今日はおじさん通院の日。
高血圧の薬をもらいに西東京市の病院へ。
いつもはバスを乗り換えてゆくのだが、今日は自転車で行きました。
西東京市は九保谷市と旧田無市が合併した町。
おじさんは自宅から北上。三鷹を超え、武蔵野を抜けてゆきました。
帰りに練馬区大泉によって東映撮影所を見てきました。
東映撮影所は大泉の東映通り沿いにありました
夢の工場といわれた映画撮影所。
ハリウッドほどとは言わぬまでも、それなりの華やかさを期待して訪れたいものですが、斬新ににデコレーションされた外見を持つ東宝以外は見事に期待を外されます。
東映の撮影所も外見は工場か倉庫のようです。
ここは練馬区大泉。
東映映画の主力であった、時代劇ややくざ映画の多くは、太秦撮影所こと東映京都撮影所で作られました。
ここ東京撮影所では現代劇が多く作られました。
古くは警視庁シリーズに始まり、不良番長シリーズ、女囚さそりシリーズなどが作られました。
テレビの戦隊ヒーローものなどもここで撮影されたのです。
おじさんが訪れた際の大映や日活の撮影所の入り口同様、東映の撮影所入り口は、何の緊張感もなく活気も感じられませんでした。まあそんなもんでしょうけど。
撮影所敷地に建つショッピングセンターで昼食
撮影所の敷地を一部削り、ショッピングセンターが建っています。
昼食を兼ねて見学しました。シネコン方式の映画館や食べ物屋さんを有する棟がひとつ。
東映通りを挟んで、もう1棟。
こちらには西友ストアやユニクロ、書店、食堂などが入っています。
入ってびっくり。
平日の2時過ぎとはいえ、がらんとした店内。西友ストア独特の場末感を伴った人気のなさはここが都内とは思えないほど。
レストラン街は2店舗分が閉店して空きスペースとなっており、奥のゲーム機コーナーの退廃感と相まってとてつもない寂寥感を醸し出しています。
建物全体の作りも若干時代遅れな感じで、今どきは田舎にも、もっとしゃれたモールがあると思うのは、山小舎おじさんだけでしょうか?
映画撮影所の衰退に時代を感じていましたが、足元の商業施設にも陰りが及んでいるとは思いませんでした。
これは日本全体の衰退を意味するのか、それとも大泉と西武資本に限定したローカルな現象なのか?
やはり東映はやくざで退廃的な場末感を呼び込んでしまうのでしょうか?
疑問をかみしめながら京風ラーメンセットを食べました。
税込み755円。
品目を増やし体裁を整え、値段を相応に上げながら内実に乏しい、アベノミクスの味?がしました。