ベランダをDIY! その3 まだまだやるでぇ

ベランダの補修を継続しています。

防腐塗装を引き続き行なおうと、塗装予定の柱を見ました。
柱には穴が開いています。
もともとは母屋の柱として使っていた150年前の材木です。
傷みとか、腐りではなく、梁などとの組み合わせのためにあけた穴をそのままに、ベランダの柱に流用しています。

古民家の建付けは、柱と梁の組み合わせでできています。
釘などは使わず、例えば地震があっても、組み合わせた柱と梁が揺れを吸収することができるような造りにしてあります。
山小舎のベランダの柱は、そういった柱材を再利用しています。

ベランダ上部を支える柱。溝が貫通したものを再利用している

とはいっても見た目が危なっかしいので、塗装の前にできるだけ穴を補修することにします。

廃材をカットして穴に詰めることにします。
ここで電動丸のこが登場。

柱の穴のサイズに合わせてカットします。
電動丸のこのおかげで、カットが短時間でできます。
実は電動丸のこを使うのが生まれて初めてだった山小舎おじさん。
案ずるより産むがやすし、のココロでぶっつけ本番に臨みました。

何とか、サイズよりはちょい大きめに木材をカット。
カット材をトンカチで柱の穴に埋め込んでゆきます。
素人細工ながらモザイクのようにはまり込みました。
はみ出した部分は鉋で削り、サンダーでもかけましょうか。

ホームセンターで買ってきた電動丸のこを使ってみる
廃材を拾ってきて柱の穴に合わせてカットする
カットした廃材を柱の穴に埋め込む

別の日、2段梯子をかけてベランダ上部を塗装しました。

梯子を使っての塗装作業。
梯子を固定するのが最重要となります。

ふわふわした腐葉土が土台なので、まずは梯子がぐらぐらしないように土台を固めること、次に重心が上にかかっても梯子が倒れないように固定することを考えます。
本来は紐を使って固定するようですが、梯子を柱にもたれかけることで倒れるのを防ぎます。

2段梯子をかけてベランダ上部を塗装

梯子に上り、ケミソール塗料を塗ってゆきます。
雨ざらしのまま20年たったの木材にたちまち染み込んでゆくケミソール。
塗料は染み込んで色も残らず、したがって防水効果は未だし?と、2度3度と重ね塗りをします。

まだまだ時間がかかりますが、楽しみでもあるベランダ補修作業です。

6月を迎えた山小舎。快晴の朝
庭にはルピシアの花が咲き始めた
ハマナスも咲いた

ベランダをDIY! その2

ベランダの防腐防水塗装を続けています。

痛みの激しいところ、雨に当たる場所、塗りやすいところから塗り始めています。

ベランダは4本の柱が支えています。
このうち2本は露出していますが、2本は雨除けと目隠しを兼ねた板に隠れています。
目隠しの板は土に接した部分から腐り始めています。
まずは、この目隠しを撤去しました。

ベランダの軒下を覆う目隠し。板が傷んでいます
ベランダへあがるステップも耐用年数経過済みです

目隠しは、板、鉄柵、ドアサッシが土に埋められる形で設置されていました。
それらを掘り起こして取り去ります。
板は土に埋まった部分から腐っており再利用不可の状態でした。
鉄柵、ドアサッシも再利用はしたくありません。

軒下の覆いの再設置は別途考えることにします。
軒下はオープンにしておくと秋から冬場にかけて落ち葉の吹き溜まりになってしまいますので、目隠しの意味も兼ねて手当ては必要になります。
ブロックか何かで土台を作り、その上に合板か何かをサイズに切って塞ぐようにしましょうか。
いずれにせよ塗装の後の作業になります。

目隠しを撤去しました

さて、防腐塗装です。
先回使ったキシラテコールという塗料は高価なうえ、乾ききった木材には染み込むばかりで不効率なので、雨のかかる部分には、より安価で防水効果の強いコールタール系の塗料を使うことにしました。
玄関先に使ったのはクレオソートでした。
今回は同様の効果で、匂いがきつくないというケミソートという塗料にしました。
思い切って一斗缶(14リットルほど)を買いましたが、5000円台で買えました。

柱を中心に、ベランダの柵、梁などを塗ってゆきます。
畑に出かける前、バイト仕事の後などに時間を見つけてはちょくちょく塗ります。

特に腐食の進んだ部分などには重ね塗りします。
重ね塗りすると焦げ茶色に色がついてきます。
一度塗ったくらいでは、乾ききった木材にしみ込んでしまって、色がつかないのです。
色がつかないということは防水防腐効果が薄いものと思われます。

