りんごバイト1週間

フジ収穫の季節です。
今年も立科町五輪久保地区のリンゴ農家で摘み取りのアルバイトをしました。

リンゴ農家でのバイト
立科町から望む冬の浅間山

フジの収穫は11月中旬から1週間ちょっと。
雨以外で休みはありません。
山小舎おじさんは4連勤して1日休んだ後、3連勤しました。
定時は8時から17時。
9時に出勤して15時に上がりました。
通勤時間が45分ほどと長く、寒い朝と暗くなる夕方を避けたいためです。

この日は姫木が雪だった

メンバーは10人以上。
ほぼほぼ去年のメンバー通りですが、姫木から新たに1名参加したのと、例年参加の「先生」が中学時代のお友達を4,5人連れてきていました。

66歳になるという「先生」はリンゴ農家の娘の元担任です。
先生と同学年だった主婦たちは県内の佐久地方から集まっています。
日焼け防止の装いも堂に入っており、脚立に登り重い籠を上げ下ろしする様子は安定しています。
都会の同年齢の女性に比してその”戦闘力”は圧倒的です。
日頃、家事だけではなく、畑仕事その他で体を動かしていたことが想像できます。

弁当を詰めて出発
10時と3時にはお茶がある

彼女らはよく働くだけではなく、楽しそうによくしゃべり、お互いの仲が良いだけではなく、我々とも屈託なくコミュニケーションを取ってくれました。
都会の女性のように、無遠慮に自己アピールすることはないのですが、年齢に比して開き直ったふてぶてしさがなく、ふるまいにかわいらしさがあるのです。
日本の昔の女性を思い出しました。
これは、地元の人たちと話す貴重な時間でもありました。

家族で行う選果場
贈答用のA品が並ぶ

お弁当の時間に農家の座敷で、彼女らとしゃべるのが楽しみでした。
また、農家の娘さんが地元の青年と婚約したとの報告があり、嬉いニュースでした。
青年は土曜日に手伝いに来て一緒にお茶を飲み、皆からの質問に答えていました。

バイトのお礼貰ったお土産用B品

無事勤めが終って、お土産のフジB級品をもらいました。
その量が前年の半分以下だったのが残念でした。

町内の津金時の晩秋風景

「ふくしの窓」配布

シルバー人材センターのバイト第二弾として「ふくしの窓」をポステイングしました。

「ふくしの窓」は調布市社会福祉協議会の会報で市内全戸配布。
山小舎おじさんの担当区域は前回同様深大寺元町です。
期間は3月4日から10日まで、配布は期間厳守です。
部数は2060部。
まあ余ります。

「ふくしの窓」第一ページ

「ふくしの窓」はB4サイズ、8ページあります。
それが二つ折りになっており、配布時にはさらに折らなければ郵便受けに入りません。
自転車に積むには前後で500部が限度です。

内容的には見るべき記事なし、の今月号

深大寺だるま市の当日から配布開始です。
この週は、雪の予報が出たり、雨だったり、寒かったり。
天気の合間を縫っての配布です。

この日はだるま市開催日

深大寺元町は、国分寺崖線の上下、野川を挟んでのエリア。
坂道や川沿いなど道路が入り組んでもいます。

また、最近の住宅地は、急坂にあったり、入り口幅2メートルほどの奥に敷地があったりします。

木造アパートの二階にも配布しいますが、ポストがいっぱいだったり、空き家だったり。
アパートやマンション全体の集合ポストがあれば効率がいいのですが。

梅が満開

このエリアは自宅からは離れているので、昼食に帰ってくるのは非効率です。
どこかで休んだり、食事をするのですが、武蔵野市場周辺にしか(あるいは深大寺周辺)食堂や商店がなく、ちょっと不便でもあります。

昼頃には警察の広報車が『ただいま、調布市内で振り込み詐欺の電話がありました・・・。』などとスピーカーで広報しています。
午後1時を過ぎると『まもなく小学校の下校時間です。見守ってください。』のアナウンスも。

もう午後一時かと思いながらのポステイングの日々。
今年は腰が痛くなり、もう年なのかと感慨?も新たです。

桜が開花?

