トマトの季節②

猛暑の中、トマトは実っています。
この日は雑草でジャングル状になったトマトの樹の周りを除草するとともに、野放図に伸び、実の重さで垂れ下がった枝を支柱に括り付ける作業をしました。
そして定植後初めての潅水も。

手入れをする前のトマトの畝

マルチの端っこから、トマトの樹の根元から、畔から、雑草が勢いよく伸びています。
旺盛で、根強く、頑強な雑草たちです。
畔の真ん中の雑草は草刈り機で刈ります。

根元のものは手でむしり取ります。
土ぼこりを巻き上げながら雑草の根がむしり取られてゆきます。

手入れ前のトマト

雑草を刈ってゆくと、実をつけて垂れ下がった枝が出てきます。
主枝は支柱に括り付けていましたが、第二第三の枝、脇芽が伸びて実をつけた枝などは手つかずです。
それらの枝を雑草の間から拾い出し、支柱に括り付けます。

8月が過ぎ、例年通りトマトの枝も疲れてきます。
役割を終えた枝の葉っぱは枯れてゆきます。
例年ほどではないにせよ、混みあったり、土に触れたりした葉っぱはまだら模様に枯れてゆきます。
それらの葉っぱを枝ごと削除します。

手入れ後のトマトの畝

除草、支柱くくり、葉の除去。
この作業を畝一列(20株)行うのに2時間近くかかります。
今までいかにトマトの管理作業をさぼってきたかがわかります。
炎天下、体は「もうやめよう」といいます。

手入れ後のトマト

夏の間実をつけてくれたトマトをねぎらおう?と、この日は水やりをしました。
えひめえAIの希釈液を根元にかけてゆきます。
乾燥で土ぼこりを立て乍ら水が吸い込まれてゆきます。
まるで初めて水を受け入れるかのように、最初は乾燥した土が水をはじくようにし、ややあって吸い込んでゆきました。
9月になっても実をつけてくれるますように。

イタドリ?が群生する畑の法面

畑の一辺は法面になり下っています。
ここにイタドリ?の群生が夏になると勢力を広げます。
まるで壁のよう生い茂るので畑の通気をよくするためにも刈り取ります。
イタドリの大木?に草刈り機を当てると、まるで若木を伐採するかのようにゆっくりと倒れてゆきます。
余りにイタドリの数が多いのでこの日は半分ほど刈りました。

イタドリを半分伐採しました

トマトを煮る

今年はトマトが大豊作です。

今年は畝2列に、計40本ほどの苗を植えました。
苗を斜め植えすることもあり、トマトの一株から3、4本の樹が出ます。
つまり計120本ほどもトマトの樹が育つのです。

一つの樹から大型トマトで少なくとも3個、多くて9個ほどの実が成ります。
大型トマトの樹が90本として、270個以上の実が収穫できる計算となります。

実際はどれくらい収穫できたのかはわかりませんが、畑に行くたびに数十個のトマトが収穫できる時期が続いています。
その中には出荷できないものもあります。
熟しすぎていたり、ひび割れしていたり、傷があるようなものです。

お盆明けのトマトの収穫。出荷できないものがこれだけ採れた

そういう実は山小舎に持ち帰って煮ます。
煮てトマトピューレにして冷蔵保存し、のちにミートソースなどで利用すると、年寄りから子供までがのどを鳴らしてお替りするほどのうまさです。
改めてトマトの味の深さに思い至ります。

