令和2年 山小舎暮らし前半を終えて

今年前半の山小舎暮らし総括です。

毎年、4月から11月までの山小舎暮らし。
8か月間の前半4か月が過ぎました。
4月から7月までの暮らしを総括してみます。

4月から7月までの期間。
畑のカレンダー的には、畑起しから、種まき、苗の植付け、夏野菜の収穫開始を行う時期。
いうならば、畑作業のハイライトに相当するときで、作業的にもハードな頃です。

また、この時期は、別荘地の作業アルバイトが始まる季節です。
作業内容は4月から5月いっぱいくらいが落ち葉集めや、側溝掃除。
6月からは草刈りが主な作業となります。

山小舎おじさんが、今年、畑作業と別荘地作業バイトに費やした日数を数えてみました。

4月から7月の間で畑に行った日数が43日でした。
バイトに行った日数が31日。

今年は4月15日に山小舎に来ましたから、その間107日。
自宅に帰った日数が5日あり、実質の山小舎滞在日数が102日だから、滞在日数の42%を畑作業に費やし、30%をバイトに費やしていた計算になります。

バイトの日は畑には行けませんからこの数字は重複してはいません。
残りの日数28日(約30%)は、県内を旅したり、買い物や気晴らしに出たり、来訪した家族らと過ごしたり、雨で活動できなかった日となります。

バイトした日はカレンダイーに赤丸をつけている
畑に行った日は青いマーカーで表示
「休養」の文字が出てきた。外出先の表示も
日々の記録はパソコンでも管理
長雨の7月。雨でバイトが全日稼働できない日が多い。

実感としては畑とバイトで働きずくめの春から夏でした。
畑は側溝の整備から、耕耘、畝立て、二度のジャガイモ植え、草刈り・・・と1反歩以上の広い面積と格闘しました。

本来は畑づくりは、毎日畑に顔を出し、気が付いた作業をちょこちょこやるものなのでしょうが、何せ軽トラで片道30分の場所にあるロケーション。
イメージは通い仕事です。

畑にバイトに・・・1週間のうち6日は長靴を履いている

バイト仕事はフルタイムなので、歳とともに段々きつくなってきたのが偽らざるところです。
今年は高原でも暑かった日が多く、一日終わると作業着が汗でぐっしょり、体はバリバリに固まる・・・という日が続きました。

暑さで頭痛がする、という経験もしました。
歳のせいなのでしょうか。

作業服はバイトの時の「制服」

一時期は、週に3日の畑、3日のバイトのスケジュールでしたが、正直よくやったと思います。

休みの日や雨の日などに、茅野や上田などの町に人の顔を見に行ったり、外食したり、気になる観光スポットに出かけたりもしましたが、今年の上半期の印象は、暑い中での畑作業とバイトの日々です。

バイトの時にはめる手袋。玉切、薪割の時にも使用

山小舎暮らしの目的の一つに、古民家由来の貴重な山小舎の、保全とブラッシュアップがあるのですが、今期はほとんどできませんでした。

精いっぱいの畑とバイトの日々に余力がなかったのが実際でした。
ベランダ、玄関先など、リフォームが必要な部分から日々の掃除、整頓まで手付かずに近い状態でした。

また、家内をはじめ家族の意向に、山小舎を来客用にブラッシュアップするということがあるのですが、日々に追われて生活しているおじさんにはいまいちそれが理解できず、やってきた家内にがっかりされたりもしました。

今後は2階を来客用に整備する方向で、家族らとベクトルを合わせたところです。

二階の様子。本棚には児童書を買いそろえつつあるところ・・・

8月位以降はバイトを休んでいます。
お盆休みと家族の来訪で気が抜けたのか、怠け癖が付いたのか。
酷使を免れた体はほっとしていますが。

収穫の時期に合わせてせっせとジャムを煮たり、たまりにたまった材木を薪に割って干したり、室内を掃除したりしています。
気晴らしに信州の素晴らしい自然の中を軽トラで走り回るのも楽しみの一つです。

既に9月。
令和2年の山小舎暮らし後半は、畑や地域からの恵みを活用しつつ、家族の意向を取り入れた山小舎の保全、管理を意識してゆこうと思います。
畑は来季に向け、食害防止の観点からの保全と土壌改良に注力して行こうと思います。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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