シルバー人材センターのポステイングバイト

しばらく音沙汰がなかった、調布市シルバー人材センターから連絡がありました。
地域活動情報誌・じょいなすという、見開きA3サイズの者のポステイングです。

じょいなす令和7年春号

シルバーでのポステイングバイトは数年前に、社会福祉協議会の月報「福祉の窓」3000部の配布を、つつじが丘地区で行ったことがありました。
今回はじょいなすの深大寺元町地区での配布です。

センターで住宅地図を渡される

じょいなすの発行元は調布市役所生活文化スポーツ部協働推進課というところです。
令和7年春号のテーマは「自治会」。
各地の自治会の活動報告や代表者の感想などを通して、住民の自治会への参加を呼び掛けています。
地方自治法により、住民は自治会を組織することができるのですが、未参加の住民や、自治会が未組織の地域が増えているのでしょう。

2060部を預かってくる

ペラペラのビラの2000部ですので軽く引き受けました。
「社会」から声がかかり、必要とされたことがうれしくて、久々に充実感を感じました。
年齢に関係なく、他人から必要とされることは大切なんだと改めて思いました。

愛車ママチャリ号で出発

一日目、配ってみてびっくり。
坂が多く、土地も混み入った場所が多く、また大規模なマンションが少ないので、配る作業の効率が悪いのです。3000部配るつつじが丘地区よりもっと大変な印象です。

自分自身の体の衰えも痛感します。
小回りや足の上がり方、そして体力そのものが低下しています。
相当自覚しながら作業しないと、ケガにつながりかねません。
運動にはなりますが。

深大寺周辺は梅が満開

また、深大寺元町あたりは、土地勘があるようでない所。
植物公園と深大寺周辺、野川沿いくらいしか普段はいかない地域なのです。
実際に歩いてみると、国分寺崖線にかかる坂の多さはわかってましたが、その上に区画も狭く、変形して混み入った土地と住居が多いことがわかりました。
表通りからは見えない場所に住居があるようなこともあり、配り漏れも出てきそうです。
活動量のわりに、配る部数がはけない印象です。

深大寺の参道には訪れる客の姿が

二日かけて配ったのは500部程度。
まだまだ先はあります。

シン・りんご園でバイト

りんご園でのバイトが終わりました。
バイト期間中の山小舎おじさんは、早朝の起床、お弁当作り、慣れない環境と作業、初めて接する人々などなど、貴重な体験の中を嵐のように過ごしました。

9時出勤のためには、6時、遅くとも6時半には起きます。
ストーブをつけて朝食。
昼食用の弁当を作ります。

弁当はバランスを考えて、メインのおかずと野菜を入れます。
野菜はカボチャや里芋の煮物、根菜類の煮物などを、前日までに炊いておきます。
メインにはブリの漬けを焼いたり、コロッケを半分に切ったり。
彩にブロッコリーをチンしてくわえたりします。

お弁当1
お弁当2
お弁当3

夏の草苅バイトの昼食は山小舎に帰って摂ることができたので、案外簡単でした。
温かいものも食べられましたが、いつもの孤食の上、間に合わせでした。

一方、りんご園での昼食は、農園主が母屋の一室を開放してくれ、お茶を用意してくれるなど万全の環境だったのに加え、バランスと量を考えた持参の弁当を、バイト仲間の方々と談笑しながら食べることができ、バイト仲間と交流できる楽しいひと時で、消化吸収にも良いものでした。

この時期の外での作業は、まず第一に保温を考えなければなりません。
朝の山小舎は凍てついて、あたりが真っ白な日もありました。

農園がある五輪久保では、ポカポカした日もありましたが、冷たい風が吹く日もありました。
バイト仲間はほとんどの人が、冬用のジャンパーにオーバーズボンをはいていました。
山小舎おじさんも、上に4枚を重ね着し首にタオル、さらに薄手のヤッケ姿、下には冬用の股引の上に作業ズボンという格好でした。
それでも夕方は動いていないと寒くてしょうがない日もありました。

りんご農園がこの時期に用意する資材も大変な量となります。
アルミ製の脚立が10脚以上、摘んだリンゴを入れる籠(15個以上入る)が数えきれないほど。
籠を10個ずつ運ぶキャリアーがエンジン付き、手押し式各1基(ほかに斜面用のキャタピラー付ががあったかもしれない)。
選別したリンゴを入れる屋号の入った専用コンテナが数えきれないほど。

