「デストロイヤー」収穫す

デストロイヤーという作物があります。
ジャガイモの品種です。
正式名はグランドペチカといいます。
赤黒い外観。
実の色も黄色みがかっていて、味はジャガイモ+栗+サツマイモといわれています。

味の評価は売り出し先のバイアスがかかっているかもしれませんが、男爵などのいわゆるジャガイモとは食味が違うのは確かです。

おじさんは今年、このデストロイヤーを1キロ作付けしました。
家族に「珍しい品種のものを作ってみては?」と言われて薦められていたもののひとつでした。

春先に地元のJAに種芋が出ていたので買いました。
買ったのは売れ残った最後の1キロ袋でした。

男爵20キロとともに植え付けました。
元肥に牛糞と化学肥料を入れ、芽かきと土寄せもしました。ジャガイモ21キロの作付けと世話は、おじさんには大仕事でした。
畔の除草も2回しましたが、収穫時期には雑草ジャングルのような状態になっていました。
その間にもデストロイヤーはふと太と茎をのばし、盛大に花をつけました。

山小屋におじさんの家族と娘一家が遊びに来ました。孫娘に芋ほりをしてもらいました。

雑草ジャングルに驚きながらも、土中から現れる芋に喜んでくれました。

デストロイヤーと男爵を山小屋に持ち帰り、家族がポテトフライとポテトチップにしてくれました。
特にデストロイヤーが予想以上にうまいと大盛り上がりでした。

確かに男爵とは違うねっとりとした味わいです。
その後、デストロイヤーは収穫終了しました。
家族からは、残り全部を自宅に送れとの依頼です。

来年も作付けしたいと思います。

おじさんの畑 鹿?に荒らされる

荒らされたジャガイモ畑。

遠景。

近景。

ジャガイモは収穫間近。
これまでも、地上に出ている茎が少し齧られたことがありましたが、ここまで大々的に荒らされたのは初めてです。
茎だけではなく、芋も齧られています。

鹿?って、大根を齧ることは聞いていましたが、ジャガイモも齧るんですね。
しかも収穫間近のタイミングで。

ここは俺らの縄張りだぞと主張しているような荒らし具合。一応電線で囲まれた畑なんですけど。

一度荒らした畑にはもう来ないのか?それとも自分の餌場と認識して、常時やってくるようになるのか?
後者ならば、早々に芋を掘らなければなりません。
雨続きでまだ掘りたくはないんですが・・・。

サツマイモのツルも食べられています。
収穫は望めないでしょう。

かぼちゃのツルもこの通り。
この畑ではサツマイモとかぼちゃは作れません。

最近定植したルバーブです。
新しく起こした畝には鹿がパトロールにやってくるようです。

おじさんが今年から借りた畑、ここは鹿の縄張りなのです。

里芋、ヤーコンは被害なし。
トウモロコシ、枝豆も。

来年の作付けは一考が必要かと。

ニンニク収穫、除草、大家さんから赤かぶ

梅雨の晴れ間、畑へ行きました。

ニンニクの収穫

玉ねぎとともに昨年植えたニンニクを収穫しました。

収穫前のニンニクです。
雑草の中に枯れたニンニクの茎が伸びています。

抜いてみたら小さめの玉が12個ほどありました。

肥料不足か期待したほどの収量はありませんでした。
このまま乾かして保存します。

玉ねぎとニンニクの跡地は秋作のニンジンを蒔きます。
大家さんから耕運機を借りて跡地を耕しました。

この間の梅雨はたっぷりの水分となって土に含まれていましたが、かといって泥になるほどではなく、畑の土の持つ排水性を改めて感じました。

ついでに畝間を除草のために耕耘。
スギナだらけの畑が、畝間に土が見えて畑らしくなりました。
ほんの1週間かそこらの気休めですけど。

畑の横の道路を除草

畑を作るということは雑草を管理するということです。

今どきの農家は、ほとんど田んぼや畑に出ていませんが、除草のためにはよく出てきます。
刈払機を使うか、除草剤を撒いています。

さらに除草の範囲は畑と畔だけではありません。
土地の所有は通常、その法面までを含むので、段々畑の法面の除草も畑仕事の一つなのです。
農道などでは道路の除草も含まれます。

