おじさんの山小屋の敷地にはミズナラなどの雑木が生えています。
別荘地として開発された40年前にはすでにあった天然林とのことです。
この度、敷地内のミズナラ3本を伐採しました。
燃料調達と、景観改善(日の光を取り入れる)のためです。
伐採の準備
立木の伐採には心して臨まなければなりません。
機材の準備と、目標樹木の選定、倒れる方向を決め、手順に沿ってカットしてゆき、作業中の安全を確保しなければなりません。
また、倒木後の玉切り(倒木:丸太を約40センチ幅に切ってゆく)のことも考えなければなりません。
なるべく玉切りしやすく、玉切り後の搬送をしやすい場所に倒木させたいからです。
まず、チェーンソーをチューンアップしました。
切れが鈍った刃を、JAの農機具センターでで研いでもらいます。
1080円かかりますが、機械で研いでくれ、刃の切れは復活します。
自分でも作業の都度、棒やすりで研いではいるのですが、角度、力加減が難しく、あまりうまくいきません。
チェーンソーワークの次第は、刃の切れ具合如何なのです。
伐採の実際
伐採する木を選定します。
混みあった生え方をしている樹木のうちで、倒す方向にほかの樹木がないかどうか、建物、電線などがないかを確認します。
おじさんが去年生まれて初めて伐採した時は、伐採した木がほかの木に引っ掛かり、完全に倒れなかったことがありました。
40年放置されたミズナラが想像以上に成長していたことと樹木が込み合っていたことが原因でしたが、それを読めなかったおじさんの素人ぶりが最大の原因でした。
途中で引っかかった木ほど始末に負えないものはなく、軽トラで引っ張るなどして倒木させるのに苦労しました。
ということで、今年は切れるチェーンソーでさっさと目標の立木に切れ目を入れ、ほぼ予定通りの方向に倒木させることができました。
しかしながら1本は今年も引っ掛かりました。
倒してみると40年たったミズナラの長さに改めて驚きます。
樹木の重さについては、これまで丸太と格闘してきた3年間で思い知らされたとおりです。
とても人力の及ぶところではありません。
間違って倒木中の樹木に当たりでもしたら・・・。
結果は神のみぞ知る、です。
こうして伐採しても、1本の立木からとれる薪はいかほどのものか。
自分の身のほかに、家や電線が被害を受けるリスクと照らして意義のある作業なのかどうか。
丸太の入手は業者から白樺などの雑木を入手し、玉切り以降の作業に特化して行ったほうがリーズナブルではないかと痛感するおじさんでした。