タキギを作りました。
薪ストーブを焚くときに、いきなり薪に点火することはできません。
新聞紙や、白樺の皮などのスターターにマッチやライターで点火し、さらにタキギに火を移してから、主燃料の薪に着火させてゆくのが通常です。
タキギの材料となるのは、廃材や、乾燥した枝などです。
それらを細かく割ったり折ったりして利用します。
よく乾燥したタキギがあるかどうかで、ストーブ点火の効率が全然違います。
タキギ作りは山小舎にとって大事な仕事の一つです。
山小舎をリフォームしてくれた大工さんから廃材を軽トラ一杯もらって、軒下に備蓄していました。
タキギがなくなっていたので、蓄えてある廃材をカットして今年分のタキギを作ることにしました。
廃材を備蓄している軒下へ行きます。
廃材を数枚ずつ担いでカットを行うヤードへ持ってゆきます。
テーブルソーを取り出してセットします。
薄い板は2枚ずつ、厚めの板は1枚ずつカットしてゆきます。
40から45センチの長さにカットします。
材木の匂いがし、切りくずが巻き上がり、舞い落ちていきます。
チェーンソーを使うときも同様ですが、木材を切るということは、すなわち切りくずを大量に作り出すことです。
木くずは燃やすこともでき、土にかえることもできます。
薪を燃やした後の灰も植物にとっての肥料となります。
木材は究極の循環素材なのです、
これだけのタキギの材料ができました。
これを手斧で割るとタキギの完成です。