ということでおじさん、畑の横の農道にそそり立つ雑草を刈払機で刈りました。

おじさん、刈払機を使って3年目です。
近くのJAで29000円で新品を買いました。
エンジン22ccの中型機ですが調子はいいです。

雑草の根元を狙って右から左に振ると気持ちよく刈れてゆきます。

おじさんの機械は22ccなので、丸刃専用ですが、25cc以上の大型機では、プラスチック紐を装着して、紐を回して草を切るやり方もできます。

紐で切るやり方のほうが大量に切れますが、石などに紐が当たると大変な勢いで飛ぶことがあり、防護面は必着です。

大家さんから赤いカブ

今日の収穫はレタスと長ネギ、ズッキーニ、キューリでした。

いつものように初物を畑の大家さんに持ってゆきました。
レタス、ズッキーニ、長ネギです。
昼間は誰もいないことが多い大家さん宅ですが、今回は奥さんが庭仕事をしていたので、収穫を手渡しすることができました。
喜んで受け取ってくれ、お返しに赤い小カブをくれました。前回、玉ねぎを玄関前に置いて行ったことも覚えていてくれました。

こういう人間らしいやり取りは何か久しぶりのような気がしました。

思い立って、レタスを2個追加で収穫し、ズッキーニとともに、別荘地の朝市仲間の家へ持ってゆきました。
別荘地唯一の飲食店を経営している家です。
とても喜んでくれました。

一人暮らしでささくれだったおじさんの心がひと時潤いました。
人と人を取り持ってくれた野菜よありがとう。

1週間ぶりの畑と夏野菜たち

1週間ほど自宅に帰ってました。
家族の誕生会、米寿祝に、20年来恒例の町内会のバーベキュー大会までありました。
山小屋へ戻り、畑を見たのは1週間ぶりでした。

雨で湿った土。雑草は旺盛

畑はたっぷり水を含んでいました。
梅雨前線による長雨のせいでしょう。

びっくりしたのは雑草の生育ぶり。
畑を離れるにあたり、けっこう雑草を抜いたり、刈ったりしたつもりでしたが。
土の中の種が一斉に発芽したごとく、雑草が畝を畝間を新たに覆っていました。

それでもレタスや長ネギは収穫間近の成長ぶりでした。

いんげんが花を咲かせていました。

トマトは1株から2本3本と茎を出していました。
ズッキーニは実がなり始め、取り遅れた実が肥大していました。

キューリの剪定をする

キューリの剪定をしました。
根から5節までは葉も花も取ります。
6節以上は、実を1本残してその先のツルをカットします。

要するに1本立てで育てるのがキューリです。
1節で1本の収穫ですから収量も限られます。

ほおっておいて限りなく結実しそうな勢いのゴーヤなどとは違い、箱入り娘の感じがします。
ナスと同様にキューリは長い間改良が重ねられ、人工的要素が濃い野菜なのかもしれません。

おじさんは去年からトマトの1株3本立て栽培に挑戦中。

いずれはキューリについても、おきて破りの放任栽培に挑戦したいもの。
来年はキューリも接ぎ木の苗にしようかしらん。

収穫は長ネギ、レタス、ズッキーニ

長ネギを1本抜いてみました。
太さは十分ですが、白身の部分が短かった。
土寄せして白身を増やすことにします。

レタスを1個収穫してみました。
ふんわりと巻いていました。
思えばよくここまで育ちました。
雨が多いと腐り、日照りが続くと溶けるのがレタスです。
レタスの収穫にはおじさん感激です。

ズッキーニが3本採れました。
おじさんの畑とズッキーニは相性がいいようです。

ジャガイモの勢いは止まっていません。
デストロイヤー種の花が咲き誇っています。
男爵の花はいつの間にか終了しています(あるいは咲かなかった?)。
7月には収穫できそうです。

1か月ぶりの畑。
夏野菜たちはそれぞれたくましく生きていました。
雑草も。

半年間のお待たせ!玉ねぎを収穫しました

玉ねぎを収穫しました。

去年11月に苗を定植し、半年。
積雪の年を苗で越え、春を迎え、成長の時期を過ごし、予定通り6月中旬に収穫に至りました。

おじさんが山小屋に不在の、12月から3月までの間は全くのほったらかしでした。
苗の根元に燻炭ともみ殻を厚めに敷いておいただけです。
元肥もなしでした。

4月に苗が生きているのを確認。
追肥を施し、ひたすら成長を待ちました。

隣近所の畑からは生育がかなり遅れましたが、最近になって葉が急激に成長。
長ネギのような太い葉が立ったかと思うと、球が大きくなり、あっという間に葉が倒れました。
葉の倒れた時が収穫時期です。

