鷹の爪や菊芋まで、鹿の食材として「餌付け」したくないのが正直な気持ちです。

穂先を食べられた鷹の爪(とうがらし)
菊芋も先っぽが鹿の被害に・・・

夏野菜の苗の成育状況です。
個別の苗や作物の種類によっては成育程度に差がありますが、おおむね順調です。
昨年秋のガッテン農法の畝づくりの成果が楽しみです。

ズッキーニはそろそろ初収穫の勢いです
トウモロコシには糠を追肥しました
キューリはあまり剪定せずに育てる予定です
畝2列にわたってトマトが元気に育っています

玉ねぎが収穫に向かって、玉を肥大させています。
苗の活着率は良くなかったのですが、生き残った苗は無事大きくなりました。

4月に苗を定植したキャベツとレタスのトンネルを除草のために剥がしてみました。
苗の活着率は60%ほどでしょうか。
追肥なし水やりなしのガッテン農法(自然農法)でやってます。
結果は?

苗を植えてから6か月たった玉ねぎです
キャベツの成育はゆっくりしています
レタスには一部べと病が出ていました・・・

一昨年の台風で崩れた河川の修復工事が行われています。
また、畑の畔を大家さんが除草してくれました。

近くに流れる五十鈴川の護岸工事をやっています
大家さんが例年通り畔の除草をしてくれていました

さあ夏野菜の定植だそ!その5 サツマイモとインゲンを植えた

畑から見た五月晴れの風景です。
春を越えて夏のような空になっています。

畑から西の方向を望みます

サツマイモを定植しました。
金時の苗を50本、安納芋を10本買っておきました。

ガッテン農法で植え付けます。
山小舎では例年、買ったサツマイモの苗を、定植までバケツの水に漬けておきました。

これがだめなようです。
サツマイモの苗は水に漬けずに、むしろ枯れさせておくのがガッテン流です。
水分はあくまで土から自分の根で吸収させるのが、苗の活着とその後の成長を促進させるコツなのです。

金時芋50本の苗です

ということで、新聞紙でくるんだままで日陰に数日置いておいた苗を畑に持ってゆきます。
苗は枯れるどころかつやつやです。

用意した畝に、さきっぽの葉だけを出して埋めてゆきます。
植えた苗を上から圧迫します。

昨年は根っこの部分を斜めに差し込んで植え、水をかけていました。
炎天下のこともあり、活着率が悪く、活着したものは弦が伸び次第イノシシに食われました。

今年は楽しみです。
防獣ネット内にサツマイモの畝が数列できました。

畝に手で長めの穴を掘ります
先端の葉を残して苗を埋め込んで圧迫します
サツマイモの畝です

インゲンの苗も植えました。
種をポットに蒔いておき、芽出ししたものです。

12本ほどが発芽して苗に育ったので用意しておいた畝に植えました。
余った種は種は隣の畝に直播し、念のために不織布をべた掛けして鳥の害を防ぐようにしておきました。

例年、弦なしインゲンを植えています。
採れるときはたくさん採れるインゲンですが、去年は不作でした。
今年はどうでしょうか。

芽出ししたインゲンの苗です
定植しました

ジャガイモの芽かきと土寄せをしました。
芽が出そろった「インカの目覚め」の芽を3本除いてかき、根元に鍬で土を寄せました。
ほかの品種もぼちぼち発芽中です。

芽かき、土寄せ後の「インカの目覚め」の畝です
アマガエルも活動開始です

さあ夏野菜の定植だ!その4 トウモロコシを植える

春の作付けも追い込みです。

農協などで買ってきた夏野菜の苗はほぼ植えました。
山小舎でポットに種まきした作物は発芽を待っている状況で、苗に育ってから定植します。

ポットまききした種は、ケール、トウモロコシ、枝豆、インゲン、かぼちゃ、落花生、えごまなどです。
今年は昔農家の軒先にぶら下がっていた、固い実のトウモロコシの種を用意しました。
作ってみたかった品種です。

