つつじヶ丘駅前に古くからある見聞録という店。
ここのラーメン(商品名は支那そば)が美味しいのです。
駅北口を下りてロータリーを眺めると、右後方に奥まって建物があります。
側面に大きく「支那そば見聞録」と書かれています。
入ってみると愛想のいい大将と、奥さんと思しき女性がいます。
60代後半の夫婦です。
店を始めて30年以上、つつじが丘界隈の飲食店では2番目か3番目に古いとのことです。
一時、若い大将に代わったことがありましたが、2、3年で元のスタッフに戻りました。
聞くと現大将の甥っ子さんが店を引き継いだ時期があったとのことです。
カウンターにテーブル席が二つ。
昼時などには近くの勤め人や独身の男性で混みます。
が並ぶほどではないのがいいところです。
夜もやっていて、サラリーマン時代の山小舎おじさんは、飲んだ帰りに時々寄りました。
ビールを1本頼んだ後、支那そばで締めたものでした。
支那そばは、東京風のしょうゆ味ラーメンですが、鶏ガラのダシに魚介系が効いているのが食欲をそそります。
油が適量に浮いてパンチも効いています。
このダシの味は昔から変わりません。
今風のとんこつ味に全くなびいていないところも素敵です。
時々無性に食べたくなる間違いのない味。
続いてほしい店です。