県内ローカル新聞の華麗な世界 みのわ新聞

ちょっと古いが6月19日付の「みのわ新聞」が手許にあります。

上伊那地区の箕輪町にある、みのわ新聞社の発行です。
1部100円。

カバーするのは上伊那地方の辰野町、箕輪町、南箕輪村、伊那市あたりなのでしょうか。
「岡谷市ニュース」というコーナーがあり、岡谷市方面と関係が深いことがうかがえます。

一面は箕輪町水辺公園のホタルのニュース。
同じ地域の辰野町もホタルで町おこしをしています。
一面には、現役世代の女性が3人で紙マルチを使った田植えを行ったというニュースもあります。
専業農家や業者以外の人が、エコなコメ作りを行うなんてタイムリーな記事です。

箕輪町内ニュースB面の「箕輪町図書館・新着本を紹介」コラムもイケてます。
図書館職員のおすすめ本として「それいけ!平安部」という若者向けの本が紹介されてます。
時代にマッチした本のセレクトがいいです。

辰野町A面ニュースには、子ども食堂の記事が。
自然と食材が豊かな辰野町でも子ども食堂が、2021年より行われているのですね。
150食が10分ではけるそうです。
中学生以下は無料、高校生100円、大人300円です。

一面からめくった二面にはハッチョウトンボの記事が。
全長2センチという日本最小のトンボが伊那市の湿地帯「トンボの楽園」で羽化を始めたということです。
現地では「新山トンボの楽園を育てる会」の会員80名が保護観察の活動を続けているとのこと。
7月5日には観察会の開催されるとのことです。

一見してページ数も少なく、内容的にも薄い印象があるみのわ新聞ですが、よく読むと時代にマッチしたニュースをもれなく集めていることに気が付きます。
岡谷から辰野、伊那まで上伊那地域が文化的にも人の交流的にも、つながっていることがわかります。

お寺の御開帳の広告
地元の酒屋さんの広告もいいですね

箕輪に寄ったらみのわ新聞ですね。

令和7年6月7日の「信濃毎日新聞」

外出の際に両替のため、コンビニで新聞を買うことがあり、手元に6月7日付の信濃毎日新聞があります。

信濃毎日新聞は県内最大の新聞です。
たいていの家では同紙を取っており、直売所やスーパーに置いてある包装用の古新聞は必ずといってよいほどこの新聞です。

内容は充実しており、全国ニュースは朝日、読売などの全国紙にそん色なく、むしろページ数が少なく、内容は広告ばかりが目立つ全国紙と比べると、ページをめくっていて一時代前の新聞のような満足感さえ感じられます。

SBC信越放送の午後のワイドショー「ずくだせテレビ」のコメンテーターに、信濃毎日新聞社のデスク級の社員が文化人枠として、毎日出ているのも県民にとっては当然のお約束です。
「ずくだせ」というのは信州地方の方言で、元気出せとか意気地出せという意味(だそう)です。

さて6月7日付の同紙。
一面は「須坂市ふるさと納税除外へ」。
須坂が返礼品のシャインマスカットを市内産のものに加えて、山形県産のものを送っていた事件です。
総務省によるふるさと納税制度の対象から須坂市が除外されるとのこと。
岡山県吉備中央町と同時の除外となり、除外された市町村は全部で5例目だそうです。

中信地方のローカル版のページには、「人々の思い受け上松出発」として、20年に一度の伊勢神宮式年遷宮の御用木が木曽の上松町を出発したニュースが載っています。
ローカルテレビニュースでも、木曽山中での伐採から、山おろし、安置までたびたび伝えられていました。
樹齢300年の御神木が3本伐採され、切りそろえられた後、トラックで伊勢神宮に向け出発したとのだそうです。
内宮用に2本、外宮用に1本が使われるといいます。
木曽の木材が江戸時代に幕府の御用材とされていたそうですが、伊勢神宮でも使われていたのですね。

見開き1面には、「祝・辰野町新町発足70周年」として、カラーの広告ページがあります。
上半分は、町長挨拶、式典式次第、ほたる祭りなどの関連行事案内が、下半分は協賛企業の広告が載っています。
協賛企業には地元小野地区の銘酒「夜明け前」の小野酒造の名もあります。

ほかにも下伊那地方を通るリニア関連のニュースや、毎年6月に上田市丸子で開催される女子ゴルフの国内メジャー大会の広告、様々な興味深いローカルニュースが載っています。

