トウモロコシの苗を定植 そして・・・

自力で芽出ししたトウモロコシの苗を定植しました。

種から蒔いた割にはよくできたトウモロコシの苗です

昨日の本降りの雨で乾いた畑が潤いました。
このチャンスに苗の定植を決行しました。
前々日に立てておいた畝を整地し、えひめAIをたっぷり散布してマルチを架けます。

畝は2列用意しました。元肥は燻炭です。

マルチに棒で穴をあけてゆきます。
苗を穴に置いてゆきます。
おじさんはケースから苗を取り出すときに小さなフォークを使っています。

苗の間、マルチの真ん中にも穴をあけてゆきます。
その後、マルチの真ん中を長靴で踏んでゆきます。
こうするとマルチの真ん中がへこみ、水がたまるので、給水や追肥に便利です。生育途中に2回ほど尿素を追肥しますが、その際にはマルチの真ん中に、水に溶かした尿素を流し込めばいいのです。

自力の芽出しにしては力強い苗ができたので多分、収穫は大丈夫でしょう。

第一段は40株植えました。

鹿にジャガイモと唐辛子のプレゼント

さんざん食害で世話になった鹿さんにお礼のジャガイモのプレゼントです。

去年収穫したトウガラシを出してきて細かく砕きました。

保存中のトウガラシを半分ほど使いました。

去年ナスの辛子漬けに使った辛子粉にも登場願いました。
鹿さんへのプレゼント用には、去年収穫したジャガイモが全力出動します。
これが残った全量です。

長野のスーパーには時期になると辛子漬け用の辛子の大袋が出回ります
去年収穫のジャガイモ、最後のご奉公

古ジャガイモの山を何個か作り、唐辛子と辛子粉をまぶしました。
カモフラージュに軽く土をかぶせ、その上に鹿がボロボロにしてくれたマルチをざっとかけました。

トウガラシ付きのジャガイモ。食ってびっくり?食べずに忌避?
辛子粉をまぶしたジャガイモのごちそう
カモフラージュ全景。緑の茂りは畝間の雑草です。

サア、鹿さんの最後の晩餐の準備完了です。

ジャガイモ全滅!リターンズ

ジャガイモが再び全滅しました。

マルチをはがし、マルチを破り、あるいはマルチごと、種芋が食べつくされました。
まさに「ジャガイモ全滅リターンズ」です。
「・・・ビヨンド」といったほうがいいのか?それとも「・・・リローテッド」なのか?
いずれにせよ鹿からの度を越えた挑戦状態です。

4列のマルチをかけたジャガイモの畝の惨状
踏み荒らされ、食い破られたマルチ

食害というと「奇跡のリンゴ」の木村さんのエピソードが思い出されます。
木村さんがトウモロコシを作付けしたとき、タヌキの食害に会いました。
怒った木村さんがわなを仕掛け小タヌキがかかりました。
かわいそうになった木村さんが放してやると、それからはタヌキ親子は、木村さんが用意したトウモロコシのくずしか食べなくなったとのこと。

木村さんならぬ山小舎おじさんは鹿への復讐を考えています。
そんなにジャガイモが好きなら、残っている古いもに唐辛子の粉と辛子の粉をかけて畑に置き、思いっきり食べてもらおうと。
食べても食べなくても、忌避効果があるのかな、と。
おじさんから鹿への最後っ屁です。

鹿よけの作物としての未確認情報があるヤーコンは被害がありません。
鹿が興味のない里芋はマルチも破られていません。
心配だったキャベツは不織布のトンネルとピンクテープで保護しています。
ところが・・・ジャガイモに関してはすっかり餌付け状況になってしまったようです。
慎重な反面、図々しい気質を持つ鹿たちには、ぜひ辛子まみれの芋を味わってもらい、畑の作物を食い荒らすことを心の底から後悔してもらいたいものです。

ほかの作物は・・・

ズッキーニに最初の実がつきました
夏の白菜も育っています
レタスも乾燥に負けず生育中
ポットに蒔いた小豆の種が芽を出しました

辛子入りの芋の結果は乞うご期待です!