お盆の帰省でしばらくご無沙汰した後、畑を訪れたときには、出荷できない籠一杯のトマトを持ち帰りました。
4回ほどに分けて、これらを煮ました。

トマトを煮る際にネックとな
るのが皮と種です。
特に種についてはその除去が問題でした。

ある日テレビを見ていると、町の中華料理屋がトマトの種の部分だけをフライパンで煮詰めてから、戻し入れているシーンが流れました。
これだと思い真似してみました。

トマトを四つ割りにして、ジェルの部分ごと種をフライパンで煮詰めます。
煮ても残る芯の部分もフライパンで煮詰めます。
残りの部分は皮ごと別鍋で煮てゆきます。

種をジェル部分ごとフライパンで煮詰める
残りの実は皮ごと別鍋で煮る

あくを取り乍らフライパンを煮詰め、全体が柔らかくなったらザルで漉し、別鍋のトマトと合わせます。
種はほとんど除去できます。

別鍋を煮詰めながら、皮を取り除いてゆきます。

フライパンが煮詰まってゆく。そろそろザルで漉して別鍋と合わせるころ
全体を合わせて煮詰めてゆく

カサが半分くらいになるまで煮詰めてトマトソースの完成です。
冷めてから保存パックに入れて冷凍します。

今年は冷凍コーナーがいっぱいになるほどのトマトソースができました。

保存パックに入れて冷凍保存

トマトの季節

今年の猛暑はトマトの栽培には適しているようです。

孫の来襲と、そのあとの自分自身の東京の自宅への帰宅で1週間以上手つかずにしていた畑。
久しぶりに畑を訪れました。

雑草はもとよりジャングルのようになっていますが、それに負けないほどの旺盛な生命力を誇るトマトたちがいました。

雑草ジャングルの中で育つトマト

雑草の間から、また野放図に伸び切った枝の間から、完熟したトマトの実が落ちんばかりに真っ赤な姿をのぞかせています。

あちこちにトマトの実が顔をのぞかせる

猛暑の日差しの中、除草や、茎の誘導管理を後回しにして、まずは完熟した実、ひび割れた実の収穫を行います。
たちまち籠は一杯になります。
出荷可能なものと、加工用に回すものが同量程度採れました。
籠が重くて運ぶのも一苦労です。

収穫した出荷可能なトマト

黄色の実が成る品種は玉も大きく、また痛みも少なく、収量がよいようです。

出荷できないトマトは山小舎に持って帰る

ミニトマトは収穫時期が遅れると次々と実が割れてゆきます。
割れた実を食べながら収穫します。
完熟ミニトマトの野性味あふれる甘さ、コクに暑さも一瞬和らぐようです。
流れる汗でシャツはびっしょりです。

猛暑の影響はほかの野菜に出ています。
ナス、キューリ、ゴーヤなどの収量が例年より落ちています。

初期の水やり不足からなのでしょうか、トウモロコシは丈が伸びないまま実をつけ始め、収量もほとんどありませんでした。
残念。

キューリが巨大化している
オクラは育ちすぎて食べられない
丈が十分伸びなかったトウモロコシ

出荷可能なものは彩に送り、肥大したもの傷んだものは山小舎に持ち帰って利用します。

キューリ、ナスなどの収量は落ちている

ある日の野菜出荷

畑は夏野菜の出荷最盛期を迎えました。

畑では週1~2回の出荷日に向けてせっせと野菜たちが準備しています。

畑に訪れるたびに真っ赤なトマトが出迎えてくれます。
収穫の前に、伸びすぎた枝を誘引し、脇芽を掻き、根元の雑草を引き抜き、枯れてきた根元に近い葉をカットします。
自然発芽したトマトも各所でぐんぐん伸び、実をつけ始めました。

この日の収穫。黄色トマトや白ナスは今年から作り始めた品種
万願寺トウガラシ、ピーマンは初出荷。荷物がいっぱいになり、ミニトマトは出荷できず

この日はキューリとナスも収穫。
収穫後はなるべく日に当てないようにします。
軽トラの荷台に運び、野菜の保存用のビニール袋に入れて荷造りし、宅配業者の営業所に持ち込みます。

トマトを植えに保存用ビニールに入れて梱包

カンカン照りの信州高原より、さらに焦げ付いているであろう東京のお客さんに生命力をお届けです。

畑ギラギラ

夏日が続く畑はギラギラです。
日差しが突き刺さり、跳ね返ります。
人間の作業は2時間どころか、1時間で汗だくです。

トマトは畑に行くたびに完熟の実が大玉、ミニトマトそれぞれ一籠ずつも採れます。
枝は伸び放題で、脇芽かきと、枝のくくりで小一時間ほども作業時間がかかります。

大玉トマトが次々と完熟してゆく

キューリは段々盛りが過ぎてゆくのかもしれません。

成長が遅かったナスはこれから結実が本格化するでしょう。

ナスの結実が本格化

野菜の成長の様子を撮影しようとするのですが、日の光がまぶしくて、スマホの画面が見えません。
何とか操作して撮影するのですが、夕顔の実が画面からはみ出ていたり、何を撮ったのかわからない写真になったり。

