諏訪湖の浮城 高島城

桜の季節が終わった頃の雨の日、諏訪市にある高島城へ行ってきた。

秀吉の家臣が築城。
のちに関ケ原の戦いで戦功を得た地元諏訪氏がの居城となったお城。

かつては諏訪湖に面し、湖畔に浮くように建っていたという。
明治維新で廃城となり、天守閣なども壊されたが、昭和40年代に地元の募金によって天守閣が復元されたという。

高島城

お濠には名残の桜の花びらが残っていた。
門をくぐり城内へ。

普段は市民が三々五々集まる城址公園には人の姿はなく、八重桜と枝垂桜が花見シーズンのラストを飾っていた。

市内中心部に立派なお濠がめぐらされている
お濠に浮かぶ名残の桜
お濠を渡って城内へ、冠木門をくぐる
場内は公園になっている。八重桜が咲いている

天守閣へ登ってみる。
3階建ての閣内。1階と2階は高島氏の歴史、郷土史などを展示する博物館になっている。

3階が展望室。
この日は雨で諏訪湖方面は展望が効かず、もちろん富士山なども霧の彼方。
晴れた日の展望は絶景であったろう。

高島城天守閣
城内には諏訪市の遺物などが展示されている
3階の展望室から望む。諏訪湖方面は霧にむせぶ

1、2階の展示室には、甲州街道の錦絵のレプリカがあり、当時の凍った諏訪湖の湖面を歩く旅人の姿等が描かれていて興味を誘った。

歴史を感じるお濠。
諏訪湖方面をバックにそそり立つ天守。
落ち着いた城内公園。
諏訪の歴史と分化を味わえる場所だった。

お濠岸に見る天守閣
城内にある諏訪護国神社。もちろん御柱が立っている

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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