新米の季節です。
山小舎から下った麓はお米の産地。
佐久方面に下ると、浅科地区の五郎兵衛米をはじめ、地域自慢の銘柄米が覇を競う米産地方になります。
かつては、この地方は蓼科山の湧水に恵まれた場所でしたが、春先は湧水の水温が低く、稲作には適さなかったそうです。
江戸時代に地元の五郎兵衛さんという人が、用水路を工夫して冷たい湧水を日光で温める方法を編み出し、水田が盛んになったとのことです。
五郎兵衛米産地の真っただ中、道の駅ホットパーク浅科へ新米を買いにゆきました。
去年の夏ころは、いつ行ってもお米が品切れだった県内の直売所や道の駅ですが、銘柄米の値段が高止まりし、コメの需要も一巡したからなのかどうなのか、新米の季節になった今、五郎兵衛米の新米がたっぷり売れ残っていました。
値段は5キロで4800円もしましたが。


ホットパークでランチです。
ここで食べるのは初めてです。
浅間山を遠望しながらの大ロケーションです。


浅科までくると、望月をはじめ、春日、立科などの地区が帰り道です。
望月農協をはじめ、地元スーパーの越後屋、直売所菜ないろ畑、春日のチーズラボ、望月のOKブレッドなど、魅力的な購買所が目白押しです。
この日は布施温泉によってみることにしました。
夏に山小舎へやってきた5人の学友が立寄ってきた温泉とのこと。
初めて行ってみます。


今どきはよくある感じの田舎の立寄り湯。
立派な建物と、周りの庭園です。
食堂もついている地域のスーパー銭湯的な施設です。
入浴料500円は今時では良心的な方かもしれません。
入浴客は地元の高齢者オンリー、平日の割には混んでいました。


久しぶりの温泉に身も心もほっこり、ゆったりした、ある日の午後でした。