ベランダの塗りやすいところから塗ってゆきます
手が届くところはだいたい塗り終わりました

手が届かない場所は脚立を使います。
この脚立、不安定に見えるようで、家族に塗装風景の写真を送った際に、「大丈夫か?」との返信がありました。
脚立自体は強度充分なのですが、地面が場所によってはフカフカなので、脚立の足の片方が沈み込んでゆくことがあって不安定なのが欠点ではあります。

足元が不安定だと、塗装作業が進まないだけではなく、塗料をぶちまけて体にかかったりしかねません。
また、脚立ごと倒れて怪我しても周りに迷惑なので気をつけながらやっています。

鉄製の脚立を使って塗ります

ベランダをDIY! その1

山小舎にはベランダがあります。
ふもとから古民家を移築するにあたり、前オーナーは山小舎らしくしようとベランダを取り付けたのでした。
2階建てのベランダで、1階からも2階からも出られます。

2階のベランダは、古い建具や材木などの置き場となっており、布団を干したり、玉ねぎを吊るしたり、煙突掃除をするときのほかは出ることもありません。

1階のベランダは、乾いて使えるようになった薪の置き場や、焚き付けの置き場、もみ殻・糠・燻炭の入った袋の置き場、になっています。
一番奥には前オーナーが、ふもとの集落の知り合いから譲り受けたという機織り機が鎮座しています。

このベランダ、母屋から張り出した屋根の下にあり、まったくの雨ざらしではないのがよかったのか、移築後20年以上、使用に耐えています。
といっても一見して経年経過を物語る塗料のハゲ具合といい、薪を運ぶたびに感じる不安感といい、何らかの手入れを待っている状況なのは明らかです。

塗装前のベランダ支え部分と1階部分

ベランダを支える柱を出入りの大工さんに診てもらったところ、「縦の柱には支えを入れましょう。横に渡した材木は栗材だから見た目より芯が残っていますよ」とのこと。
大工工事は専門家に任せるとして、現状のベランダの防腐・防水処理はできるだけDIYしましょう。

支えの柱と横渡しの栗材のつなぎ部分が腐り始めている
栗材の表面を覆うコケ

外壁の防腐・防水処理には塗装によるのが一般的です。
塗料には油性と水性があります。

よくある油性ペンキは防水性には優れていますが、長期的には塗料が剥がれて来たり、木材の水分発散を遮断して腐食を進めたりするようなのです。

ネット情報や、バイト仲間の「DIYおじさんたち」に聞くと、木材に浸透するタイプの塗料がいいとのことでした。
そのタイプで一番性能が良いと評判の、キシラデコールという油性塗料を買ってきました。
3リットルちょっとの缶がホームセンターで1万円ほどします!

油性防腐塗料では最高の性能を誇るキシラテコール

慣れない塗装作業のとっかかりに逡巡する山小舎おじさんでしたが、バイト仲間のDIYおじさんの一人などは、仕事の前後にちょいちょい家に塗装しているとのこと。
中には年に2回、梅雨前と冬前に雨のかかる部分を塗装しているというDIYおじさんもいました。
こういった生の貴重な情報に後押しされ、バイトから帰ったある日、山小舎おじさんも意を決して塗装に取り掛かりました。

ベランダの一番下の支えを塗装します。
長い間風雨のさらされてきた木材の表面にはコケが生えています。
栗材の端っこは土に埋まっており、掘りだすと腐って崩れ始めています。

コケをそぎ落とし、たわしでこすって水をかけ、雑巾で拭きます。
土に埋まっていた部分は水洗いして泥をとり去ります。
一日おいて塗装を始めます。

栗材を全部とにかく表面に出して泥を落とす
水洗いして泥を落とす

キシラデコールの缶を開け、よく振って空き缶に適量を移します。
まったくサラサラの塗料です。

塗ってみますと、たちまち木材にしみ込んでゆきます。
ペンキのようにがっちり色がつくこともありません。
長年の埃が固まったようなところは塗料のノリがよくありません。
腐食が進んだ部分にはとにかく厚く塗ってゆきます。

コンクリートに塗料が垂れないように養生する
塗り始める

翌日2度目の塗装。
しみ込み優先の塗料とはいえ、何度か塗ると、遠目には「手入れした感」を感じるほどにはなりました。
ここまでで3リットルほどの缶は3分の2がなくなっていました。

今度は1斗缶で買ってきて塗装を続けようと思います。
ドイツ製のキシラデコールと同様の性能といわれて値段が半分ほどの、ナフタデコールという日本製の塗料があるそうなのでそれにしようかな。

