軽トラ流れ旅 新蕎麦と穂高神社

穂高神社へお札を返しに行ってきました。
その途中に築北村のそば処さかいに寄ってみます。

麻8時に出ます。
青木村への道をまっすぐ。
道の駅青木に着いたのは10時前、時間があるので寄ってみます。
野菜やおやきを買いました。
秋の味覚が真っ盛りの直売所です。
マツタケは売切れていました。

修那羅山の麓を通って築北村へ。
坂井地区の直売所の駐車場へ入ります。
法被を着た地区のおじさんたちが場内整理をしています。
テントが幾張か建てられ、芋煮などの鍋が煮えており、地元の女の子が紙の深皿によそってもらっています。
地区の秋のイベントが開かれているようでした。

筑北村坂井地区の収穫祭会場
テントでは芋煮が

先ずは念願のそば処へ。
11時開店のはずがもうやっていました。
初めての入店です。

蕎麦処さかい

内部は思ったよりも広く、板の間のほかに座敷もあります。
小さめの旅館のような造りです。
メニューを見ると新蕎麦が出ているとのこと。
キノコのつけ蕎麦の大盛を頼みました。

さかいの店内
新蕎麦が特別価格で

出てきたそばを一口すすって「あれっ」と思いました。
冷たい蕎麦を温かい丼の汁につけて食べる蕎麦です。
汁にはどっさりとキノコが入っています、ぜいたくです。
しかし、口に持ってゆくと熱くもなく、冷たくもない蕎麦が、中途半端な味の汁をまとっているようにしか感じられないのです。

熱い掛けそばは好きです。
冷たい蕎麦を濃い出汁につけてすするのも好きです。
味付けは関東風にこだわりません。
しかし今回のそばはどのジャンルにも属さないのです。
ぬるい付け蕎麦というのがどうにも性に合いません。
10時半の時刻でまだ腹が減っていなかったのかもしれません。
しかし新蕎麦です。
ありがたくいただきました。
店内は、11時前ながらほぼ満席でした。

キノコつけ蕎麦大盛

そば処を出て隣の直売所へ。
秋野菜のほか、新米もたっぷり出ています。
地方の直売所は本当に豊かです。
大根、長ネギなどをチョイス、地元産の干蕎麦も買いました。

直売所

坂井地区を出て国道467号線へ。
ここは聖高原と安曇野の明科を結ぶ西街道と呼ばれる道です。
松本と長野を結ぶJR篠ノ井線に沿って走ります。

途中の聖高原駅に立ち寄ってみました。
篠ノ井線の駅です。
かつては麻績駅といったそうです。
駅は無人駅ではありませんでした。

駅前には食堂などの商店街の跡がありますが、開いている店は若い人がやっているのであろう、ベーカリー・カフェが1軒だけでした。
むしろこんな場所でも店をやろうという人に、いい意味で感心しました。

篠ノ井線聖高原駅
駅前の現状

麻績から明科にかけての西街道沿いは、里山集落の景色や、岩盤の露呈、さらには篠ノ井線のトンネル開通に伴う廃線の景色が見られる興味深い街道筋となっています。
廃線跡はいずれ見たいですね。

明科で国道19号線に下ります。
塩尻から松本を経由して信州新町、長野市に至る主要国道です。
交通量が格段に増えます。
そこから穂高神社を目指します。
今回の旅の目的の一つ、穂高神社のお札納です。

穂高神社の駐車場ではトンボの群れが出迎えてくれました。
いつ来てもゆったりした温かさに包まれる境内です。
参拝の後、お札売り場で巫女さんに納める場所を確認し、新しいお札を頂きます。
返すお札が袋に入っているのを見た巫女さんが「この袋は取ってもらって結構です」とアドバイスしてくれました。境内では鶏(神様のお使い)がいなくなったままだとのことでした。

穂高神社
神楽殿では催し物の後かたずけ中
ドーナツの出店。おいしかった

境内では縁日なのか、食品やフラフト類の出店が花盛りでした。
見て歩くと、サーターアンダギーのような揚げドーナツを売っている店があったので二つ買いました。
黄な粉やココナツなどお好みのトッピングを振りかけてくれるといううれしいサービス付きでした。

この後は、道の駅で買い物。
北アルプス牧場でソフトクリーム。
穂高温泉・シャクナゲの湯でひとっ風呂。
と安曇野でのゴールデンタイムを満喫。
まだ遠い帰路を帰りました。

北アルプス牧場でソフトクリーム
穂高温泉しゃくなげの湯

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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