家族が行う選別場所は、テーブルを並べ、バッテリーから照明とラジオ用の電気を取って、畑ごとに設営されます。これら資材を準備するだけでも大変な資力がいります。

電灯がぶら下がった選別場。ここにバイトが摘んだリンゴが集められる

バイト仲間も構成は、山小舎のある姫木からは、二組の夫婦が参加。
ほかの方々は地元ですが、佐久市の浅科や上田市、白樺湖のロッジ経営の人、小諸からくる農園主の義兄、老齢のご夫婦などの方々でした。
女性陣は互いを下の名前で呼び合うなど、なが年の交流をうかがわせる親密な関係ぶり。
地元では名字が同じ人が多いので、自然と下の名前で呼び合う習慣なのかもしれません。

農園の敷地内にある、りんごの自販機

地元生まれ育ちの農園主の言葉は、皆の前でしゃべる時は完全な標準語でした。
仲間うちの時は地元言葉が出るのかもしれませんが、常に地元言葉を発していたひと世代前とは完全に異なっています。
さらに下の世代は仲間内でも標準語でしゃべりあっているのかもしれません。

りんごもぎの仕事は慣れるまでが大変です。
最初のころはよく実を落下させました。
実と枝をつなぐ軸は実の重量を支えるほど頑丈ですが、ひねったりすると簡単に離れます。
それがわからないと、空中で実を持ち替えたとたんに手から離れて落下するのです。
また、ちょっとでも引っ張る様にすると軸が実から取れてしまいます。

軸が離れる場所に指を当ててひねるようにしてもぐのですが、ポジション的にむづかしい状況はいくらでもあります。
脚立に乗り、重い籠を操りながら、いかにして軸を残し、きれいのもぐかが肝心です。
それがりんごの等級を下げないことにつながるのです。

五輪久保のフジ

最終日に農園主がお土産として、りんご1ケースをくれました。
農園一家が選別したA級品の1コンテナ分です。
ありがたいやらうれしいやら。
これは早速、自宅に送りましょう。

農園のバイトへの厚遇ぶりと、農園の経済的豊かさがうかがえます。

最終日にお土産でいただいたフジ

りんご農園の1年のハイライト、フジの収穫が終わりました。

農園はこの後も、選果場への出品のほか、贈答用超A品の荷づくりと発送、A品の自宅前での直売など忙しい作業が待っています。
バイトへの賃金の精算と送金も奥さんの仕事です。

来年の再会を約して農園を去りました。
12月からの直売には来ようと思います。

五輪久保から望む浅間山

続・リンゴ園でバイト

五輪久保のりんご園で、フジ収穫のバイトが始まって11日目となりました。
山小舎おじさんは、この間2日休んだので、9日出勤したことになります。

バイトの就業は、標準で8時から17時です。
山小舎おじさんは9時から15時までの就業です。
午前中で帰ったこともありました。
休むときは農園主か奥さんに前日伝えればよく、午前中で帰る時は当日伝えればいいというものです。
事前に伝えておけば、何時に帰っても農園主一家は「お疲れさまでした」と挨拶してくれます。

五輪久保地区の表示板。背後は収穫の終わったりんご畑

農園主一家は穏やかな性格で、バイトの使い方も心得ています。
なんでも、昔は収穫の手伝いに、青森からの出稼ぎ者を使ったそうで、彼らの宿泊場所もあったそうです。

そういったこともあり、臨時雇いの者については、時間や規則で縛るようなことはせず、相互信頼に基づいた扱いをします。
たとえば、昼休み母屋を昼食場所に開放してくれますが、「13時までここにいてください」といってくれます。
夕方も、17時まで就労するバイトに対しても、必ずしも時間一杯働かせるようなことはなく、暗くなったり、仕事に区切りがついたら上がらせます。
雨の日は中止です。

この日の収穫現場

金銭的な面では、通勤費として1台当たり1000円/日の、また昼食代として300円/日の支給があります。
素晴らしいホワイトぶりです。
10時と15時の休憩では、リンゴと日替わりの菓子が出て、皆でコンテナを囲み、雑談します。

農園一家で行う選果場所

肝心の仕事ですが、これには慣れが必要です。
脚立に上ってりんごをもいでゆくのですが、脚立の上り下りの体力、脚立を使ってある程度高い所へ上るバランス、りんごが入った籠を運ぶ力、りんごを等級を下げずにもぐ技術などがいります。