東京とんぼ返り 行きは甲州街道、帰りは青梅街道・・・

娘の誕生会があったので軽トラで自宅に帰ってきました。

甲州街道一人旅

軽トラにお土産を積んで出発。
お土産は信州産の食材、富士見町のキャトルセゾンの洋菓子。
キャトルセゾンは富士見町という長野県と山梨県の県境にある町の洋菓子屋さん。
地元で評判なのでシフォンケーキを買ってみました。
甲州街道(国道20号線)に降りて自宅へ出発です。

長野県内の甲州街道風景
山梨県との県境に道の駅・信州蔦木宿があります

山梨県に入り、甲府を中心地とする甲府盆地に至るまでは、ローカルな雰囲気が好ましい甲州街道。
長距離トラックの交通は一定程度ありますが、基本は地元の人の生活道路です。

甲府のあたりの風景はいまや「全国共通」なファストな風景です。
ファストな風景とはおじさんの解釈では「沿道に全国チェーンの郊外型店舗が続く風景」のことです。

条件が良いと富士山が正面に見えるルート。山梨県韮崎の手前あたり
甲府市郊外の甲州街道沿道風景。よくある都市郊外の景色。交通量も増える。
甲府盆地を笹子峠に向かって登ってゆく果樹地帯

暑さと疲れでいい加減眠くなってきたころ、笹子トンネルを通過。
甲府盆地から、山梨県大月あたりのエリアに入ります。

笹子峠を越えると笹子の集落がある。
笹子には造り酒屋も残っている

相模湖を過ぎ東京との境である大垂水峠を越えます。
中央自動車道では小仏トンネルで県境を越えますが、下道では峠道での山越えとなります。

東京との県境・大垂水峠近くの山道

結局、高尾から高速に乗りました。
ちょっと急いでいたことと、東京エリアの道路事情を懸念したからです。
首都圏の道は見渡す限りの自動車と信号がスムースな走行とは正反対の状況をもたらしているのはご承知の通りです。

帰りは青梅街道(甲州裏街道)で

新宿から奥多摩へ向かう青梅街道。
その昔、この道が甲州街道の裏道と呼ばれていたそうです。
関所や大峠が多い甲州街道に比してその点が緩かったとのこと。
帰りは青梅街道を通ることにして、まずは奥多摩を目指しました。

東京都下の新青梅街道はいつも通りの混雑
青梅を抜け奥多摩湖へ向かう青梅街道。谷沿いに集落が続く

奥多摩駅に到着。
ここまでJR線がつながっているのですね。

JR青梅線の終点、奥多摩駅
普段から登山客が多いことがうかがえる
奥多摩駅前の風景。のんびりしている

ダム湖である奥多摩湖に沿って走ります。
山梨県の塩山に抜ける国道139号線(大菩薩ルート)につながります。トンネルが続く山道です。
山梨県丹波山村に入り、道の駅たばやまに到着しました。

奥多摩湖
国道139号線の奥多摩湖沿道はトンネルが多い
ソフトクリーム200円を食べました

交通量はほとんどありません。
峠越えなのでカーブが多いですが、道路事情は悪くありません。
条件のいい日には富士山が望めるという柳沢峠に到着しました。

後は甲府盆地をめがけて一瀉千里。
標高が下がるにつれ蒸し暑さが増してきます。

左大菩薩峠方面の標識を越えて甲府盆地方面に降りる

韮崎まで町々を繋いで走り、甲州街道を経て山小屋へ帰りました。

不織布トンネルの威力にビックリ!

6月に入り夏日が続く畑です。
サツマイモを定植したので後はトウモロコシ、枝豆くらいでしょうかこの後植える主な作物は。

5月3日に苗を定植したキャベツの様子を見てみました。
不織布のトンネルを架けておいたものです。
この間、水やりは1回だけ、石灰と尿素を追肥しています。

なお、これまでこのブログで「寒冷紗」と呼んでいたものは、「不織布」の間違いでした。
似たような素材ですが、網目がありトンネルにして使うのが寒冷紗で、網目がなくべた掛けにして使うのが不織布です。