栗材と柱2本を塗り終える

玄関先をDIY 完結編

山小舎の玄関アプローチの改修DIYを完結しました。

畑とバイトの合間を縫っての作業です。
前回までにアプローチのメインルート部分を完成させましたが、玄関に向かって右側側面が未完成でした。
右側側面を「止める」丸太は、カラマツの丸太を皮むきし、焦がし、クレオソート防腐塗料を塗って用意万端です。

まずは防腐済みの丸太をセッテイングします。
地面を少々掘り、砂利で丸太を転がらないように固定します。

次に、丸太とアプローチの間を、角材で埋めます。
角材の下には大きな砂利と細かい砂利を塩梅して敷き、土台にします。
砂利の上に角材を配置して、その上に板を乗せます。
板と角材がずれないように釘を打ちます。
天板となる板にはクレオソートを塗っておきます。

砂利を敷いた土台に角材を並べます
その上に天板を置き釘でとめます

天板の上に、ゴムの「泥落とし」を敷いて完成です。
細かな隙間には砂利を入れておきます。

泥除けシートを乗せます

基本的にはもともとあった玄関アプローチの木材を取り替えたり、防腐処理をしたり、砂利で補強しただけのDIY、費用的には最小限で済みました。
労力はそこそこかかりました。
達成感はDIY素人の山小舎おじさんとしては、まずますです。

家族の意見を参考に、足りない部分はさらに改修しようと思います。
泥除けシートは取り替えろ、と言われるかな。

一応の工事完成です(泥除けカバーは干すため一時撤去中です)

玄関先をDIY! その2

山小舎の玄関アプローチを補修しています。
今回は、補修DIYで使用するコンパネ、角材、丸太などの資材に防腐処理をしました。

防腐処理に使う塗料は、コールタール系のクレオソートを選びました。
油性の塗料です。

コールタールというと線路の枕木や、昔のバスの床材などに使われていたのを思い出します。
真っ黒の粘着性の塗料で、匂いが強烈で、手足についたコールタールは取れなかったものです。

クレオソートは色はコールタールに近いものの、さらっとしており、素人でも使いやすいものです。
薪置き場の土台や、土留めの杭、庭のステップなど、雨ざらしで使われる木材の防腐材としいて用いられます。

このクレオソートを、用意した資材に塗ってゆきました。
まずは柱材。
軒下にちょうどいいのが転がっていました。

長さに切ってから、塗装前の下準備をします。
ノミで掘られた穴などを、サイズに合わせた木材で埋めておきます。

クレオソートを塗ってゆきます。
つるつるに磨き上げられている柱材の表面は、サラサラしたクレオソートをはじくようでした。
翌日2度目の塗装をしました。

材木に穴埋めをする
穴を埋めた材木を削る
穴埋めした柱材にクレオソートを塗ります

もう一つの材料である丸太の準備もします。
燃料用にもらっておいたカラマツの丸太にちょうど良いものがありました。

まずは皮をむきます。
1年前から転がっていた丸太を鉈を使って皮むきします。
これがなかなかきれいにゆきません。
本来はつるつるした木部が出るまで剥かなければならないのですがちょっと無理でした。

そこで皮むきはほどほどにして、火で表面をあぶることにしました。
火であぶると、皮が燃えてなくなるとともに、防腐処理にもなり一石二鳥です。
こうやって焦がした後に、クレオソートを二度塗りしました。
黒々とした丸太材ができました。

丸太を鉈で皮むき・・・は難しい
皮を残したまま焦がします

玄関アプローチのステップ部分にはコンパネを使うことにします。
折角なので新品のコンパネを買ってきました。

コンパネをサイズに切ります。
カットには鋸ではなくチェーンソーを使いました。
が、角材はともかく、板のカットには鋸を使うべきでした。
今後は電動鋸を用意する必要があります。

新品のコンパネをカット
クレオソートを塗ってゆく

切ったコンパネにクレオソートを塗ります。
表裏の両面です。
一晩おいて二度塗りしますが、色は濃い目の茶色になります。

材質や木材の経過年数によって発色が異なるのがクレオソートです。
コンパネと柱材、丸太で色合いが異なり、組み立て後の統一感はやや損なわれますが、手作り風を楽しんでもらえれば、と思うしかありません。

塗装が乾いたころ、資材を組み合わせました。
微妙な色合いの組み合わせですが、補修作業を「やった」感はあります。

残るは向かって右側の部分に砂利を入れて表面をどう仕上げるか。
それと入場者の泥を落とす工夫、です。

柱材をセッテイング準備
土台を入れてセッテイングできました
コンパネもセッテイング
手前の柱材と「本体」の間を埋めるのはこれから

玄関先をDIY!