戦禍の終わったりんごが入ってケース

山小舎おじさん以外のバイトの人は、数年の経験者が多く、技術力と人柄が定評ある方々です。
また、バイトをしている理由として、リンゴ特にこの農園のりんごのファンである人が多く、バイトすることと同時に、りんごの注文するなどしています。
農園とリンゴにつながる目的でバイトしている人がほとんどのようなのです。

りんご農園でバイト

立科町の五輪久保という地区のりんご農家で、フジ摘果のバイトを始めました。

立科町の五輪久保はりんごの名産地です。
11月はフジの収穫時期、農家は一斉に収穫します。
バイトを募集して収穫作業をする農家もあります。

山小舎おじさんは、姫木管理事務所での草苅バイト仲間に誘われ、りんごもぎのバイトをすることにしました。

立科町の五輪久保地区は、浅間山を望む佐久盆地の西の端っこにあります。
町内を横切る中山道で笠取峠を越えると山小舎のある長和町へと至る位置取りです。
山小舎からは大門街道を上田方面へ下り、笠取峠を越えてたどり着きます。
車で小1時間ほどかかります。

初日は笠取峠を越えたところにあるコンビニで待ち合わせて草刈り仲間と合流し、リンゴ畑へ向かいました。

農園のりんご畑は、2,3か所に分かれており、初日は斜面に展開する場所での作業。
太い幹と枝のりんごの木には文字通り鈴なりの実が成っています。
地上から手を伸ばして採れる範囲はそのまま立って採り、木の上の方の実は脚立に上って摘み取ります。

収穫前のりんご園と脚立、籠

ご存じのように、売っているりんごの実には軸がついていますが、あれはわざと軸が残るように摘み取ったためです。
力ずくでもぎ取ると、軸は実から取れてしまいます。
軸には、実から少し離れたところに、切り離しができる部分があるので、そこで切り離すようにして摘果するのですが、最初は難しく、一籠のうち1,2個は軸がついていない実を収穫してしまいます。

脚立に乗って収穫するバイト仲間

また、脚立に上って摘果するときに、手が滑って収穫した実を落としてしまうことがあります。
これは出荷できない実となるので、その場で廃棄します。
一部腐っていたり、鳥や虫に食われた実もあります。

収穫した実のはいったかごを並べる

バイトさんたちが摘果して籠に入れたりんごは、農園の一家が選果します。
選果は生産者にとっては真剣勝負の場。
集中して作業が行われます。
ここで合格した実は、専用のコンテナに入れた農園主が農協に持ってゆきます。

10時と15時には休憩があります。
農園の角にコンテナでテーブルと椅子を設けて、農園の奥さんと娘さんがりんごを切り、茶菓を用意してくれます。農園の家族たちとコミュニケーションができる場です。
また、昼休みは農園の母屋の一室を開放してくれ、そこで弁当を食べます。
待遇はかなり良いと思います。

山小舎おじさんは当面15時までのアルバイト。
脚立に上ったり下りたり、りんごの入った重い籠を持ったり、脚立の上の方で高所恐怖症と闘ったり、何よりりんごを出荷可能なように注意して扱ったり、大変な作業です。

脚立の上の風景

まだ始まったばかり。
県内の地元中の地元である、農家の人と面と向かい、会話できる貴重な機会でもあります。
これはただ別荘地に住んでいるだけでは経験できない「フィールドワーク」でもあります。

幸い温かく、フレンドリーな農園の方々です。
仕事する中で、少しでも地元の方々と触れ合ってゆきたいと思います。

令和3年の出荷実績

今年の野菜の売り上げをまとめてみました。

手元にある宅配伝票を取りまとめてみます。
出荷先は彩ステーションです。
奥さんが受け取ってさばいてくれました。
ほぼ完売のようでした。
うれしい限りです。

出荷件数は14件、宅配料金の合計金額は、24,290円です。
赤字はほとんどなく、完売とのことでしたから、毎回の手数料平均を1,000円として、全体の売り上げは38,000円ほど、少なくとも35,000円の売り上げがあったことになります。

月別にみた件数と送料は、6月が1件・1,270円、7月が4件・8,680円、8月が4件・6,920円、9月が3件・4,510円、10月が1件・2,920円です。
売り物の主力が夏野菜であることがわかります。