待望の収穫時期が到来

収穫当日の玉ねぎ畑の様子です。
玉が地表に露出していますが根は張っています。

葉を握ってちょいと引っ張って根を引き抜きます。
そのまま畑に転がしておきます。

次の作業は根切りです。
玉ねぎが少しでも余分な水分などを吸収しないようにするためです。

次に葉を長さ15センチほどにカットします。

葉を全部カットすると、球から新しい芽が出ようとするのでそれを止めるためです。また、葉を全部残すと葉に養分が行ってしまうようで、長さ15センチくらいにカットするのがいいようです。

葉をカットしたら畑に転がして乾かします。
おじさんの畑にはスギナが出現し、あさつゆにきらきら輝いていました。
そこで、玉ねぎがあさつゆを吸収するのを防ぐため、スギナから離れた乾いた畝間に玉ねぎを並べました。

玉ねぎの収穫は畑が乾いたときに行うのが鉄則です。

計140個ほど収穫しました

数えると合計140個ほどの収穫でした。
万歳です。

昨年はピンポン玉ほどのものが数十個の収穫でした。
定植直後の雨で苗が一度流されたことと、冬期間日陰になりがちな場所に作付けしたことが原因でした。

今年は大玉、中玉が計80個、小玉以下が60個の収穫でした。

大家さんに大玉5個を持ってゆきました。
初物は届けることにしています。

畑に2,3日置いて乾かすのが本来ですが、天気予報が午後から雨のため、そのままコンテ内に収容。

山小屋に持って帰って、重ならないように苗箱に広げて軒下に収容しました。

しばらくしたら、ネットに入れるか、葉を縛るかして軒下に吊るして保存しようと思います。
保存期間は夏までが目標です。

やはり作物というものは無事できてなんぼです。
収穫してこその野菜作りです。
育ってくれた作物に感謝!です。

畑の追肥に良し!ボカシ肥を仕込む

畑づくりに悪戦苦闘する素人「百姓」の山小屋おじさんです。
一応、今年の春の作付けはほぼ終わりました。
ジャガイモなどは順調に育っています。
しかし、自根苗のナス、ピーマンや、直播のトウモロコシ、落花生、枝豆などは生育がいまいちです。
根が定着して生育中のキャベツなども生育のスピードがゆっくりしています。

ゆっくり生育し、栄養と食味をため込んでゆくのもいいのですが、旬の時期に収穫時期を迎えたいというのが、「百姓」の偽らざる気持ちです。

追肥について考える

生育をコントロールする方法の一つとして追肥を施すということがあります。
ほとんど肥料のいらない、サツマイモや枝豆などはいいのですが、肥料食いといわれるナス、トウモロコシ、ゴーヤなどは元肥のほかに、適切な追肥が収量と収穫時期に直結するといわれています。

現在、おじさんは自分の農業技能のなさをカバーするために、えひめAIを施す、微生物農法を標榜していますが、かといっていわゆる自然農法や不起耕栽培を目指しているのかというと、そういうわけではありません。

農薬、除草剤は使いませんが、必要に応じて化学肥料も使用し、作物の収量と食味と収穫時期の最適化を目指しているつもりなのです。

かといって年齢的に、また条件的に、畑にそそぐエネルギーには限度があります。

世にいう篤農家や畑の名人とは別世界に居つつ、畑を理解し、作物に愛される素人百姓を目標に頑張ってます。

ということで、作物の種類が多くなった今年、必要な追肥としてボカシ肥を導入することを考えました。

ボカシ肥を仕込む

ボカシ肥は売っています。
たいがいは小袋で売っているイメージです。
材料をあつらえ、調合して発酵させて作るから大量には作れないのでしょう。

発酵済みの肥料故、作物がすぐ吸収できる状態になっています。
その点では、化学肥料と同じ働きをします。
追肥としては持ってこいの肥料です。
素材は、ぬか、油粕、骨粉、草木灰など様々です。

今回はおじさんが日ごろ使っている、えひめAIの力を借りたボカシ肥を作ることにしました。
教科書は、雑誌「やさい畑」2019年春号の付録「手づくり肥料ハンドブック」です。

篤農家、名人は畑の作業にいちいちマニュアルなどは参照しませんが、素人「百姓」を目指すおじさんに、資料は必須です。
自分に合った資料に巡り合うのも、素人「百姓」の醍醐味?です。

