今年の梅雨は梅雨前線が日本列島に張り付いて動かなく、必然的に連日の降雨とその結果としての水害に見舞われています。
山と川に刻まれた箱庭のような日本列島においては、必要以上の降雨は災害に直結します。
連日のニュースでは前線の停滞と、連日の大雨と、水害の警告は流していますが、なぜ梅雨前線がいつまでも停滞しているのかについてはほとんど触れません。
「記憶にないほどの雨量が予測されます!」「身を守る行動をとってください!」とは言いますが。
まるでコロナの感染者数はトップニュースとして連日大々的に発表し、感染防止を呼び掛け、医療崩壊を懸念するのに、コロナそのものの相対的位置づけについてはほとんど言及しようとしないテレビニュースのようです。
山小舎も7月に入って雨の日が多いのです。
普段は水無川の水路にも2,3週間連続で水が流れています。
薪の乾燥台も雨に濡れっぱなしです。薪割作業が進みません。
地面が乾く暇はなく、傾斜地は雨水の流れが地面を掘ってゆきます。
山小舎のある別荘地自体は、地盤が固い山の斜面にあるので、砂利道や水路が掘れる程度で被害は少ないのですが、雨水が集まるふもとの河川は常に濁流が流れている状態です。
別荘地管理事務所の作業バイトも休みのことが多く、何より高原の夏らしい気候が少ないのが残念です。
毎年6月下旬には現れるオオミズアオという大きな蛾の姿を今年は見ていません。
去年は木にたくさんとまっていたカブトムシが全くいません。
庭のスグリの実は色づきましたが味が甘くありません。
今年は何か変です。
連休の1日、おじさんの孫一家が山小舎にやってきました。
近くでブルーベリー狩りをしたり、山小舎おじさんの畑でキューリ、ナスを収穫。
雨の長門牧場で綿羊に餌をやり、上田まで下りて上田城を歩いたりしました。
久しぶりに山小舎に活気が溢れました。