西武新宿線の東伏見駅前にたい焼きの移動販売車が出ています。
アイスホッケーの会場にもなる、アイスアリーナ前の広場です。
店主は、型落ちどころか、クラシックカーともいうべきハイエースを移動販売車にしています。
長野県飯田市近郊出身の店主が1枚1枚手焼きで焼き上げます。
あんこは手作り、ほぼ毎日炊き上げるそうです。
皮の小麦粉液も手作りです。
木曜日の定休日以外は天候次第で出店しています。
特筆すべきは、金属製の焼き型が1枚ものだということ。
1枚の型にそれぞれ長い取っ手がついており、1枚1枚ひっくり返しながら焼いています。
仕上げ前には小麦粉液を追加で上から流して焼き上げます。
うちの家族がこのたい焼きのファンです。
山小屋おじさんは東京滞在中、このたい焼きを求めて東伏見に寄ることが多くあります。
土曜日だけ吉祥寺の五日市街道沿いにも出店しています。
人気の店なので、例えば5枚買おうとすると15分程度待つことになります。
店主は40代ほどの、まだ若手です。
金型を開いて皮とあんこを乗せ、金型を閉じて何度かひっくり返し、再び開いて皮を追加で流し込んで焼き上げています。
まるで千手観音のような手の動きです。
話好きの店主で、焼いている間も客の雑談に付き合ってくれます。
最近、そのたい焼きが値上げされました。
160円だった者が180円になり、今は220円です。
聞けば小麦粉だけでも開店当時からほぼ2倍に上がっているとのことです。
知る人ぞ知る、西武新宿線沿線の人気移動たい焼き店です。