おじさんの住む山小舎。
梁と柱、一部の建具は築150年以上の古民家を移築したものですが、壁、床を始め玄関、ベランダなどは新しくというか間に合わせで付け加えた造りとなっています。

山小舎の前オーナーの愛称「仙人さん」が大工、電気などができる人だったので、彼自作の建付けも多く残っています。

少し前から玄関先がフカフカして、玄関戸の動きが滑らかではなくなっていました。
サッシの玄関戸は、リフォームの時に大工さんに入れてもらったのですが、玄関先そのものは「仙人さん」DIYのままでした。

玄関先に敷いてあるコンパネをはがしてみると、地面との間に樹脂製のコンテナが置いてあります。
さらに、玄関戸(サッシ)と家の土台の間には木製のすのこが支えとしてはめ込まれていましたが、これが腐っていました。
すのこの周りには、土ぼこりやら落ち葉やらが長年積もったままです。

すのこを取り除き別の支えを入れなければ、サッシが敷居ごと崩れ落ちかねません。
ある日意を決して補修をDIYすることにしました。

まず、腐ったすのこを取り出して、土台の上をきれいにしました。
すのこの代わりですが、燃料用としてとっておいた角材(廃屋の柱材)が高さ的にぴったりでした。
既に短く切ってあった角材を組み合わせて土台とサッシの間に詰めました。
この間サッシが落ちてこないか気になりましたが、家の土台側にも重心がかかっており大丈夫でした。

高さ的にぴったりの角材を玄関戸の敷居の下に敷き詰める

次に並べた角材を固定しなければなりません。
サイズに合わせて切ったコンパネを敷いた角材の上にかぶせて釘で打ちました。

これで角材同志はまとまりました。
角材の縦(玄関戸から見て手前方向)の動きはコンテナでとめます。

コンテナをどかして跡の地面をきれいにし、砂利を敷いて高さを調整します。
コンテナが角材の縦の動きのストッパーになり、全体が固定されます。

角材の上にコンパネを乗せ釘で打つ
コンテナを元に戻すと全体が固定される

角材(にかぶせたコンパネ)からコンテナまでを、新たなコンパネで覆って今日のところは一応終了です。

角材からコンテナまでを別のコンパネで覆う

といってもまだまだ補修完了ではありません。

コンテナを脇で押さえている柱材。
15センチ四方、長さ2メートルの柱材が、これも腐っています。
取り替えましょう。
丁度いい太さの廃材が今年も手に入ることでしょう。

反対側の脇には1.5メートルの丸太と、その間を埋める砂利が必要です。
丸太は転がっているカラマツを切って、皮を剥がし、クレオソート材(防腐剤)を塗りましょう。

あと、泥除けのマットを買って敷きましょう。

一番上に敷いたコンパネにも防腐処理が必要かもしれませんね。

コンテナを外した状態で脇の柱材を見る。腐食しているので取り換えが必要

間に合わせのDIYです。
が、素人大工とはいえ、「道具と材料がそろってやる気が出る」ものです。
必要な材料には出費も必要、と気づく最近の山小舎おじさんです。

DIYに気が付き見渡せば、外壁などの防水塗装、ベランダ階段の取り換えなどなど目につくところは多数。
ことしからはDIYにもGO!です。





山小舎に夏日到来

待ちに待った夏が高原の山小舎にやってきました。

雨音を聞き続けた日々が終わりました?

朝起きると朝日が木々の間から注いでいます。

連休に使ったままになっていた客布団を干しました。
シーツ類は天気を当てにせず、洗ってストーブで乾かしてしまいました。

乾燥台の上の薪たち日差しを浴びて気持ちよさそうです。
薪たちは連日のように雨水を浴びていましたから。

例年より遅れましたが、梅干し漬の土用干しを始めました。
梅は例年通りによく漬かっています。

3日ほど、梅も赤ジソも天日に当てます。
梅酢も瓶に移して天日に当てます。

山小舎中の窓という窓を開け放ち、2階の畳を水拭きしました。

今月、娘のママ友一家が来訪する時にはこの部屋に泊まってもらおうと、片付け中の部屋です。

山小屋室内にニス塗装しました

さておじさんが苦手のDIYです。
田舎暮らしは、DIY派にとっては宝の山です。
小屋の改修、設備の追加、補強、塗装などなど、やろうと思えばいくらでもやることがあります。