「リニアのゆくえ」と題する追跡記事
今年も上田市丸子で女子ゴルフ大会が。テレビでも中継される

細かなローカルの話題に、同新聞の取材網の充実と郷土愛が感じられます。

県内企業の商品開発の記事
田舎と言えば空き家と古民家。古民家再生の広告
諏訪市の街中に今年も手作りの提灯が下げられるようだ

県内ローカル新聞の華麗な世界 須坂新聞

足を延ばした時に地元のコンビニに顔を出して、新聞スタンドをのぞいてみることがあります。
5月の連休前に、須坂の隣の高山村を訪れたとき、村内のコンビニで須坂新聞を手に入れました。

須坂新聞2025年4月26日号第一面

週刊で、4月26日号、280円です。
発行は須坂新聞社。
「郷土の未来を創造するコミュニテイペーパー」とうたっています。
この号は全16ページ、コンビニのおばさんは「いつもより薄いね」と言ってました。
連休前だからでしょうか。

一面には全国ニュースでも話題の、ふるさと納税返礼品の産地偽装問題です。
須坂市の返礼品を同市産のシャインマスカットとしていたものが、一部小布施などの市外地産のものが混じっていた事件です。
総務省が絡む事柄で、お上の話題の施策の信頼性を傷つけるということから全国ニュースになったようです。
実際は須坂と小布施は隣接しており、産地を区切っても、品物的には意味がないのですが・・・。
納税者というより、総務省にとっての大問題なのでしょう。

地元の話題としては、高山村の獅子舞の話題、須坂市の子神楽隊の話題などが大きく取り上げられています。

季節の話題としては、桜や鯉のぼりなど、春本番を伝える話題も。
やはりローカルの春には桜と鯉のぼりの写真が欠かせません、あと田植えの風景とか・・・。

学術的に郷土史を伝えるコラムが第56回を数えています。
こういった郷土の歴史研究を発表する場としてもローカル新聞は貴重です。

全体的に目立った事件というか記事はなく、おとなしい紙面づくりの新聞です。

広告にも特色のあるものはなかったのですが、記者1名募集の広告が目を引きました。

令和7年 諏訪大社上社前宮

山小舎開きを終え、諏訪大社にお新しいお札をもらいに行ってきました。

山小舎では上田の生島足島神社と、諏訪地方の諏訪大社からお札をもらうのが恒例です。
大型連休がスタートする日、茅野市の諏訪大社上社前宮に参拝しました。

四つの社がある諏訪大社で一番古く、もともと諏訪地方にいる神様を祀るのが上社前宮です。

民家の石垣の山吹。桜も見える

樹々に囲まれてひっそりたたずみ、敷地に囲いがなく、いかにも古社の気構えが漂う前宮です。
この日は観光客の姿も目立ちました。

御頭際の神事が行われる神殿

まずは本殿に参拝します。
御頭祭が行われる神殿を過ぎ、境内を上ってゆくと両側に畑や民家があります。
かつては神社の関係者が住む家が並んでいたとのこと。
今は、ごく普通の民家が並んでいます。

本殿では今年の山小舎の安全を祈願しました。

本殿
塀がなく民家に隣接している

参拝の後、五平餅の幟がはためく、交流センターに寄ってみました。
何か昼食に代わるものが食べられるかなと思ったからです。

ざる蕎麦を注文しました。
直売所にあるような地元の主婦が切り盛りする茶房が出す蕎麦です。
漬物と、寒天で作ったデザートがうれしかったです。
寒天デザートは、諏訪地方でのおもてなしによく供されます。

ざる蕎麦800円

最後に授与所によって、家内安全のお札をいただきました。

続々と登ってくる観光客らとすれ違いながら前宮を後にしました。

ローカル新聞その世界 小諸新聞

県内には各地にローカル新聞があります。

県内を網羅する信州のオピニオン紙としての「信濃毎日新聞」が、日刊新聞として圧倒的な地位を占めていますが、各地で発行される「市民新聞○○版」(○○には諏訪、佐久などの地域名が入る)などローカル新聞も存在します。
多くは週刊で、単価も200円ほどしますが、より地域に密着したニュースが載っています。

