山小舎の玄関アプローチを補修しています。
今回は、補修DIYで使用するコンパネ、角材、丸太などの資材に防腐処理をしました。
防腐処理に使う塗料は、コールタール系のクレオソートを選びました。
油性の塗料です。
コールタールというと線路の枕木や、昔のバスの床材などに使われていたのを思い出します。
真っ黒の粘着性の塗料で、匂いが強烈で、手足についたコールタールは取れなかったものです。
クレオソートは色はコールタールに近いものの、さらっとしており、素人でも使いやすいものです。
薪置き場の土台や、土留めの杭、庭のステップなど、雨ざらしで使われる木材の防腐材としいて用いられます。
このクレオソートを、用意した資材に塗ってゆきました。
まずは柱材。
軒下にちょうどいいのが転がっていました。
長さに切ってから、塗装前の下準備をします。
ノミで掘られた穴などを、サイズに合わせた木材で埋めておきます。
クレオソートを塗ってゆきます。
つるつるに磨き上げられている柱材の表面は、サラサラしたクレオソートをはじくようでした。
翌日2度目の塗装をしました。
もう一つの材料である丸太の準備もします。
燃料用にもらっておいたカラマツの丸太にちょうど良いものがありました。
まずは皮をむきます。
1年前から転がっていた丸太を鉈を使って皮むきします。
これがなかなかきれいにゆきません。
本来はつるつるした木部が出るまで剥かなければならないのですがちょっと無理でした。
そこで皮むきはほどほどにして、火で表面をあぶることにしました。
火であぶると、皮が燃えてなくなるとともに、防腐処理にもなり一石二鳥です。
こうやって焦がした後に、クレオソートを二度塗りしました。
黒々とした丸太材ができました。
玄関アプローチのステップ部分にはコンパネを使うことにします。
折角なので新品のコンパネを買ってきました。
コンパネをサイズに切ります。
カットには鋸ではなくチェーンソーを使いました。
が、角材はともかく、板のカットには鋸を使うべきでした。
今後は電動鋸を用意する必要があります。
切ったコンパネにクレオソートを塗ります。
表裏の両面です。
一晩おいて二度塗りしますが、色は濃い目の茶色になります。
材質や木材の経過年数によって発色が異なるのがクレオソートです。
コンパネと柱材、丸太で色合いが異なり、組み立て後の統一感はやや損なわれますが、手作り風を楽しんでもらえれば、と思うしかありません。
塗装が乾いたころ、資材を組み合わせました。
微妙な色合いの組み合わせですが、補修作業を「やった」感はあります。
残るは向かって右側の部分に砂利を入れて表面をどう仕上げるか。
それと入場者の泥を落とす工夫、です。