おじさんがJAで買ってきて使っているのは、不織布のほうです。
それをトンネルにしてキャベツの栽培に使っていました。

さて1か月ぶりのトンネル栽培のキャベツの様子です。
思った以上に育っています。

トンネル内には湿気があり、まるでビニールハウスの内のようです。
これは野菜が大好きな環境です。

存分にのびのびと広がりつつあるキャベツの葉。
おじさんの畑とは思えない育ち具合です。
雑草もついでにのびのび育っています。

あけてびっくり、不織布トンネルでのびのび育っているキャベツ。

不織布トンネルで気になるのはキャベツの葉の柔らかさです。
柔らかいというか軟弱に育っています。
葉が薄く日差しに弱そうです。
雑草も同様です。
これぞ温室育ちです。

隣の畝の露地栽培のキャベツです。
育ちは遅いですがしっかりと育っています。
このまま育つと葉が硬く、しっかりと巻の入った小型の玉に出来上がります。
しかし切ってみると瑞々しく甘みがあり、日持ちの良いキャベツになります。

完全露地栽培のキャベツです。たくましく育っています。

不織布トンネルのキャベツも最終的にはトンネルを外して育てます。
その時、日射しに負けずしっかり育つのか?またどんな味になっているのか?楽しみです。
温室育ちのひ弱で大味なキャベツになっていないことを祈ります。

不織布のトンネルを外し雑草を抜いたキャベツです

山小舎で種から芽出しして定植したインゲンも元気です。

鹿よけのピンクテープが風にそよいでいます。
鹿に人間の縄張りをアピールしています。

八ヶ岳横断 メルヘン街道を行く

山小舎おじさんの住む別荘地から見える日本百名山・蓼科山。
八ヶ岳連峰の北端の峰です。

蓼科山を北端にして南東に連なる八ヶ岳連峰。
この山岳を横断する道路が国道299号線、通称メルヘン街道です。
名称はドイツにある本物の街道名からのいただきです。

この時期、週3日のバイトと3日の畑作業、1日のオフのスケジュールで回している山小舎おじさんの暮らし。
畑優先のスケジューリングでどうしても雨の日がオフとなってしまいます。
5月最後の雨の日曜日、八ヶ岳横断ドライブに出かけました。

蓼科別荘地から小海町までの道

茅野市の郊外から、蓼科ビレッジという高級別荘地帯を抜け、標高2000メートルの麦草峠を越えて、JR小海線が走る小海・佐久穂エリアへ下る国道299号線の一部がメルヘン街道とよばれています。
八ヶ岳中信国定公園の真っただ中を貫くルートです。

しばらくは別荘地帯が続きます。
別荘とは本来はこういう階層の人が持つものなんだなあ、と改めて思わせる壮大・豪華な別荘が点在します。
郊外型のしゃれたレストランや隠れ家的な割烹が木々の間に続きます。
戦前からの避暑地だった蓼科の歴史が漂っています。

別荘の姿が尽きたころ、小さな展望台にたどり着きました。
眼下の南八ヶ岳の山々は霧に隠れて全く見えません。
ときどきツーリングのライダーたちが小雨を切ってコーナリングしてゆきます。

麦草峠です。
標高2000メートルの峠で八ヶ岳の稜線を越えます。
茅野市から小海町へ入ります。
この先、メルヘン街道は八千穂高原を越えて佐久穂町方面へ下りますが、おじさんは松原湖方面へ折れ、小海町へ下ることにしました。

小海町で昼食と買い物

八ヶ岳の東側に下りました。
そこはJR小海線が走る千曲川沿いの谷地形のエリアです。
小海線は、JR中央本線の小淵沢と、旧JR信越本線(現しなの鉄道)の小諸駅を結ぶ単線です。
長野県東部の平地を結んで流れる千曲川は、小海を経て佐久、上田、長野、新潟県へと続いてゆきます。

小海線、千曲川と並行して走る国道141号線(佐久甲州街道)に至る途中に松原湖があります。
ご時世柄か人気もなくひっそりとたたずんでいます。
雰囲気のある湖です。

みんなのうたの名曲はここで生まれたのか?!