「市民新聞」がネットワークによるローカル新聞だとすれば、独立したローカル新聞もあります。
「小諸新聞」もそうした1紙です。

小諸市内のコンビニで購入した、2024年11月15日付の同紙をめくってみます。

1面は、「コーヒー好きには楽しい」とのキャッチコピーで語られる、小諸市内で開かれる「こもろ珈琲セッションポッシブル」というイベントの予告記事です。
市内の老舗喫茶店の2代目店主が、市内の喫茶店9店に声をかけ、共通チケットを販売し、小諸産の名水を使ったコーヒーを飲み比べてもらおう、とのイベント。
昨今は、古い建物をリノベーションした店舗で、若い人が起業するケースが増えたという小諸ならではのイベントです。

1面の隣には、市内の小学校4年生が、林業体験の少年団を作り、伐採見学や輪切り体験をしたという記事。
県内の各地は周辺を山に囲まれた地形となっており、林業は信州にとって欠かせない産業であり、子供たちにもつなげていこうということからの記事です。

2面、3面とめくってゆくと、市内の小中高校での行事の記事、ガールスカウトなど地域のグループ活動の記事、叙勲者の紹介など地域の功労者に関する記事などが続きます。

スポンサーなどは付きようがない内容ですが、地域の住民にとっては、情報源だったり、必要な知識をもたらす記事となります。

小諸は北国街道沿いに発達した歴史ある街並みが残っており、昨今は若い起業者にも注目されつつある町です。
軽井沢から、移住者に人気の御代田町、小諸へと全国的な注目が西進してきたのでしょうか?

フリーペーパーとは一味違う情報の宝庫でもある「小諸新聞」の役割は大きいと思います。

修那羅山 安宮神社

築北村の修那羅山に行きました。
数年ぶり、2度目です。

築北村は上田と安曇野の間の山間部にあります。
山小舎からは、まず青木村に行き、国道143号線から県道12号線を北上します。
県道12号線を走ると、左手に「修那羅石仏」の標識が現れます。

県道12号線沿いの修那羅山参道口

修那羅山方面へ参道を上がります。
やがて一般車両通行禁止の看板が現れます。

前回は神社の境内まで軽トラで行ったなあ、と思いながら山道を歩いて進みます。
狭いものの、軽自動車が通れる舗装道路を上ってゆくと、神社の鳥居が現れます。

参道途中の標識。ここから歩く

独特の安心感というか、浮世離れ感というか。
特別の雰囲気に包まれた空間が支配する安宮神社に到着です。
神社の隣に居宅はあるのですが、住人に出会ったことがありません。

安宮神社に到着
鳥居越しに神社、住宅を見る

早速寄ってきた人懐こい猫を見ると、飼いネコであることがわかります。

猫が2匹いた

参拝を済ませ、今回の目的である、修那羅山特製のお札をいただき、これまで軽トラの運転席で揺られていた古いお札を納めます。
ライダー用の旅人ノートにその旨を記入し、お賽銭を多めに納めます。

安宮神社本殿
神社手製のお札をいただく
古いお札を納める
真新しい茶店の看板も

折角なので、神社の建物をくぐって、裏の石仏群のもとに。
神社の表は暑いくらいの陽光があふれているものの、石仏群がたたずむ場所は、苔むしたしっとりとした空間です。

鳥居をくぐって神社の裏手へ
裏手には石仏群が待つ
お地蔵さまもいらっしゃる

お参りの後は、参道を下り軽トラまで歩きます。
帰りは築北村中心部へ下り、直売所を訪ね、日帰り温泉(草湯温泉冠着荘)につかって帰りました。

県道を下ると、築北村坂井の集落
日帰り温泉でひとっ風呂

守屋山表参道 守屋神社

諏訪(茅野)と高遠を結ぶ峠道の杖突街道(国道152号線)。
杖突街道を諏訪側から越えたところに、古屋敷という集落があります。
諏訪大社の神長官・守矢氏の弓矢の埋蔵伝説がある場所とのことです。
杖突峠から少し離れたところに登山口のある守屋山は、諏訪の神様の依り代であるといわれています。

また、杖突街道は中央構造線に沿って走る谷沿いの道で、西側と東側では地質が異なっているそうです。
街道の沿線には、パワースポットの寺社があったり、地質が露呈している場所が複数あります。

山小舎おじさんは、高遠、伊那方面に行くときに杖突街道をよく通ります。
ある日、山小舎への帰りに杖突街道を通っていて、古屋敷付近に通りかかりました。
ふと見ると古い神社がたたずんでいます。
時間があったので軽トラを止めて寄ってきました。