思ったより育ちがよく、10日ほどで芽が出ました。
根っこも育っており、この日定植しました。

ネットで購入した古い品種のトウモロコシの種です
発芽して成長したのでこの日定植しました

ジャガイモが芽が出てきました。
品種により成育の早やさが違うようで、インカの目覚めという品種はほぼ芽が出そろいました。

ジャガイモの芽です。そろそろ土寄せと芽かきをする時期です
ジャガイモ(インカの目覚め)の畝間を除草しました

この日は除草もしました。
「上」の畑は軽トラの駐車スペースが草でタイヤが滑るほどになり、畑の畔も雑草の花盛りとなっていました。
1年ぶりに刈払機のエンジンを回し、気持ちよく刈りまくりました。

刈払機、1年ぶりの出動です

段々畑に2張り目の防獣ネットを立てましたが、この日、出入り口をつけました。
山小舎の軒下に転がっていた古い建具を持ってきて取り付けました。
幅90センチを出入り口用にネットを空けていましたが、持ってきた古い建具はその幅に届きませんでした。

日本の建物、建具は尺貫法でいうところの1間(約180センチ)を基準としているものかと思っていましたが、160センチほどの幅の引き戸でした。

病獣ネット第2号の入り口が完成です
この日は買っておいたルバーブの苗も植えました
畑に直播した大豆が発芽しました

さあ夏野菜の定植だ!その3 芽も出てきた!

夏野菜の苗定植の追い込みです。
購入してあった苗は、トマトの幼苗数本を除いて定植を終えました。

トマト、ナス、キューリなど「売れ筋」の代表的なもののほか、夕顔、ハックルベリー、食用ほおずき、なども植えつけを終わりました。

夕顔。盛大に弦を伸ばすので今年はキューリから離して別なネットに植えました。
ハックルベリー。
食用ほおずきは鹿が食べないのでネットの外に。苗が育つまではトンネルで保護します。手前は明日葉と唐辛子です。
セロリの苗はネットの中に植えました

畝は、「ガッテン農法」の教え通り、去年のうちに、耕盤層を砕き、ススキや落ち葉、燻炭、ぬかなどを入れた上に土を戻して作ったものです。

元肥には一部の畝に「発酵腐葉土」を入れました。
「発酵腐葉土」とは、腐葉土に糠、燻炭、油粕などを混ぜて発酵させたもの。

畝にはマルチをかけました。
苗の植付時・後に潅水はしません。
追肥はトウモロコシなどを除き、なしの予定です。

土中の環境を最善化することを目指す農法です。
肥料で育てないので、野菜の樹は大きくならないのですが味が良く仕上がるとのこと。
楽しみです。

ジャガイモに続き菊芋が発芽しました

さて5月初旬から順次ポットに蒔いた種が発芽してきました。
標高1300メートルの山小舎での「芽出し」。
「ガッテン農法」の教科書通りの手順で行いました。

ポットに使う培養土は、先ほどの「発酵腐葉土」と畑の土を混ぜて寝かせたうえで使うようですが、今年は間に合わず、主に売っている培養土を使いました。

培養土をポットに詰めて保温し「慣らして」おきます。
種を蒔いた後は鎮圧し、水をたっぷりかけます。
ポットごと新聞紙で包み、ビニール袋に入れてプラスチックケースの中で発芽まで保存します。

この手順は前のブログに書きましたっけ?

その結果の発表です。

種まき後10日後くらいでしょうか。
先に発芽していたケール(低温に強いので発芽が早かったものと思われます)に次いで、トウモロコシ、インゲン、枝豆の発芽が確認できました!

ケールの芽が育っています
日本トウモロコシの発芽具合は素晴らしいの一言です
インゲンも発芽率がよいです
枝豆。半分程度が発芽しました

この「芽出し」という行程。
種のせいか、土のせいか、温度のせいか、とにかく難しいのです。

今までは種を蒔いたら全部「成り行き」任せ、で結果に一喜一憂していました。
小豆、トウモロコシ、インゲンなどうまく「芽出し」ができた例もありました。
が、かぼちゃ、落花生、枝豆など、ほとんど芽が出ないこともありました。

これからは「ガッテン農法」を基本に工夫して「芽出し」に臨みたいと思います。
芽が出た後は、ポットを水につける形で水やりをします。
これも前のブログで書きましたっけ?

芽が出ている苗を定植して、これから苗が出るサツマイモの植付をして、春の作付けが一段落です。
もう一息です。

別荘地内の鹿です。春の食欲増大期間中です