国道沿いにパン屋があったので寄ってみました。
小海・佐久エリアに2店舗展開している地元のパン屋です。
品ぞろえがよく値段も安いので、パン数点と大福もちを買いました。

ゴマあんパンとキノコ入りチーズパンもおいしかった

ナナーズというスーパーがあったので寄ってみました。
あとで調べると、ここも小海・佐久エリアに展開する地元のスーパーでした。
ここで昼食用のお弁当を仕入れました。

田舎の独立系のスーパーの弁当総菜には思わぬ掘り出し物があるのです。
こちらのヒレカツ弁当も食べ応えがありました。

期待通り質量ともに十分のお弁当でした。計558円。
地元産のお米を買ってみました。5キロ、1700円ほど。

中込の町を「発見」

佐久市中込という地区があります。
JR小海線の沿線の町で、駅には小海線営業所がある交通の要衝です。
また、佐久市役所、消防署などがあり行政的にも佐久市の中枢を担うとのこと。ピンコロ地蔵で有名な金台寺もあります。

小海から北上したおじさん、中込駅前の商店街に通りかかり、その雰囲気にどうしても通過できずに車を止めました。

駅へと続く中込商店街。この雰囲気を見たら素通りはできない。

まず駅に立ち寄ってみます。
小海線は1時間に1本ほどの運行でした。

駅から続く商店街です。
駅前に喫茶店が2店舗ほどあり、かつても今もそこそこ乗降客でにぎわう駅であることがわかります。
婦人用品店なども数店あり、地域の住民の商圏であることがわかります。
一方、昨今の事情なのかどうか、空き店舗も目立ちます。

商店街の通りは6時から24時までの間、無料駐場になっています。
このビルの店舗はほとんど空き店舗。シャッターが下りていないのはいい。

商店街の先には飲み屋街がありました。
そこそこの規模の飲み屋街の存在は、この町が地域の中心地で、人が集まる場所であることを示しています。

飲み屋街は広範囲に広がっています。
飲み屋街近くの卓球場。やっているのか?

北陸新幹線の開通後は、新幹線駅がある佐久平地区が佐久市の中心街となっており、全国的なチェーン店などは佐久平駅周辺に集まっています。
しかしながらな小海線で佐久平駅から3つ南の中込駅周辺にはかつての佐久の姿が残っていました。

メルヘン街道で八ヶ岳連峰を横断し、小海・佐久地方を北上。
八ヶ岳連峰の北半分を一周したドライブでした。

サツマイモ植付けの季節

5月も終盤になりました。
いつの間にか標高1300メートルの山小舎周辺には春ゼミの声が聞こえています。ベランダの巣箱に野鳥が出入りし始め、立木をキツツキがつつきはじめ、スズメバチが巣を作る場所を探すように飛び始めました。

サツマイモの苗を植えました

サツマイモの苗を50本植えました。
JAで買って1200円くらいでした。
これを4列の畝に植えました。

簡単に畝を起こして石灰を散布。
苗を斜めに差し込んで、えひめA1液をたっぷり掛けました。

普通の畑ならばこれで終了ですが、鹿の餌場となっている山小舎おじさんの畑ではもうひと手間が必要です。
で、畝に寒冷紗をふわっと架けました。
とりあえず寒冷紗で苗と芋を保護し、弦が出てからはピンクテープで圃場全体を守ろうか?と思っています。

やせた土地でも育つサツマイモ。
あとは夏の光を浴びてぐんぐんゴムのような弦を伸ばしていってほしいものです。
ここは人間の畑だぞ。今年は食べるのを遠慮しろよ!鹿よ!