全景を収めたつもりがはみ出した夕顔の実

ナス、キューリ、ゴーヤ、ピーマン、セロリなどには畑に行くたびに潅水します。
それらの作物は潅水すると生育が良くなるから正直です。

まったく潅水しないトマトの成育が一番良いのはカンカン照りが続く気候を好むからなのでしょうか。

夏野菜の収穫が本格化

暑い日が続く信州です。
標高1400メートルの山小舎は基本的には涼しい気候ですが、下界が暑い日の紫外線は強烈です。
そういう日の畑はカンカン照りです。

夏野菜の収穫が本格化しました。
40本も植えたトマトは実が色づき始め、これからの収穫が大変そうです。
収穫しつつ、脇芽を掻き、伸びてゆく枝を誘導し、下草を刈り、枯れた葉を撤去します。

キューリは油断すると実が巨大化する時期になってきました。
巨大化したら、種を取った実をズッキーニのように煮たり炒めたりして食べようと思います。

ナスは案外気難しい作物ですが、ここのところの好天で、樹が伸び始め花が付き始めました。
収穫しつつ、ナスの大好きな水を与えています。

炎天下の畑では、作物にえひめAIを希釈した水で潅水すると、次回畑で見たときには樹が伸びていたり、葉っぱが大きくなっていたり、実がついていたりします。
山小舎では愛媛AIが切れないように作り続けています。

この日収穫したトマト。味もよし
ピカピカのなすび。今年から白ナスも栽培
キューリとズッキーニ。下の魚雷型ズッキは出荷しませんでした

この日は3回目の彩ステーション向け出荷日。
人気の夏野菜が勢ぞろいしたせいか、たちまち完売したとのうれしい知らせが届きました。

トマト収穫

トマトの収穫が始まりました。

コンスタントに暑い日が続き、夏野菜にはグッドコンデイションです。
畑にはキリギリスの声が響き、いろんな虫が飛び交っています。

トマト、ナス、キューリは順調に育っています。

40本ほども植えたトマトの苗は、病気が発生することもなく元気です。
畑では、脇芽かきや、支柱誘引に時間を取られます。
ミニトマトが色づき始め、大玉トマトも青い実がつき始めました。

収穫が楽しみな大玉トマト
すでに収穫時期を迎えたトマト

ミニトマトの実割れや大玉トマトの先腐れが出なければ収穫時期には大わらわとなりそうです。

食べ頃のミニトマト

この日はキューリをたくさんもぎました。
ナスが採れ始めました。

トマトを初収穫しました。
大玉を3つとミニトマト少々です。
実が割れたミニトマトを味見すると例年通りの濃い甘味でした。

キューリは収穫全盛期を迎えました
初収穫したトマト。家族で味見します

この日の収穫は、出荷ではなく自宅に送ります。
今週は子供の誕生日で自宅に帰ります。

二番草の頃

夏を迎え、畑の草刈りの時期です。

一番草を刈ったのは5月下旬でした。
今は7月。
畑ではキリギリスが鳴き始め、雑草が旺盛に繁茂しています。
旺盛というか強烈に、です。

草を刈る前の畑の畔です。
農道では草丈が軽トラの腹をこするくらいになってます。
雑草に野菜の苗が埋もれないか心配になります。

二番草を刈る前の法面と農道

草刈りの燃料タンクが空になるまで刈ったころ、農道側の法面が刈り終わりました。

成長は遅いのですが、食用ほおずきが乾燥に負けずに頑張っています。

直播したハーブ類。
赤しそがたくさん芽を出しました。
エゴマもマアマア元気です。
シソはすでに乾燥対策なのか葉が厚く育っています。
バジルはほとんど発芽しませんでした。