田舎暮らしの目的はというと、山歩きなど自然関係、農業などの生産関係、焚火・薪割などのロハス関係などがまず頭に浮かびますが、居住地の整備というDIY関係が目的の人がいたら、ビンゴです。
DIYに興味があったり、できたりする人が一番田舎暮らしを楽しめるのではないのか?と最近思います。

一昔前までは家庭のご主人が簡単なDIYをやってました。
各家庭には一通りの大工道具がそろい、材料も家の周りなどからなんとなく集められていたような気がします。
簡単な家具の作成、家の修理などは文字通り日曜大工としてお父さんの出番でした。

無垢の柱にニス塗をする

おじさんの山小屋は、柱と梁こそ移築した古民家由来のものですが、壁や床は新しく板で葺かれ、トイレ、浴室、ベランダなどの扉の枠は新しい板材で組まれています。

それらは基本的に塗装なしの無垢の状態です。
洗面所の窓枠などは防水のため昨年、ニスを塗装したのですが、よく見ると室内にも無垢の部分があるのでした。

準備として水性ニスと、紙やすりを買ってきました。

紙やすりは粗目のもの(180番)と細か目のもの(400番)です。

板材には節穴もあったのでパテも買ってきました。

パテで節穴をふさぎつつ、粗目の紙やすりで板材の表面をこすります。

垂木を短く切って紙やすりを巻き付け、やすりが木材表面と平行になるようにしてこすります。

ここまで来ておじさんは別荘地の草刈りバイトの仲間の人に聞きました。
その人はDIYの達人で、内装はもちろん、玄関先の土木工事まで自力で行う人。
ホームセンターで道具を見ると何時間でも平気な人です。

その人曰く、「最終的には1000番くらいの細かな紙やすりで仕上げる。サンダーは持ってる?」。
サンダーって?

よく知らなかったのですがサンダーは「電動やすりかけ器」のこと。
やすりかけに自信のなかったおじさんは購入することにしました。
今後、いろんな場所で使えますし。

で、再度、やすりかけを開始。
サンダーに備え付けの80番の紙やすりを装着して1回目。
用意した1000番の紙やすりを装着して2回目の研磨。

無垢の板材はかなり滑らかになりました。
ところがパテのはみだしまでは研磨されません。
パテで節穴をふさぐにあたって多めにパテを盛り、はみだし部分は研磨でそぎ取る目算だったのですが、紙やすりの研磨では乾いたパテはほとんど削れないのです。

パテのはみだしは想定外でしたが、研磨された板材に1回目のニスを塗りました。

見様見真似のDIYです。

今後は2回目のニス塗りを予定。
必要に応じて表面を研磨しながら行います。

定年おじさん山小屋に住む

山小屋の紹介

定年おじさんは現在単身で長野県の山小屋に住んでいる。
山小屋といっても別荘地に立つ古民家。茅野市の金沢宿にあった養蚕農家の建物を、先代オーナーが平成15年に移築したもの。移築後の延べ床面積は150平米。
太い柱や梁で組まれており、古い建具や、階段、道具類もそのまま持ってきている。
移築後、壁や床は新材で葺き直している。キッチン、洗面台、トイレ、風呂などは新しい機材を使っている。
なお、別荘地に下水はなく、排水は浸透、トイレは汲み取りである。暖房は薪ストーブ、炊事はプロパン。

山小屋の手入れ

定年おじさんが住む別荘地の標高が1500メートル。
風通しのよい日本家屋である山小屋は、冬の寒さ対策が切実。
窓を全部サッシとし、二階の梁の上に板を張るなどしてリフォーム。
また、古民家は障子・襖や欄間などの建具や、白壁がキャッチー。障子紙の張替えや白壁代わりの壁紙張りなどを行った。
天井板の張り付け、サッシの設置、板壁の補修、配線・配管などリフォームは大工さんに頼んだが、日本の木造家屋に付随する家の手入れを日々楽しんでいる。

山小屋のこれから

古民家山小屋の先代オーナーは妻の知り合いで、定年おじさんがタナボタで住まうことになった。
おじさんの夢は田舎暮らしだったが、自力での実現はあきらめていた。
山小屋に巡り合わなかったら、いやいやながら65歳まで会社に残っていたことだろう。
山小屋が古民家という日本家屋であることもラッキーだった。まだ2年目だが住んでて飽きないし、手入れも手間がかかるが楽しめる。
間取りに「余白」が多いこともおじさんのような旧世代は安心する。
今はとりあえず家族に気に入ってもらえるように手入れしてゆきたい。