畑づくりに悪戦苦闘する素人「百姓」の山小屋おじさんです。
一応、今年の春の作付けはほぼ終わりました。
ジャガイモなどは順調に育っています。
しかし、自根苗のナス、ピーマンや、直播のトウモロコシ、落花生、枝豆などは生育がいまいちです。
根が定着して生育中のキャベツなども生育のスピードがゆっくりしています。
ゆっくり生育し、栄養と食味をため込んでゆくのもいいのですが、旬の時期に収穫時期を迎えたいというのが、「百姓」の偽らざる気持ちです。
追肥について考える
生育をコントロールする方法の一つとして追肥を施すということがあります。
ほとんど肥料のいらない、サツマイモや枝豆などはいいのですが、肥料食いといわれるナス、トウモロコシ、ゴーヤなどは元肥のほかに、適切な追肥が収量と収穫時期に直結するといわれています。
現在、おじさんは自分の農業技能のなさをカバーするために、えひめAIを施す、微生物農法を標榜していますが、かといっていわゆる自然農法や不起耕栽培を目指しているのかというと、そういうわけではありません。
農薬、除草剤は使いませんが、必要に応じて化学肥料も使用し、作物の収量と食味と収穫時期の最適化を目指しているつもりなのです。
かといって年齢的に、また条件的に、畑にそそぐエネルギーには限度があります。
世にいう篤農家や畑の名人とは別世界に居つつ、畑を理解し、作物に愛される素人百姓を目標に頑張ってます。
ということで、作物の種類が多くなった今年、必要な追肥としてボカシ肥を導入することを考えました。
ボカシ肥を仕込む
ボカシ肥は売っています。
たいがいは小袋で売っているイメージです。
材料をあつらえ、調合して発酵させて作るから大量には作れないのでしょう。
発酵済みの肥料故、作物がすぐ吸収できる状態になっています。
その点では、化学肥料と同じ働きをします。
追肥としては持ってこいの肥料です。
素材は、ぬか、油粕、骨粉、草木灰など様々です。
今回はおじさんが日ごろ使っている、えひめAIの力を借りたボカシ肥を作ることにしました。
教科書は、雑誌「やさい畑」2019年春号の付録「手づくり肥料ハンドブック」です。
篤農家、名人は畑の作業にいちいちマニュアルなどは参照しませんが、素人「百姓」を目指すおじさんに、資料は必須です。
自分に合った資料に巡り合うのも、素人「百姓」の醍醐味?です。
えひめAIボカシは、ぬか、もみ殻、燻炭で作ります。
どれもおじさんの山小屋にあります。
製作費はタダです。
まず、材料を混ぜる箱を用意します。
ぬか、もみ殻、燻炭を分量用意します。
えひめAIと、その発酵を助ける砂糖を混ぜます。
ぬるま湯を注ぎます。
握って固まる程度に水分を加えたら、米袋に入れます。
水分保持のためビニール袋に入れて保存します。
灯油を買ったときにスタンドがサービスにくれたビニール袋を使いました。
早速ビニール袋の内側が湿気ってきました。
発酵後は、主に夏野菜の追肥に使い、収穫増量を目指したいと思います。