水道管の凍結防止でDIY!

今年最初のDIYです。
何年かぶりの寒波の中、山小舎開きを行いました。
3日間の滞在中に水道管を凍結させてしまいました。

厳寒の山小舎に水道管凍結という落とし穴が待っているとは・・・

北国の住宅の常識として、冬の不在時には水道管の水抜きを行います。
山小舎おじさんが子供のころには毎日夜には「落とし」ていました。

山小舎では滞在時には通水するのですが、夜間の間に水道管が凍結してしまったのでした。

冬の間の通水時には水道管を温めて凍結から防ぐ措置を行うのが通例です。
一般的にはサーモスタットで寒冷時にのみ通電する電熱線を蒔いておく方法によります。

山小舎でも電熱線を水道管に巻いており、滞在して通水すると同時に通電しておりますが、台所へ向かう水道管については通電しておりませんでした。

これまでの5年間の冬の滞在時ではここまでの寒さがなく、油断しておりました。
破れなかったのが幸いでした。

1日室内を温めて凍結が溶けるのを待ちました。
地下に灯油ストーブを持ち込むなどした結果、夜になって凍結は溶けたのですが、今後のこともあり、台所の水道管にも改めて凍結防止の措置を施すことにしました。

工事は出入りの大工さんに相談して必要な資材をそろえ、自分で行うことにしました。
既に3日間の滞在予定期間を過ぎて、奥さんだけを自宅に返しており、1日でも早く工事を終わらせたかったこともありました。

ホームセンターへ行って、大工さんに言われた資材を調達します。
上田のホームセンターでは凍結防止用の資材が一つのコーナーにまとめられており、1か所で必要な資材が調達できるようになっていました。

サーモスタット付きの電熱線、テーブルタップ、保温の合成樹脂カバー、ビニールテープ、一番最後に上から巻くキャンパスシートと呼ばれるテープ、です。

サーモスタット付きの電熱線が売られている
電熱線からコンセントまでのテーブルタップを用意
保温カバーを管の長さ分用意
キャンパスシートとビニールテープ

日中でも寒い地下に潜って作業します。
夕方までには終えたいものです。

現状の保温カバーを外します。
カッターでビニールテープを切り外してゆきます。
もともとがキャンパステープによる保護はされておらず、前回の施工はプロとしては「失格」なものでした。

かぶせてある保温カバーを外す

電熱線をらせん状に巻いてゆきます。
一度通電して暖かくなるのを確認します。

むき出しの水道管に電熱線を巻いてゆく

保温カバーをかぶせます。
まっすぐで長い管の場合は被せやすいのですが、管に接続があったり、短かかったりする部分はカッターで切ったり、曲がった部分を穴埋めするなどします。

保温カバーを被せる

カバーが外れないように、また外気から遮断ができているようにした後、上からキャンパスシートを巻いてゆきます。
キャンパスシートをテープ止めして完了です。

全体にキャンパスシート(白)を巻いて仕上げる。手前は排水管

3つの電熱線を1か所でコンセントに差し込みます。
電熱線のコンセントはこれで合計3か所目となりました。
厳寒時は常時通電して様子を見ることにします。
電気代は夏の3倍くらいかかります。

休み休み3時間ほどかかりましたが何とか終了しました。
次回訪問時、通水後に凍結がなければDIY工事の完了です。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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