10月も下旬に近くなりました。
秋を探して軽トラで旅に出ました。
八ヶ岳周辺の紅葉はどんな様子か?
また、東京の山小舎おばさんからの「渋柿があったら送って」のリクエストに応えるために。
コースは、大門峠からビーナスラインで蓼科別荘地方面へ。
メルヘン街道に合流し、麦草峠を越えて白駒の池へ。
小海町に下って佐久経由白樺湖へ戻るルート上の道の駅や直売所で渋柿を探す。
ビーナスラインを通って秋を探す
ビーナスラインを走ります。
池の平遊園地の駐車場は平日ながら満車状態、白樺湖の周辺も紅葉で色とりどりです。
スズラン峠を越えた蓼科山登山口の駐車場にも車がチラホラ。
ここからの蓼科山登山コースは一番きついとのこと、おそらく将軍平の山小舎を通らない山頂直行コースなのでしょう。
そのままビーナスラインをたどります。
対向車はチラホラ、天気は秋晴れです。
携帯のナビでメルヘン街道への最短距離を探します。
北八ヶ岳ロープウエイへの分かれ道を過ぎて、蓼科高原別荘地に入った頃、左折して別荘地を抜けます。
登坂の急な別荘地です。
紅葉がきれいに色づいています。
複雑なルートを抜けてメルヘン街道に合流、ここからは一本道です。
途中の展望台で駐車。
北アルプスから八ヶ岳までが展望できました。
麓の山々のカラマツの紅葉も見事です。
観光客が三々五々展望台に駐車してゆきます。
八ヶ岳横断道路であるメルヘン街道の最高標地点、麦草峠を通過します。
ここからは小海町や佐久穂町といった佐久側のエリアに入ります。
というかここまでが茅野市のエリアだったのです、北八ヶ岳の西側の広大なエリアが茅野市(諏訪側)のエリアに分類されているわけです。
白駒の池
麦草峠を佐久側に下ると白駒の池の駐車場があります。
広い駐車場です。
普通車600円の料金を払います。
この日は半分ほどの駐車料、夏のシーズンは満車になるのでしょう、周辺道路には路駐禁止の看板が立っています。
道路際に白駒の池への入り口と案内図があります。
観光客が出入りしています。
登山スタイルの人と、普段着の人が半々ほど。
広めの木道が白駒の池まで続いています。
周りの森はうっそうとしており、地面にはコケが生えています。
人気が多いこともあり、深山の鬱蒼さの度合いは、蓼科山の7合目からの方がより強いような気がしました。
登りが終わって少し下ると、木々の中に目指す白駒の池が見えてきました。
売店というか山小舎があり、チェーンソーと斧で薪割りをする姿も見えます。
湖面の船着き場には観光用のボートが係留されています。
山の中にひっそりたたずむ神秘の湖をイメージしていた山小舎おじさんは現実の白駒の池の姿に軽いショック。
よく言えば観光客を迎える体制の整った姿、悪く言えば俗化した観光地、それが白駒の池でした。
池の周りをたどって、もう一つの山小舎がある白駒荘周辺にも行ってみました。
こちらは宿泊も可能な本格的山小屋のようです。
白駒の池は本格的登山客の目的地ではなく、ここから様々なコースへの登山の中継地点のようです。
本格的な登山客にとっては、休憩地としての白駒の池周辺の山小屋は大いに必要なものなのでしょう。
次々にやってくる観光客の姿を見ながらそんなこと思った山小舎おじさんでした。
小海町から佐久へ、渋柿を探して
白駒の池を出発してメルヘン街道を小海町方面へと下ります。
途中の追分を右折して松原湖を通って国道141号線を目指します。
松原湖周辺の紅葉も見事でした。
たどりついた141号線は、野辺山方面と作を結ぶ幹線道路で、小海町の中心部を通ります。
この道をとおると必ず寄ってしまう、高原のパン屋さん、スーパーナナーズなどが点在する山小舎おじさんの大好きなルートです。
大盛でドライバーやライダーに有名な食堂・風とりもあります。
この日のランチはナナーズの弁当です。
全国各地の地元スーパーの自社製造の弁当は山小舎おじさんのおすすめです。
ナナーズは佐久地方限定のスーパーです。
この日はヒレカツ弁当を買って車中ランチ。
コンビニ弁当に比べて食後の満足感が違いました。
食後の目的は渋柿探しです。
141号線沿いの直売所をのぞきます。
セロリ一束と紅玉リンゴ一袋を買いましたが渋柿はありません。
店長のお兄さんに聞くと、春先の遅霜でカキの成りが悪く、例年の出荷元からも出荷がないとのことでした。
渋柿は、この先の道の駅ヘルシーテラス佐久南でようやく一袋探し出しました。
様々な直売所を巡ったおかげで、白菜やビーツ、サツマイモなどを手に入れることができました。
いずれも山小舎で加工するなり、東京で利用するなりして活用したいと思います。
紅葉シーズンの北八ヶ岳一周の旅でした。