ゴールデンウイークに来小舎した娘一家。
4泊の間、山小舎のベランダにいた娘のムコさんが、腐り落ちそうな階段を見て「これを直したい」といいました。
その階段は前オーナー時代からのもので、現在は雨ざらしの場所に置かれているもの。
3センチの厚さの重い木材で作られており、注文したらそれなりの値段がかかりそうなものではありますが、いかんせん屋外で使う木材製品としての耐用年数はとっくに経過しています。
この間の、防腐塗装などの手入れも、少なくとも山小舎おじさんの時代になってからはありません。
理系で、DIYにも関心のありそうなムコさんからすると看過できない事態でしょう。
山小舎おじさんとしても緊急の作業として認識はしており、木材の寸法を計って、ホームセンターで材料の見当はつけてありました。
が、いかんせんDIYに心得のない山小舎おじさんにとって、作業をスタートするまでの心理的な壁が高く、手つかずになっているのでした。
ムコさんの言葉は渡りに船です。
「よし、それじゃ今日、材料を買いに行こう」と即日の作業開始を提案。
外出のついでにホームセンターで、材木と電動ドリル、ねじくぎを購入したのでした。
山小舎に戻って作業開始。
小学校2年の孫娘も父親を手伝うと宣言、防腐塗装などを手伝いました。
大体のサイズはホームセンターでカットしたので、踏み板をはめ込む凹みの寸法を横板に「墨だし」する作業から始めます。
やる気満々のムコさんに、電動丸鋸、電気を引くドラム、定規などの道具を出してやってから、山小舎おじさんは別の用事で外出しました。
ここは父と娘でじっくりと共同作業を楽しんでもらおうと思ったからです。
帰ってくると、ムコさんが一生懸命、横板に深さ10ミリの凹みを刻もうと苦戦していました。
のこぎりを使って刻もうとしていますが思うようにいってないようです。
山小舎おじさんは丸鋸を使って刻もうとしましたが、刃が深く入ってしまいます。
時間が来て今回の作業はここで終了となりました。
「自分で全部やるから残しておいてください」とムコさんのやる気は止まりません。
娘一家が帰った後、別荘住民仲間に聞いてみました。
別荘地にはDIYで、孫の勉強机を作るような人もいたりします。
その人に凹みの刻み方や、階段作り全般のことを聞いてみました。
その人から、丸鋸で刃の深さを10ミリに調節して切れ目を入れノミで掻き出すこと。
丸鋸は垂木などを置きそれに沿って進めるようにするとまっすぐ切れる。
防腐塗料を重ね塗りすること。
階段の端を地面に直接つけないでブロックなどをかませること。
などを教わりました。
丸鋸の刃の深さが調節できることすら知らなかった山小舎おじさんたちでした。
帰ってきてその通りにやってみるとまあまあの凹みができました。
片方の横板に4つの凹みをたちまち作ることができ、娘のもとにLINEで送りました。
残りはよろしく、と娘経由ムコさんに頼みました。
完成は6月以降になりそうです。