守屋神社の碑と鳥居
手水鉢には水があふれている

守屋神社です。
諏訪のご神体・守屋山の参道に立つ古社です。
参道といっても車道ではありません。
今ではほとんど通る人もない山道です。

石段を上ると本殿が見える
本殿前には常夜灯がともる

神社は小規模な集落に建つにしては立派なものです。
手入れもされています。
境内の空気も澄んでいます。

境内から鳥居越しに杖突街道を見る
隣のバス停

隣がJRバスの高遠側からの終点のようで、展開場所と停留所がありました。

まだまだ、諏訪の神様信仰が生き残っている、守屋山周辺でした。

攻めまくり!伊那グリーンファーム直売所

伊那市にグリーンファームという直売所があります。
NHKの「ドキュメント72時間」という番組で紹介されるまで、山小舎おじさんは知りませんでした。
どうも、道の駅とか、農協の直売所ではなく、個人経営のマーケットのような場所らしいのです。
ノーチェックの場所でした。

番組を見たら、面白そうな場所だったので、伊那方面に行ったついでに寄ってきました。
実に攻めまくり!の直売所でした。

この日は日曜日、昼近くの駐車場は満車に近い盛況です。
伊那市の西側の田園地帯にあるグリーンファーム。
野菜や鶏卵の生産者である団体が経営しているようです。

伊那グリーンファームに到着

夏のような日差しの中、軽トラを止めて店舗に向かいます。
まず目に入るのは、店舗の建物の外壁に沿って並ぶ中古家具の姿です。

店舗の外側には古家具の山が

それを眺めながら店舗入り口へ向かうと、信州ではなかなか見ることができない、大人数の列が入り口に向かって並んでいます。
「えっ、こんなに混んでいるの?」と一瞬ひるみました。
なんと、人気の大学芋を買うために人が並んでいたのです。

店舗内に入ると買い物客で混雑しています。
直売所というよりは、廉価販売の倉庫風の店の雰囲気が漂います。

商品は、雑貨、菓子、金物、調味料から古本、古レコードまであります。
野菜、果物のコーナーが面積の半分ほどを占めているとはいえ、何でもありの商品構成です。

「ドキュメント72時間」でも、入植したばかりの素人風の生産者が、ハーブを出品している場面がありました。
古本や、古レコードを出品する人もいるのでしょう。

陳列商品には信州の特産品が
乾物、荒物も売っている
地域に必要な日用品の数々

来客のお目当ては何と言っても野菜、果物などの生産物。
折から季節的にはブドウをはじめリンゴ、ナシで大盛り上がり。
この日はマツタケなどもありました。

メインは新鮮野菜と果実

オオスズメバチの生きた成虫を、幼虫が入っている巣ごと売られているのは初めて見ました。
熊肉や鹿肉などもあります。

これは!危なくないのか。値段高いけど
ジビエの品ぞろえも抜かりなく

野菜では、ローゼルというハイビスカスに似た植物のつぼみや、最近見掛けるポポーという作物の実などもありました。
ローゼルは初めて見ました。

総菜、弁当などは売られていませんが、グリーンファーム手作りの新米おにぎりがありました。
パンやエスニックカレーの弁当はありましたが、ここでランチなどを調達しようとすると、選択肢が少ないかもしれません。

外へ出ると、ケージの中に鶏が数羽遊んでいて子供が眺めています。
この鶏も売り物で2700円とありました。
ソフトクリームの売り場もあり300円と割安です。

旨そうなおにぎりがてんこ盛り
ランチにはエスニックカレーも
攻めてるなあ

ローセル、おにぎり、グリーンファームさんの鶏卵のほか、保存瓶、酢の大びんなどを買いました。

帰りの駐車場には中京圏を中心に県外ナンバーの車が押し寄せての大盛況でした。
家族にも一度見せたいと思う伊那グリーンファームでした。

グリーーンファーム駐車場より西方を望む

小野神社、矢彦神社の戦争遺産

信州で戦前から続く文化遺産に接していると、戦前の文化がそのまま残っている例に接することがあります。

例えば御柱祭のトランペットマーチです。
御柱を氏子たちが引いて歩き、世話人が要所で木遣りを詠いますが、その際に地元の青年団などが景気づけにトランペットでマーチを演奏します。

