標高1400メートルに近い山小舎から、標高700メートル台にある畑まで軽トラで20分ほどかかります。
のんびり走ればもっとかかります。
夏野菜の出荷シーズン真っ盛り。
週に1、2度の出荷をします。
去年までは畑作業の都合に合わせて、夕方などに出荷していました。
本来は朝に収穫するのがいいのですが、行きかえりに時間がかかる畑なので、行った以上はほかの作業も併せて行うことが多く、作業の最後に収穫してそのまま出荷することが多かったのです。
今年の夏は山小舎周辺もカンカン照り。
標高1400メートルの山小舎周辺でも、外に出て日差しを浴びるのが苦痛なほどの日が続きました。
そんなときは、標高700メートル、灼熱の畑作業などもってのほか。
野菜たちも葉っぱがヘタるのはもちろんのこと、ナスなど実がふわふわしているような気がするのです。
そんなことで、今年からは頑張って収穫、出荷は朝のうちに行うことにしました。
朝。
刻一刻と日差しがきつくなってきます。
まずインゲンから収穫します。
この日はボール一杯採れました。
次にキューリ、ナス、トマト、ズッキーニの畝へ。
大きくなりすぎたズッキーニ、キューリもとにかく収穫してしまいます。
収穫後の野菜は、直射日光に当てないように注意します。
収穫した野菜を段ボールに詰めてゆきます。
大きなものは新聞紙に包んで、段ボールの中での結露に注意します。
インゲンやミニトマトはビニール袋を使います。
去年までは小分けして荷造りし、また値段もこちらで決めていたのですが、今年からはなるべく小分けせず荷造りし、値段も先方任せにしています。
畑からさらに15分ほど走ったところにある、ヤマト運輸の営業所で発送します。
最寄りのコンビニからはクール便を受け付けてくれないので、営業所へ出向かなければなりません。
今年も山小舎おじさんの野菜を「消費者」が待っているとのこと。
「生産者」としては大きな励みになります。