夏の間の収穫、荷造り、出荷は手間がかかりましたが楽しい仕事でした。
今年からは先方の希望により、個別に袋詰めするのでではなく、種類別の大まとめの荷づくりとしたことは助かりました。
荷物が到着後に小分けして値付けして、販売してくれた、奥さん並びにスタッフさんには感謝あるのみです。

届いた野菜は奪い合うようにして売れ、トマトなどは1袋を分け合って買ってくれたお客さんもいたとのこと、ありがとうございます。
田舎の畑の土の恵みが東京に届くことにお手伝いできたとしたら、こんなうれしいことはありません。

畑にかかった費用をみると、今年から肥料代はゼロなので、資材費だけの出費となりますが、鹿よけのネット代(ぐるりで約50メートル×2基)が約4万円、支柱や寒冷紗などが約5千円、種、苗、種イモなどで約5千円で計5万円ほどでしょうか。
来年からは新規のネット代が不要として、年間1万円ほどの出費で済めば、夢の収益化した野菜作りも可能な計算です。
鹿よけネットの補強に金網などを用意することになれば、もっとかかるか・・・。

収益化のためにも、人気のある夏野菜の品質維持とそれなりの収穫量の確保が必要です。

相変わらず、成り行き任せの野菜作りではありますが、土と地中のコンデションづくりを最優先に、自分が食べておいしいと思える野菜を作ってゆこうと思います。
品種的には、食用ほおずきの思わぬヒットなどがありましたので、それら地域特有の品種(ハックルベリーなども)のと、人気のあるハーブ類、美味しかった枝豆の栽培強化に注力したいと思います。
主力のトマト、キューリ、ナス、ピーマン、ズッキーニなどのに力を注ぐのはいうまでもありません。

東京の皆さま、来年も頑張りますのでよろしくお願いいたします。

冬期間のバイト

山小舎おじさんは冬期間、東京の自宅住まいです。
家族の炊事や、送り迎えなどを手伝っていますが、それだけではもったいないのでバイトをしています。
今年のバイトはテニスコートの受付です。

退職後、調布市のシルバー人材センターに登録していますが、毎年12月から3月までの期間限定で登録しているため、ほとんど仕事の紹介がありません。
今年も期待はしていなかったところ、その期間中の仕事を紹介されました。
市内のテニスコートの受付です。

市のサービス公社が運営するテニスコートの開業時間は8時から20時30分まで。
その間、2時間交代で、5コマ、3組のコート貸し出しをします。
最大15組の利用があります。

受付業務は60代以上の5人で受け持っていて、朝7時前から、20時30分の間を3交代で回します。
山小舎おじさん以外の人は、直接雇われた長期就労者です。

ログハウス風のクラブハウス

今どきの施設運営は、利用者の個人情報管理から、利用者のクレーム対応、建物のセキュリティー運用まで、と幅広く、想像するのんびりした仕事とは違っていました。

クラブハウスの内部。今どきなので喚気に注意している

とはいえ、常連の利用者が多く、金銭出納も頻繁ではないため、先輩諸氏の助けを借りてどうにかこうにかやっております。

月14、5回の勤務で、1日4時間半、というのは我々シルバーにとって丁度よい「社会との接点」になっています。
施設内外の清掃業務も程よい運動となります。

事務室内部からの景色。掃除、見回り以外はここで4時間半を過ごす

夜の8時半になって、一人でクラブハウスの戸締りして帰るのはまだまだ慣れませんが、コートで躍動する中高年のスリムな姿を見るにつけ、「まだまだ頑張らなければ」と思う山小舎おじさんです。

続々・別荘地作業バイト

山小舎おじさんの生計を担う別荘地管理会社でのバイト仕事。
6月に入ってからは広大な敷地内の草刈りがメインになります。

この日は総勢10人程度のバイト勢のうち、8人が出勤。
この頃の梅雨のせいで稼働日が少なく、たまの好天の日にはこぞって人が集まります。

事務所集合後、9時の仕事開始に向けて、その日使うトラックに機材を積み込みます。
刈払機と混合燃料入りの10リットル容器、各自のヘルメット、ベルト、前掛け、防護面。
刈払機に使う交換用の紐や刃と簡単な工具が入った籠。
路肩に立てる作業中の看板。
路面に散らかった草などを吹くブロアーと呼ばれる機械。
熊手。各自の水筒、など。

