山小舎の敷地の法面に去年からのカラマツの丸太が転がっています。
正確には丸太を玉切りした「玉」がたくさんあります。
本来なら昨年中に薪に割って積んでおきたかった「玉」です。
時間を見つけて割ってゆきます。
法面での薪割りは大変です。
ただでさえ力を集中してやっと割ることができるものを、斜面で行うのです。
人間が普段行う作業は、水平の場所で行いますが、その有難さ、効率の良さがよく理解できます。
特に大口径のカラマツにおいては大変さを痛感します。
斧だけではとても無理なので、くさびを使います。
特に大口径で丈が長いものには、チェーンソーで縦に切れ目を入れてから、くさびを二つ使って割ります。
カラマツは繊維が絡まっているので、くさびを使ってもパカンとは割れません。
くさびを打ち込んだ後、斧を使って繊維を断ち切ります。
四つ割りにした所で積み込みます。
カラマツはしばらくは野ざらしにして油分を雨で洗い流すとよいということを聞いたので、露天で積み込みます。
一回に4~5玉を割ればヘトヘトです。
全部終わるまで何日かかることでしょう。