その曲目が、旧日本陸軍の突撃ラッパだったりします。
今どき日本国内の公共の場所で、それなりの公人が旧国軍の戦意高揚の曲を高らかに奏であげるものでしょうか。
あっけらかんとした痛快さに驚きました。

それこそ戦後すぐにGHQが目の敵にし、それの意を汲んだ国内勢力がGHQなりに忖度して自主規制してきた文化の一つなのではないでしょうか。
その時期もとうに過ぎ、今や昭和遺産としてレトロブームの一環なのかもしれませんが。

そういうことで、辰野町小野地区の国道153号線を走っていると目につく古い神社、小野神社と矢彦神社を訪れてみると、同様な遺物に接することができます。
そこには、戦前の国威発揚のたまものなのでしょうか、大砲の弾丸だったり、砲筒だったりが境内に飾られています。

小野神社の鳥居
小野神社本殿

小野神社には大砲の弾丸の碑が建っています。
同社には、乃木希典書の忠魂碑もあります。
国内の大きな神社は、明治以降の国家神道時代を生き抜いてきた施設ですから、戦前の国威発揚時代の遺物だったり、土俵だったりはよくあります。
弾丸も神社にはよくあるものの一つなのでしょうか。
異彩を感じたのは私だけなのでしょうか。

小野神社境内の弾丸碑
小野神社境内の土俵

秀吉時代に行われた、知行割りの結果として分社して小野神社の隣に立つ矢彦神社には、大砲の筒が碑として立っています。
これも弾丸同様に、現代にあっては、歴史と時代の変遷を色濃く感じさせる遺物です。

矢彦神社鳥居
矢彦神社本殿
矢彦神社境内の砲筒碑

会津若松の白虎隊終焉の地、飯盛山へ行った時のことを思い出しました。
そこの一角に鍵十字をあしらった碑が建っています。
鍵十字はドイツ国防軍のトレードマーク’(現在も)ですが、この碑は、戦前のドイツが白虎隊の精神に感動して贈ったものだそうです。
戦後直後はGHQによる没収を恐れて、地元有志が隠していたとのエピソードが添えられていました。
歴史を感じさせる重みがありました。

松代へアンズ仕入れ旅

6月下旬、信州ではアンズが実る季節です。
いつごろからかアンズを作るようになった信州。
現在の千曲市あたりが名産地です。

千曲市に並んで隠れた名産地が松代。
現在の長野市松代町です。

6月下旬の信州、直売所にはアンズの幟が立つ

アンズを仕入れに松代へ向かいました。

山小舎から上田へ下りて、真田経由、地蔵峠を越えて松代へ向かいます。

途中によるのが真田の直売所です。
季節の野菜からお米までそろいます。
季節にはアンズも売られています。
さっそくひとパックを購入。
トマト、ニンジン、ジャガイモなどの野菜も買いました。

久しぶりにビーツが売られているのを見ました。
自宅でスムージーに使っているのでゲットします。
山小舎でも甘酢漬けにしてみましょう。

上田市真田地区にある直売所へ
アンズのほかにビーツなどを仕入れる

地蔵峠を越え、松代に下りてゆきます。
真っ先に地元のスーパーに向かいました。
アンズの大袋があったので購入。
ついでにプラムも。
プラムは酸っぱさがジャムにしたときに生きてきます。

スーパーの隣のお菓子屋でパンと和菓子も買いました。

松代のスーパー現金屋へ
アンズ2袋のほかプラムを購入

昼ご飯は久しぶりに行きたかった地元の食堂、ニュー街道一(あんかけ焼きそばが美味しかった)が予約客のみの営業だったので断念し、スーパーで弁当を買い軽トラの座席で食べました。

次いで地元のJA選果場へ。
アンズの幟が立ち、三々五々車が来場しています。
直売所にはパック詰めのアンズのほか、ジャム用のB品がキロ400円で量り売りされていました。
お客が自分で選び袋に詰める方式です。
B品とはいえ、粒も大きく、熟したものが混じっており、加工用には十分すぎるほどです。
2キロ買いました。

松代の選果場へ
量り売りのB品を2キロゲット

松代でたっぷりアンズを仕入れた山小舎おじさん。
最後に松代温泉に入り、黄金の湯に浸かって大広間で仮眠までして帰りました。

ここへ来たら松代湯には入りたい