えひめAIボカシは、ぬか、もみ殻、燻炭で作ります。
どれもおじさんの山小屋にあります。
製作費はタダです。

まず、材料を混ぜる箱を用意します。

ぬか、もみ殻、燻炭を分量用意します。

えひめAIと、その発酵を助ける砂糖を混ぜます。

ぬるま湯を注ぎます。

握って固まる程度に水分を加えたら、米袋に入れます。

水分保持のためビニール袋に入れて保存します。
灯油を買ったときにスタンドがサービスにくれたビニール袋を使いました。
早速ビニール袋の内側が湿気ってきました。

発酵後は、主に夏野菜の追肥に使い、収穫増量を目指したいと思います。

梅雨寒の畑 野菜は育つ

6月10日になりました。
山小屋周辺は雨。
関東は梅雨入りしましたが、信州も梅雨空です。
肌寒いのでストーブをガンガン焚いています。

ほぼ1週間ぶりに畑へ行きました。
雨でしたが土が固まらない程度に畔を回り、作物の様子を見ました。

夏野菜は、植付時期の暑さの影響か、ナスの調子がいまいち。
乾燥と暑さが大好きなトマトは好調でした。

苗たちは定着していますが、育ちの点でいうと、自根の苗はやはり育ちが遅いようです。
地中で自分の根を育てている最中なのでしょう。
えひめAI液を散布して応援しようと思います。

遅れ気味だった玉ねぎ。
6月を迎えて急激に球が大きくなりました。
収穫間近です。

4月頭に定植したレタスも無事育っています。
太陽に熱されたマルチに触れたりすると溶けるくらいデリケートな作物です。
今回はマルチなしで栽培。
暑さにめげず頑張りました。

長ネギもここへきて伸びはじめました。
元肥はなく、えひめAI液と化学肥料の追肥で育っています。土寄せ2回。

ジャガイモの花が咲き始めました。
紫色の花は、デストロイヤーという品種です。

ヤーコン、サツマイモも根付きました。
キャベツは少々虫に食われながらもこれから玉が大きくなる季節です。

寒い4月。
ときどき急に暑くなった5月。
長雨が心配な6月。
畑の作物は気候の変動にもめげず頑張っています。

作物というものは待っていれば育つものなんですね。
季節というものは時期が来れば温かくなるものなんですね。

案ずるより産むがやすし。
というか、完全に環境任せなおじさんの畑でした。

今年の畑の作付けができました

今日から6月。てんてこまいのおじさんの畑も、ようやく作付けの終わりが見えてきました。3か所の畑の作付けと写真です。

上の畑の作付けと写真

・スイカ×1株
・アスパラガス×5株
・ナス×8株
・キューリ×4株
・ゴーヤ×2株
・ズッキーニ×4株
・夕顔、縞うり、しし唐、赤ピーマン、黄ピーマン、万願寺
唐辛子×各1株
・トマト×10株
・ミニトマト×2株
・鷹の爪×2株
・オクラ×5株

・トウモロコシ×3畝
・白菜×2畝

手前アスパラガスの畝から下を見る

手前トウモロコシを直播した畝から上を見上げる

中の畑の作付けと写真

〈1段目 の畑〉

・かぼちゃ×1畝
・サツマイモを×2畝

それぞれツルを存分に伸ばすため、3畝のみの作付けとしました。
手前がかぼちゃの畝。奥2畝がサツマイモです。

〈2段目の畑〉

・里芋 ×3畝
・ショウガ ×1畝
・ヤーコン ×2畝
・かぼちゃ ×1畝
・枝豆 ×1畝

マルチをかけた畝が里芋です。作付けしたのは半分ほど。余ったスペースはかぼちゃのツルが伸びる場所として、また枝豆の直播用として使います。

〈3段目の畑〉

・ジャガイモ×15畝
・ミョウガ少々

〈4段目の畑〉

・藍×10畝
・紅花×1畝
・黒ゴマ×3畝
・白ごま×3畝(予定)

下の畑の作付けと写真

・ニンニク×2畝
・玉ねぎ×3畝
・キャベツ×3畝
・レタス、カリフラワー少々
・長ネギ×1畝
・落花生×1畝
・インゲン ×2畝
・枝豆×2畝
・茎ブロッコリー×1畝
・ツルムラサキ、ハックルベリー、食用ほうずき、オカヒジ
キ、モロヘイヤ、アイスプラント、バジル、アオジソ少々

