高原の畑に真夏到来!

令和2年も7月中旬になりました。
ニュースは毎日コロナ三昧。
梅雨とも思えぬ前線の停滞で九州を中心に大水害の発生。
世の中は今、平穏なのか、それとも国難状態への入口なのか。

コロナが発生すれば、患者の居住地域と年代まで都度発表される程度の「清浄地」長野県にあっても、歴史的降雨量を記録した梅雨が居座っている令和2年の7月です。
令和元年の台風被害のインフラ復旧も終わらぬまま、新たな水量がひっきりなしに山から川へと流れ続けています。

やがて梅雨も開けようかという今日この頃。
久しぶりの晴天に恵まれました。
朝起きて、豪雨か霧雨か肌寒い曇天か、の空を見続けたこの2,3週間。
久ぶりのお天道様です。

晴れてみるといつの間にか世の中は夏になっていることがわかりました。
高原にも真夏の季節がやってきました。

畑から南東の笠取峠方面を望む。夏の雲が出ている

畑の標高は700メートルほど。
高原というほどではありません。
夏の高温で地元では有名な上田盆地の端っこに位置するだけあって、おじさんの畑も夏は基本、カンカン照りです。

もっとも山裾に広がる緑一色のロケーションだけあって、昼間暑く、朝夕冷涼な気候は、暑さを好むトマト、ナス、ゴーヤから冷涼を好むキャベツ、レタス、白菜までの作物に適しています。
カンカン照りの畑に時々吹く涼しい風も夏の畑仕事の慰めになります。

これは畑から北、白樺湖方面の里山と夏空
隣のブルーベリー畑の上空を鳥よけの模造鷹が飛ぶ
畑の畔に野生?の朝顔が咲く。夏だ

夏野菜の作付けも一段落し、収穫直前の彼らの世話が今の時期の畑仕事のメインです。
あと草取りと。

今日はまずアスパラガスの地表部が倒れないように紐を渡しました。
来春には無事収穫となりますか?

トウモロコシ。
穂が出始めた畝に2回目の追肥。
尿素を水に溶かしてマルチの上から流し込みます。
マルチの真ん中には肥料や水分が取り込めるように穴があけてあります。

ミニトマトの実が赤くなり始めました。

まばらに生えたアスパラガス。伸びすぎて倒れた茎を紐で支える
出穂直前のトウモロコシに尿素の追肥。この後じょうろで肥料を溶かし込む
ミニトマトが長雨に耐えて色づいてきた

この日の収穫は、袋に分けて調布の柴崎彩ステーションに送りました。
2回目の出荷。
キューリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、インゲン、キャベツなどをひと箱分。畑からのお便りを同封します。

送料がかかりますので、一袋100円の野菜を詰め込んだところで収支は赤字になりかねません。
そえれでも、山小舎おじさんを知っている方々が買ってくれ、おいしいといってくれるのはかけがえのないことです。

出荷する野菜は、そのまま売れるように袋に分けて送る
購入者への情報提供としてお便りを作った

食べてくれる方々の手にわたって、野菜作りの行程は一段落となります。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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