畝を立て、苗を斜めにさしてゆきます
畝全体にえひめA1の希釈液を散布
ざっくりと寒冷紗を架けます。鹿の目先を変えるのが主目的です

玉ねぎに追肥

玉ねぎとニンニクに最後の追肥をしました。
成長が回復した玉ねぎは、葉が勢いよく育っています。
が肝心の玉のほうはいまいち。これからの肥大に期待します。

玉ねぎの刃が勢いよく突き立っています
上から見ると玉の肥大はこれからです。長野での収穫時期は6月。うちは少し遅れそうです。

ポットで芽を出してきた作物たち

朝晩、霜が降りようかというくらい寒い日もある山小屋の5月。
やっとというか、それでも頑張ったというか、作物たちが、ポットから芽を出してきました。
発芽という現象。
温度が一番大切なのかもしれません。
枝豆、落花生などの芽が出こないのが気がかりです。

インゲンです
トウモロコシも芽が出ていました
パクチーの発芽
芽が出たインゲンを大き目のポットに植え替えました

大門街道のヒツジ小屋

街道沿いで買われている羊たち。外に出て草を食んでいます。

廃材をもらってきました

解体中の別荘から廃材をもらってきました。
梁や柱に使われた太い木材です。
板材と違い、丸太を割った薪と同じく燃料の主力として使えます。
しかも完全に乾いているので火力・熱量ともに十分です。

別荘管理事務所のバイト仲間と二人で現場に行き、それぞれ軽トラに積んできました。
山小舎おじさんは燃料に使い、バイト仲間は薪の乾燥台のプラットフォームに使うそうです。

廃材には釘がありますので抜いてからチェーンソーでカットする必要があります。
これだけあれば山小屋で2週間分の燃料確保です。
丸太もたまってきたので、畑が一段落したら薪割と、新たな乾燥台の設置をしなければなりません。

柱や梁の廃材を軽トラ一杯もらってきました
ベランダをかたずけて、くぎを抜きカットした廃材を並べ始めました

続・別荘地作業バイト

山小舎おじさんの貴重な現金収入手段として、山小舎が所属する別荘地管理事務所の作業バイトに週3日ペースで就業しています。

現在のバイトの陣容は、70代から30代まで10人ほど。
ほとんどが別荘地に暮らす住民ですが、ひょんなことからこの地で暮らすことになった今年30歳の青年もいたりします。

4月、5月の主な仕事は昨年来降り積もった落ち葉や、腐葉土などを別荘地内の道路わきの側溝などから掻き出して運んで捨てる作業です。
熊手や鍬、スコップなどで落ち葉などを掻き出し、あるいは水路から掬い上げ、また水路終点地のマスに積もった泥などを掬い上げ、トラックに載せて捨て場まで運びます。
仕上げにブロワーと呼ばれる機械で路上の落ち葉の積み残しなどを吹き飛ばして1行程が完了です。

今日のバイト人数は5名。
各自が作業を分担して、あるいはローテーションしながら仕事を進めてゆきます。

今日はおじさんがトラックでの落ち葉捨ての作業をしましたので報告します。
2トントラックの荷台に落ち葉が一杯になれば捨て場に運びます。
捨て場は近くの別の別荘地の一角にあります。
山の中の広い敷地に重機で大きな穴が掘ってあります。
そこまでトラックで運びます。

落ち葉や枯れ枝の積み荷がこれくらいになれば捨てに行きます。
捨て場の捨て穴です。トラックと比べれば穴の大きさがわかります。

穴の近くまでトラックをバックさせます。
位置に着いたら荷台のあおりのストッパーを外します。
トラックの後ろのあおりは上下に方向に開くようになっています。
落ち葉を落とす際には主に上方のストッパーをあけて落とします。

荷台のあおりを下ろします。

ダンプをかけて(荷台を傾ける)落ち葉を落とします。
そのまま少しトラックを進めて落ち葉を完全に落とします。
落ち葉が完全に落ちたのを確認してダンプを戻します。

荷台を傾けるレバーを引きます。
荷台が傾き落ち葉が落ちてゆきます。あおりは開いています。
落ち葉は完全に落ちました。

この間、エンジンはかけっぱなしです。
ギアはニュートラルにしておきます。

若いころ2トントラックを運転していた山小舎おじさんですが、ダンプでの作業は生まれて初めてでした。
1日作業すると60歳代にはしんどいですがいい体験をさせてもらっています。
何より一人暮らしの身にはバイト仲間との会話が貴重で楽しいのです。

ジャガイモ全滅!