食用ほおずき
赤シソ

豆類を直播した場所では発芽率がよく、順調です。
インゲンが立派に育ちつつあります。
枝豆も芽を出しました。
ことし初めて植えたトラ豆が発芽しています。
いずれも山小舎での芽出しがうまくゆかなかった品種です。
これからが楽しみです。

直播したインゲン
枝豆

夏野菜が収穫期を迎えました。
トマトが色づき始めました。
ナスを初収穫しました。
キューリはほおっておくと巨大化しています。

トウモロコシに穂が出た
色づき始めたミニトマト
ナスが本領発揮
自然発芽したトマトです!いつの間に種がこぼれたのでしょうか?

夏野菜の収穫始まる

2日続いた雨が上がり、畑に夏の日差しが突き刺さります。

じりじりと日差しが肌を焼き、帽子を被らないと頭がボーッとなります。

1週間ぶりの畑です。
トマトの枝が自由気ままに生い茂っています。
伸びすぎた脇芽を掻き、伸びた茎を支柱に縛るだけで一仕事です。
そろそろ、もう一段高い横渡しの支柱を組まなければなりません。

トマトの実が成り始めました。
ミニトマトの実には色が付き始めています。
収穫が大仕事になるのが今から想像できます。

大玉トマトの実が成り始めました
ミニトマトの実には色づきが・・・

なんと、マルチの脇にはこぼれ種から自然発芽したトマトが数本伸びています。
去年から見られる現象です。

緑一色ですが、トマトの自然発芽の芽が3本出ています

ズッキーニは実ができるのですが肥大せずに黄色く腐っています。
この日はやっと3本ほど収穫しました。
実が黄色くなるのは、高温、樹の成長不足などの原因があるようです。
そういえば樹の成長に例年の勢いがありません。
もう少し全盛期を待ちましょう。

ズッキーニ。実はつくのですが・・・

キューリの収穫が始まりました。
これから忙しくなるのでしょうか。
ズッキーニ同様、もう少し樹の勢いが欲しいところです。

キューリが数本ぶら下がています

葉の巻きがなかなか来なかったキャベツ。
小さいながら3玉を収穫しました。
外側の葉は例によって虫食いだらけです。

果たして食味と硬さはどうか?夏になっても葉が巻くのか、このままか。

この日の収穫。少量なので集荷には至らず

トウモロコシは勢いがあります。
直播した種も発芽しています。

6月中旬の畑

6月になって真夏日になる日も出てきました。
畑の様子はどうでしょうか。

例年ならほったらかしの自然農法でやっていた山小舎おじさんの畑でしたが、今年はできるだけ手をかけるようにしています。
例年通り、農薬、肥料は使いませんが、苗に行う潅水は手間暇惜しまず行っています。

品種によって、苗のサイズによって、生育初期に水がどうしても必要な場合があります。
理想は自力で吸水できるように苗を育てることなのですが、最近の品種改良された苗だったり、サイズが小さい苗、もともと水を欲しがる品種にはやはり潅水が必要なことにいまさらながら気づきました。

ということで、春先のキャベツや、夏野菜のナス、キューリ、ゴーヤ、オクラ、セロリなどにはどんどん潅水するようにしています。
もともとが水捌けの良い畑なので、保水は重要でした。
潅水すると苗が元気になるのがわかります。
なお、潅水は真水よりえひめAIの希釈液を使うようにしています。

キューリに花が咲き始めました
ズッキーニは収穫期間近です
夕顔は例年通り放置気味の栽培で元気

苗の定植後に、水やりをほぼ行っていないのはトマトとトウモロコシくらいです。
これらは潅水せずともぐんぐん育っています。
こぼれ種から自然発芽したパクチーなども放っておいても旺盛に繁茂しています。

支柱を立てたトマト。相変わらず乾燥に強い!
芽出しして定植したトウモロコシも水やりなしで育っています

水やりと同時に、キューリ、ゴーヤ、夕顔のネット架け、トマトの支柱建てなどの作業を行います。

また、今年はインゲン、枝豆などの芽出しがうまくいかないので、豆類の直播の準備も行わなければなりません。