「現代農業」という雑誌を畑づくりの参考に時々購入していますが、その連載に「ヒモトレ」がありました。
ヒモトレとは農作業などを行う際に、体に紐を巻くことで作業負荷を軽減させようという方法です。
いや正確にいうと、体の使い方を正しく、偏りなく行うことで作業効率を上げようというもののようです。
体全体を使うことで、特定の部位に負担がかかることがなく、また腰が入った姿勢となったりして、結果として作業がはかどるようなのです。
山小舎おじさんも畑で年々寄る年波に我が身を嘆きつつありますし、別荘地管理会社でのバイトが体に負担となってきました。
体力というか、心肺能力というか、筋力が落ちているのはもちろんですが、疲れてくると右ひざや腰などにダルさや痛みが集中してきます。
1日おきとはいえ、実働7時間、つなぎの作業服を着て、側溝の落ち葉集めや草刈りなどの作業は心の準備と休養がないと行えません。
今年から見様見真似でヒモトレを試してみました。
腰をリカバリーしようと腰に巻き、右ひざの負担を軽減しようと左右の膝に、足首もつかれるので左右の足首、上体を正しく保持しようとたすき掛けもしてみました。
キモチは体全体を正しく使って特定の部位への負担を軽減させよう!です。
やってみたところ、体がスムーズに動くような気がしました。
通常なら腰の負担を気にしながら行うような作業にも自然と入ってゆけるような気がしました。
動いている間は古傷の右膝以外は気にしないでいられました。
たすき掛けすると上体がシャンとするような気も。
だからといって疲れないかというとそんなことはありませんでした。
体はいつも通りくたびれます。
良く動いたせいかむしろ例年よりグッタリかもしれません。
が右ひざや、腰、右足首に疲れが集中しませんでした。
両膝、足首を共に使えたことで負担が公平になったためのような気がします。
今後はバイト、畑作業、薪割りなどの時に引き続きヒモトレを行うつもりです。