スグリという植物があります。
おじさんの山小屋の前庭に植わっています。
山小屋の前オーナーが植えたものです。
前オーナーは植物に造詣があり、ハマナス、グズベリーなども集めては植えていました。
グズベリーは西洋スグリともいわれる青白い実をつける植物です。
今回、ジャムにしたスグリは、真っ赤な実をつけ、フサスグリともいわれます。
酎ハイの色付けでおなじみのカシスもこの仲間だそうです。
去年、山小屋の改修に来た、地元の電気屋さんが、庭のスグリを見つけて早速口に運んでいたこともありました。
折角の食べられる実なので、去年からジャムに加工しています。
今年も気が付けば真っ赤な実がなっていました。
柔らかい実なのでつぶさないように収穫します。
一株から小さなボール一杯分の収穫でした。
洗って小枝やごみなどを除きます。
1/3程度の砂糖をまぶします。
弱火で火を入れます。
水は入れませんでした。
煮詰めてゆきます。
ジャムはとろ火で煮詰めるのではなく、一気に煮詰めるのが素材の風味を残すコツと聞いたことがあったので、中火で煮詰めてゆきます。
同時に瓶と蓋を煮沸しておきます。
とろみがつくのがジャムの出来上がりのサインですが、さめるととろみが出るので、そこまで煮詰めなくても大丈夫のようです。
目を離したすきに吹きこぼれてしまいました。
小瓶にいっぱいのスグリジャムの完成です。
瓶に入らなかった残りを試食しました。
自然の酸味が特徴です。
実には小さな種が入っていますが気にならない程度のものです。