早春の多摩川散歩

冬の間の山小舎おじさんの今年のバイトは、テニスコートの管理人とガイドヘルパー。
2月下旬の晴れた土曜日、多摩川の土手沿いに散歩する利用者さんのガイドヘルパーをしました。

利用者さんの自宅を出て、多摩川の土手に上ります。
このあたりは狛江と調布の境目です。
晴れた休日には散歩やランニング、自転車の人たちで賑わいます。

土手の道が整備されたころは、スポーツ自転車の集団が高速で行き来し、自転車同士のあるいは対人の事故をちょくちょく見かけたものでした。

今ではスポーツ自転車のブームが去ったのか、あるいはマナーがよくなったのかは知りませんが、その姿が少なくなりました。

土手の主な通行者は、ウオーキング、ランニングの人たち。
次いでスポーツ自転車とママチャリ。
スポーツ自転車も集団走行はほとんど見かけなくなりました。

多摩川土手の道
利用者さんとは土手下の砂利の道を歩くことが多い

河原は国有地です。
が、多摩川の河原で畑を作っている人がいます。
ビニールハウスを建てたり、鉄パイプで畑を囲ったり、自家菜園にしては本格的です。

昔は橋の下に「サムライ部落」などと呼ばれるバラックの集落があったりしました。
今でも、河原など住協表示のない「番外地」に家を建てて住んでいる人がいます。
私有地の不法占拠は困りますが、国有地である河原の畑は、人に迷惑をかけない範囲であれば、のどかなもの?だと思うのは・・・山小舎おじさんだけでしょうね。

河川敷の自自家農園

一方で、河川敷のあちこちに立っている「調布市占有」の杭。
知らぬ間に河川敷が耕されてしまっては困る行政側の対抗措置でしょうか。

今どきの河川敷、市民サービスのためのグラウンド用地のみならず、花火大会の場所などとしても、調布市としては確保しておきたいところなのでしょう。

もう少し行くと、「多摩川漁業組合」の幟がはためく養魚池がありました。
写真では見えませんが、釣りをしている人が数人います。

釣り堀も兼ねているのか?勝手に釣っているのか?
そして多摩川漁業組合の仕事は何?

漁業権は設定されていてるのでしょうが、釣り人から入漁料を徴収しているという話は聞かないし、漁師の姿も見たことがないし。
渡し船はとっくにないし。

狛江の多摩川岸の貸しボート業のことか?
あるいは残っている土手沿いの食堂みたいなところの営業権のことか?

多摩川の歴史を感じさせる「漁業組合」の幟でした。

漁業組合運営の養魚場

京王相模原線の鉄橋に近づくと、河川敷にグラウンドが現れてきます。
バスケットボール、サッカー、ラグビー、ソフトボール、野球などが行われています。
少年野球の女子チームと思しき子供たちが練習していました。
時代の流れを感じます。

京王相模原線の鉄橋が見えるあたりからはグラウンドが続く
少年野球の試合が行われていた

おととしの台風は、ここら辺の河川敷にも被害を及ぼしたようで、河川の改修工事が延々と行われています。

河原では重機が入って改修工事が行われている

鶴川街道が渡る、多摩川原橋を越えて少し行くと道路に4キロの表示があります。
ここで折り返します。

往復8キロ。
2時間の散歩を終えました。
山小舎おじさんには厳しめの運動です。

利用者さんの保護者から感謝され、雇用先から時給までいただけるのですから、こちらからも感謝したいくらいです。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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