ジャガイモが全滅していた。
シカによる食害だった。
毎度の足跡により、ジャガイモ畑が鹿の運動場と化していることはわかっていた。
が、芋を食べているとはわからなかった。

種を植えてから1か月たつ。
全然芽が出ない。
端っこに1つ小さ芽が出ていただけ。
これは、もしかして?
鹿の足跡といい、掘った跡の数々といい・・・。
芽が出たところを片っ端から芋まで掘り起こして食べつくしたのに違いなかった。

ジャガイモ13列はこの通り。スギナ畑と化していた。

鹿に餌付けをしてしまった。
ジャガイモは、去年も同じ畑でほぼ食害がなかったので安心していた。
これは鹿にとっても、人間にとってもよくない状況だ。
畑は人間の領域であることを鹿にも知らしめなければならない。

ジャガイモ畑には鹿の足跡が・・・。

今年はジャガイモはあきらめるか?
そう思いながら、山小屋に保存していた去年のジャガイモを選別していた。
芽が出そろった小芋がたくさんあった。
どうせ全滅ならこれを植えなおしてみるか?
自家採取の種芋は病気になりやすいとて、種芋は毎年買い求めるのがジャガイモ栽培の基本だが、この際しょうがない。
シカの食害に負けっぱなしの状況にリベンジするためにも、植えなおそう!

去年収穫した芋の残り。これ以外にも全部で10キロ以上あります。

とりあえずざっと畝を立て直す。
畑を鍬で起こしてみて、確かに種芋は出てこなかった。
出てきた種芋は芽が出なかったものなど数個だけ。
確かに芋ごと食べられていた。
芽が出ている株も2,3個あった。

ざっと鍬で起こします。
芽が出ている株がありました。鹿の食べ残しです。

畝に種芋を置いてゆく。
その上にマルチをかぶせる。
収穫まで土寄せも何もしない浅植えという栽培方式だ。

4列できた。
10キロ箱に8割ほどの芋を植えた。

芽が出たらマルチに穴をあけよう。
芽が出たら、畝自体をピンクテープで囲むか?

鹿と山小舎おじさんの知恵比べです。

ジャガイモの浅植えは種芋を置くだけ。
その上からマルチをかけてゆきます。
畝が4列できました。
芽が出ている株のところには穴をあけて芽を出してやります。

カラマツをもらってきた 今年初の玉切り

バイト仲間の別荘住民から、伐採したカラマツがあると聞き、もらいに行きました。

まずチェーンソーの準備です。
昨年末にプレートが壊れて修理に出していたおじさんのチェーーソーがJA農業機械部から上がってきました。
チェーンも新しくなってチューンアップされたチェーンソーの出番です。

まず、混合燃料を作ります。
2サイクルエンジンオイルとガソリンを用意します。
今年から、ガソリンを買うときには住所氏名電話番号とガソリンの使用目的をスタンドで申告することになっていました。


25:1の割合でガソリンとエンジンオイルの混合燃料を作ります。
混合燃料とは別に専用のチェーンソーオイルを用意します。

混合燃料を作る時にガソリンに混ぜるエンジンオイル。
ガソリンタンク。専用の容器でないとガソリンは売ってくれません。
25:1の割合で混合燃料を作ります。

チェーンソーオイルです。

チェーンソーオイルと混合燃料をそれぞれの注入口からマシンに注入します。
試運転も絶好調。
新しい刃はさすがに良く切れます。

チェーーソーオイルを注入します。
混合燃料を注入します。
細い丸太で試運転。あっという間の一刀両断。

現場に向かいました。
大きなカラマツが3本倒れています。
べったりと地面に接して倒れているのが2本。
伐採面が根元にくっついて、倒木が斜めになっているのが1本。
いずれにしても玉切りするのに時間がかかるし、マシンの燃料の補給も2回以上かかりそうな丸太の量です。

玉切りの難しいところは、チェーンソーの刃が挟まらないように切ること、また刃が地面や砂利をかまないように切ることです。
丸太を上から下までスパッと切ることができるような状況は少ないので、地面との間に木をかますか、刃が挟まらないような力点のところに切断面を持っていくかをしなければなりません。