人数にもよりますが、軽トラック2台と、2トントラック1台くらいで出発します。

作業開始後は、だいたい小一時間働いて10分程度の休憩をはさみます。
路肩に座って水分を補給しながら雑談します。
バイトメンバーは別荘地内の住人がほとんどなので、貴重な情報交換の場になることも多いです。

休憩時の風景。ヘルメットを外し、路肩に座って雑談しています。

現場は路肩、側溝とその法面、ロータリーやテニスコート周辺の芝生がほとんどですが、たまに個人の敷地内の除草や倒木の撤去が入ります。
気を付けることは、小石などが飛んで、個人宅のガラスや車のガラスを傷つけないようにすることです。

特に紐(強化プラスチック製)を回して切る場合、後ろに向かって20メートルも小石が飛ぶ場合があるのです。

そのため、路肩での作業時には見張り役を置き、付近に駐車がある場合には移動させ、できない場合はシートで防御します。
刈手の顔面と体の前面を防御するのはもちろんです。

休憩時間には燃料の補給と、紐の調整を行います。
いかな強化プラスチック製の紐とはいえ、草と石相手にぶん回していると、どんどん減ってゆきます。
減った紐の調整は常時しなければなりません。
また、紐を消耗しつくせば新しい紐を取り出してセットしなければなりません。

刃で刈る場合は、それほど石が飛びませんが、草に対する対応性、地面に対する対応性、力の強さで紐の方が優れているので、通常は紐で切ります。
柔らかい草から笹までを切り、凹凸があったり砂利交じりの地面にも細かく届くのが紐なのです。
刃は、どうしても石を飛ばしたくない場合や、堅い笹などを切る時に使います。

25CC以上の大型の刈払機を一日使っているとやはり疲れます。
体の移動や、立ったり座ったりの動作は少ないのですが、時間がたつにつれ、機械の重みがこたえてきます。
腰あたりも凝ってきます。

おじさんにとっては週3日の勤務が精いっぱいです。
畑作業との兼ね合いもありますが、体力的にもそれくらいが無理のないところです。

バイト仲間には、週5日勤務だったり、体力にあふれる60代後半もいますが感心します。

7月1日の畑の収穫です。

キューリは皮が硬いものの青臭い香りがして最高です。

レタスが長雨で腐り始めたので3個ほど収穫。
これも「味」がありました。

パクチーが生い茂っているので、数本切って収穫。

ズッキーニは初収穫です。

モグラに根を切られてしおれかかっていた白菜は持って帰って、八宝菜的に炒めて食べました。
炒めてもくたっとならないほど「硬い」白菜でした。
これはちょっと売り物は無理か。夏の露地栽培の難しさです。

キューリとレタスは欲しがっているバイト仲間に進呈。
残りは保存中の玉ねぎとセットにして自宅に送りました。

白菜、ズッキーニとキューリ8本。
パクチーとレタス3個。

別荘地作業バイト開始!

今日から山小舎でバイトを開始しました。
別荘地の管理事務所の作業です。
毎年4月から5月は、側溝などの落ち葉除去。
6月から9月までは草刈りが主な仕事です。
おじさんは今年で3年目です。

今日のバイト数は8名。
ほぼ最大限の出勤数です。
うち6名が別荘地の住人。
2名が茅野市から通ってきています。
毎年メンバーがほぼ固定化している陣容ですが、今年は茅野からの2名が初参加となりました。

9時から17時まで、土日祝日と雨天以外が勤務日です。
昼休み1時間は山小屋へ帰って昼食を摂ります。
おじさんは、体力的にも畑仕事との兼ね合い的にも、最大で週3日ほどの勤務です。

今日の仕事は別荘地内の側溝の落ち葉除去です。
軽トラに道具を積んで出発し、時々休みながら仕事します。

道具は、熊手のほか、鍬、スコップなどです。
集めた落ち葉はダンプに積んで近くの山の捨て場に持っていきます。
捨て場には重機で掘った巨大な穴があり、そこに捨てるのです。

別所内は広大なため、仕事はいくらでもあります。
現在の落ち葉除去の仕事は特段の技術がなくてもできますが、6月頃からの除草は、刈払機を使うので若干の慣れが必要です。
特に斜面での刈払機の使用には体力を使う仕事です。

貴重な現金収入の手段でもあり、貴重な対外コミュニケーションの機会でもあり、体に気をつけながら続けてゆきたいと思います。