梯子を雑品屋へ持ってゆく

山小舎に不要の梯子があります。
アルミ製でスライド式の大型梯子ですが、曲がっていてスライドできません。
もう一つ同様の壊れていない梯子があるので、壊れている方を処分しました。

処分に当たっては、別荘地のごみ置き場に出す方法もあるのですが、大型なので処分費用がかかります。

大門峠を越えて、茅野へ下ってゆくと雑品屋があります。
金属類は無料で引き取ってくれます。
また、そこでは在庫品は買うこともできます。
動物除けのポールやフェンスの中古品が入荷しているかもしれません。
茅野の雑品屋に持ってゆくことにしました。

問題は搬出方法です。
縛り付ければ軽トラで運べないことはないので、トライすることにしました。
ただし、梯子が落ちないように縛り付けるには、運送屋さんがやっているような「積荷結び」をしなければなりません。

トラックの荷台に積んだ荷物が崩れないように、ロープを結び、体重をかけてぎゅっと縛り付けるあのやり方です。

この結び方、町で暮らしている分には一生無縁の技術です。
ところが田舎で暮らすには必要な技術となります。
常識といってもいいのかもしれません。
バイト仲間の、都会から移住した方々も当然のようにやっています。

山小舎おじさんはこの結び方ができませんでした。
覚えようとして本まで買いましたが覚えられません。

耕運機などを運ぶときにロープで縛りますが、運ぶ距離が近いこともあり、何となく縛ってゴマ化していました。
ところが今日という今日は、軽トラの荷台をはみ出す梯子が荷物の中距離搬送です。
どうしてもこの縛り方をしなければなりません。

荷台に梯子を据え付け、この縛りができなければ搬送をあきらめる覚悟で臨みました。
ロープの縛り方の本を脇に置き、何度も縛りをトライしました。
そうするととうとうできました。
ゆっくりと一行程ごとにやってゆくとできたのです。

とうとう「積荷結び」ができました!
縛り方の本は用意していたのですが・・・
何とかロープが緩まずに運べました

大袈裟ですが、また一つ「田舎人」として一人前に近づけたような気がする休日の午後でした。

帰りに、たてしな自由農園原村店でお買い物。

茅野名物の寒天、茅野の地酒「ダイヤ菊・蓼科」、冷凍の味付けホルモン、地粉、ふすま、鯉のしっぽの甘煮、など。

生の寒天はところてんで食べるとうまい。
ダイヤ菊は、かの小津安二郎監督が蓼科の別荘に滞在中のご指名の銘柄。

普段用というよりは来客用の食材を購入しました。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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