地面にべったりくっついた丸太は、ひと先ず上から切ってゆき、地面に接する前に切るのをやめ、丸太を転がして反対側から切ってゆきます。
ところが1人の力では転がりもしないのが丸太の重さです。
一人で玉切りするときはとにかく時間がかかります。

今回は伐採主のバイト仲間がそのあたりを手伝ってくれたので、時間が大幅に短縮できました。
奥さんからジュースの差し入れもあり感謝です。
マシンの調子は絶好調で、刃が面白いように丸太を切り進んでゆきました。

玉切りした木材は軽トラ3台分ありました。
ざっと1か月分ほどの燃料となりましょうか。
割って干せば来年には使えそうです。

この積荷で3台分ありました。
山小屋の薪割フィールドが山になりました。

夏野菜の定植 第二弾

5月の季節外れの低温が去らんとする一日。
待ちに待った夏野菜の定植です。
今日植えるのはトマト、キューリ、ナス、ゴーヤ、夕顔。
いわゆる家庭菜園の主役たち。
素人農園はこのれらの植付けから一年が始まるともいうべき、今年前半の最大のイベントです。

土は耕しました。
肥料も入れました。
マルチもかけました。
あとは苗を植えるだけ・・・ではありませんでした。

夏野菜用の支柱やネットを用意しなければなりません。
株数で勝負するキャベツやイモ類とは違い、果菜は一株から収穫できる果実の数が勝負です。

トマトやナスなど、あんなに大きな果実が成るなんて不思議なことです。
自然界ではむしろ不自然なことです。
不自然をなすためには相当の人為が必要なのです。
一般的な夏野菜の栽培では、肥料・農薬のほか、支柱・ネットなどの資材、脇芽かきや切り戻しなどの手間、時にはトマトトーンなどのホルモン剤を使って人間用の果実を作りだすのです。

ということでまずは、キューリやゴーヤ用のネットを張ります。
キューリ用のネットは安く売っているのですが用心しないと絡まってしまいます。
慎重に端からテンションを架けて張ってゆきます。
これでも去年よりは上手に張れました。

190円ほどのキューリネット。慣れないとこんがらがってしまう。
何とかネットを張りました。

いよいよ苗を植えます。
苗穴に燻炭を施し、えひめA1希釈液をたっぷり注いでおいて、苗を置いてゆきます。
そっと土を戻し、根本が乾燥しないようにもみ殻を撒きます。
苗が傾いたりしないように支柱で支えます。
トマトは寝かせ植えします。
苗がマルチに接する場合はイネ科の雑草を敷き藁代わりに使いました。

接ぎ木のキューリ苗です。
ゴーヤです。肥料と水を欠かさないようにします。
夕顔です。かんぴょうの原料ですが煮て食べてもいけます。
ナス6本のうち2本は地元の直売所推薦の長ナスにしました。
自根のトマト苗は寝かせて植えました。枕代わりに刈り取られたイネ科の雑草を敷きました。
ナス6本、トマト4本、キューリ4本、ゴーヤ2本、夕顔1本を植えました。

申し遅れました。
畑の畔は大家さんによって草苅されていました。
恐縮です。助かります。
大家さんにとっては畔に植えたタラの芽の木のための除草なのですが。

大家さんによって除草された畑の畔。

今回の苗、トマト以外は接ぎ木のものを買いました。
自根の苗より値段的には4、5倍もする接ぎ木苗。
連作を嫌うナス類も連作ができるうえ、丈夫に育つなどの利点があります。
前回、安いからと自根苗オンリーでやって、思うような成果が得られなかったおじさん、今年は接ぎ木苗でリベンジです。
トマトだけは自根にしました。
一株から3つの根を出させる斜め植えは自根苗でしかできないからです。

ナスとゴーヤは肥料と水を欲しがり、トマトはむしろ乾燥気味に育てる。
ナスとキューリの仕立て、切り戻しなどを、基本通り行うことにします。

作付けは一段落。
といっても夏に向けてサツマイモの苗が出回っています。
JAで苗を購入しました。
昨年鹿により全滅したサツマイモ。
今年はどうリベンジしましょうか?

紅あずまの苗。1本25円ほど。