諏訪市に本社のある長野日報社刊の日刊新聞です。
諏訪地方、上伊那地方をテリトリーとしています。
一方で、諏訪には他に市民新聞が、上伊那にはみのわ新聞、辰野新聞などがあって、さらに細かく地域をフォローしています。
長野日報は、全国ニュースもフォローしており、地方のみを扱うローカル紙ではなく、県内で、信濃毎日新聞の2番手に位置する新聞のようです。


9月5日付長野日報の第一面は『6年ぶり新作花火あす開幕」。
毎年9月に行われていたが、コロナで(公式には)中断していた、諏訪湖新作花火大会が正式に開催されるニュースです。
諏訪湖畔を舞台に、県内外の平均年齢39.6歳、計20名の若手花火師が、コンクール方式で覇を競うとのこと。
山小舎おじさんは、コロナ時代、下諏訪温泉の旦過の湯を訪れた際に、番台のおばさんから新作花火大会があると聞いて出かけたことがあります。
ポスターなどでの宣伝はなかったと記憶していますが、岡谷側の湖畔公園にはたくさんの観衆が集まっていました。コロナ化の宣伝なしでの集客に、花火大会に対する地元の情報網はさすがだと思ったものです。
さて、19面を開くと2件の地元情報が載っています。
「岡谷にハワイの風を」と「芳香精製水など新発売」の二つです。
二つ目の記事は諏訪大社上社周辺の街づくり協議会が、諏訪産のモミから抽出した精油を使った精製水を上社本宮の参道にあるカフェで発売するというもの。
地元のモミを伊那の会社で精油化し、上田の会社がウオーターや化粧パウダーに加工したとのこと。


これは気になる記事です。
さっそく諏訪方面に下りたついでに上社参道にカフェを訪ねました。
目指すカフェは大鳥居の正面の表参道沿いにではなく、東参道にありました。
諏訪大社の歴史や遺物を展示するギャラリーを兼ねた店でした。
ただし、モミの精油を利用した商品は翌日から販売とのこと!
早まりました、出直しです。


紙面に戻ります。
諏訪に隣接する塩尻ではブドウの収穫季節です。
ブドウ狩りの広告が目立ちます。


紙面構成は全国ニュースを網羅し、スポーツ欄あり、政治欄あり、海外ニュース欄ありです。
ただし内容の濃い精度の高い情報はやはり諏訪地方を中心にしたローカルニュースについてが圧倒的に勝っているようです。