右手長ネギの畝から左手方向を見る。

ネットがかかっているのは枝豆の直播の畝。

総括

畑は全部で、3か所に分かれ、計6枚あります。
機械は手押し耕運機が1台。
あとはハンドで対処しています。

はじめての広さに勝手がわからず、また初めての作物に戸惑い、ポット蒔きの芽出しが思うようにいかず、と混乱、てんてこ舞いの春の畑です。

うまくいったらそれはすべて作物たちの力のおかげです。
さてどうなるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サツマイモを定植しました

サツマイモの苗を定植しました。

去年は5月21日に定植しました。
マルチをかぶせて畝を作り苗を植えたのですが、苗が灼熱の太陽に熱せられたマルチに触れたので、ほぼ全滅したものでした。

その後、植え替え、マルチなしの畝でもう1畝作付けし、何とか収穫できたのでした。

今年はマルチなし、元肥なし、どろどろ畝で挑戦!

今年はなるべく作業軽減の観点から、サツマイモの定植はマルチなしとしました。
この作物に多肥は厳禁とのことですので元肥も施しません。畑の耕耘時に牛糞、ぬか、石灰、もみ殻を薄く蒔いただけです。

サツマイモの苗は、新聞紙にくるんでおけばしばらくは持つほど丈夫なのですが、何せ折からの日照りです。
乾燥対策として畝にできるだけ水をまき、どろどろにしてから定植することにしました。

定植の手順

まず畝を切り、へこみを作って水を撒いてゆきます。
畝をどろどろにしたいのですが、水の便が悪い畑故、ポリタンク1個分の水を使っての作業です。

どろどろに苗を差し込んでゆきます。

苗に土をかけてゆきます。

乾燥対策のため、もみ殻をかぶせて終了です。

25本の苗で2列の作付けとなりました。
畝間はたっぷりとりました。
なぜかというと、サツマイモは伸びたツルを畝に潜らせると新しく根を張り、イモを実らせるというのです。
そのための用地確保としての広い畝間です。

捕らぬ狸の皮算用とはいえ、挑戦してみましょう。
戦時中の食糧難時代に人々を救済したサツマイモの実力を見させてもらいましょう。
これから、戦時中と同じような食糧難の時代にならぬとも限りませんから。

春の畑で「芽出し」について考える

山小屋も信州の山里も春真っ盛りです。
春どころか、真夏のような気温の日もあります。
畑も日照りのなか、苗たちは元気です。

夏野菜の苗たちの様子

トマトは斜め植え。支柱がなくても元気です。

自根苗のナスも葉っぱがピンとしています。

日差しに耐えるズッキーニです。

自根のキューリも葉の色がいいです。

アスパラガスの芽です(手前の長い茎)。
収穫は来年からです。

夏野菜の畑の畔の除草を大家さんがやってくれました。
感謝。

畑に沢蟹がいました。元水田だった畑です。

山小屋での種まきのこと

おじさんは今年、4月初旬に第一弾の種まきをしました。
トウモロコシ、枝豆、藍などをポットに蒔いて山小屋で管理しました。
今年は4月10日に積雪があり、ゴールデンウイーク前半には霜が降りました。
ポットに水やりする際の水温も氷水のようでなかなかポット内の地温は上がりませんでした。

夜間は室内に入れるなどしましたが、順調に芽が出たのは、藍と茎ブロッコリーくらいでした。

結論。
標高1300メートルの場所では温室栽培以外での4月初旬からの芽出しは困難だということ。

聞けば地元では、ポットでの芽出しは主流ではなく、地温の上昇を待って畑に直播するとのこと。
一般的な栽培マニュアルではポットでの芽出しが当然のようになっている、トウモロコシや枝豆、白菜などもここでは直播するとのことです。

郷に入っては郷に従えとはよく言ったものです。
地元からの情報を遮断しては有効な地元ライフは送れないことを改めて痛感します。

「夏野菜の定植は蓼科山の雪が消えてから」という地元の言い伝えも参考にしたものです。

芽出しについての教訓

ということで、今年おじさんは教訓を得ました。

教訓その1
雪や霜に強い作物は、冬越ししたり4月上旬に定植、種まきしても大丈夫だということ。
玉ねぎ、にんにく、キャベツ、レタス、ブロッコリー、長ネギなど。

教訓その2
ポットに種まきするときも気温が高くならないとだめな作物は、地温上昇を待って畑に直播するという選択もあること。
トウモロコシ、豆類、カボチャなどがそうです。

教訓その3
夏野菜の定植は完全に霜の心配がなくなってから。
早くても連休後に。

また、小さいポットで芽出しした後、大きめのポットに移植して苗を大きくするという方法もあります。
移植した茎ブロッコリーの苗です。