おじさんの住む山小舎。
梁と柱、一部の建具は築150年以上の古民家を移築したものですが、壁、床を始め玄関、ベランダなどは新しくというか間に合わせで付け加えた造りとなっています。
山小舎の前オーナーの愛称「仙人さん」が大工、電気などができる人だったので、彼自作の建付けも多く残っています。
少し前から玄関先がフカフカして、玄関戸の動きが滑らかではなくなっていました。
サッシの玄関戸は、リフォームの時に大工さんに入れてもらったのですが、玄関先そのものは「仙人さん」DIYのままでした。
玄関先に敷いてあるコンパネをはがしてみると、地面との間に樹脂製のコンテナが置いてあります。
さらに、玄関戸(サッシ)と家の土台の間には木製のすのこが支えとしてはめ込まれていましたが、これが腐っていました。
すのこの周りには、土ぼこりやら落ち葉やらが長年積もったままです。
すのこを取り除き別の支えを入れなければ、サッシが敷居ごと崩れ落ちかねません。
ある日意を決して補修をDIYすることにしました。
まず、腐ったすのこを取り出して、土台の上をきれいにしました。
すのこの代わりですが、燃料用としてとっておいた角材(廃屋の柱材)が高さ的にぴったりでした。
既に短く切ってあった角材を組み合わせて土台とサッシの間に詰めました。
この間サッシが落ちてこないか気になりましたが、家の土台側にも重心がかかっており大丈夫でした。
次に並べた角材を固定しなければなりません。
サイズに合わせて切ったコンパネを敷いた角材の上にかぶせて釘で打ちました。
これで角材同志はまとまりました。
角材の縦(玄関戸から見て手前方向)の動きはコンテナでとめます。
コンテナをどかして跡の地面をきれいにし、砂利を敷いて高さを調整します。
コンテナが角材の縦の動きのストッパーになり、全体が固定されます。
角材(にかぶせたコンパネ)からコンテナまでを、新たなコンパネで覆って今日のところは一応終了です。
といってもまだまだ補修完了ではありません。
コンテナを脇で押さえている柱材。
15センチ四方、長さ2メートルの柱材が、これも腐っています。
取り替えましょう。
丁度いい太さの廃材が今年も手に入ることでしょう。
反対側の脇には1.5メートルの丸太と、その間を埋める砂利が必要です。
丸太は転がっているカラマツを切って、皮を剥がし、クレオソート材(防腐剤)を塗りましょう。
あと、泥除けのマットを買って敷きましょう。
一番上に敷いたコンパネにも防腐処理が必要かもしれませんね。
間に合わせのDIYです。
が、素人大工とはいえ、「道具と材料がそろってやる気が出る」ものです。
必要な材料には出費も必要、と気づく最近の山小舎おじさんです。
DIYに気が付き見渡せば、外壁などの防水塗装、ベランダ階段の取り換えなどなど目につくところは多数。
ことしからはDIYにもGO!です。