三鷹と太宰治

三鷹駅南口からすぐのところに、太宰治文学サロンという施設があります。

太宰の年表や人物関係図、三鷹の借家の模型などが並び、年配の案内委員の方がいます。

ヒョイと寄ってみました。

案内員の方と、太宰が玉川上水に入水自殺した地点や、借家の場所などの雑談をするうちにそれらの場所を回ってみようと思いました。

太宰が住んでいた三鷹市連雀町の借家があった場所です。

向かいに井心亭という日本家屋があります。

井心亭には、太宰の借家の庭にあったという百日紅が移植されています。

太宰が愛人?と入水自殺した玉川上水の入水ポイントとみなされるあたりです。
三鷹駅からすぐ近くです。
太宰が通った酒屋、うなぎ屋なども近くにありました。
太宰の生活圏の真っただ中で入水したのですね。

太宰と愛人?がつながれたまま発見された玉川上水の新橋付近です。
発見まで6日かかったそうです。
現在の玉川上水は大人二人がつながって流されるほどの水量はありません。

太宰の墓です。

三鷹市内の禅林寺という大きなお寺の墓地にあります。

斜め前には森鴎外の墓石があります。

故郷、青森の生家を追われ、三鷹で破滅的な文筆生活を送っていた太宰のつかの間の安定を共にした夫人が、太宰の希望通り、縁もないこのお寺に頼んで供養してもらったとのことです。

太宰の命日に墓前で行われていた桜桃忌は、現在は行われていないそうです。

太宰が通った駅前のうなぎ屋跡には案内板が建っています。

毎月第4日曜日(3月から11月)には、予約不要、参加費無料で三鷹駅から太宰ゆかりのコースを、2時間40分かけての定例ガイドが行われています。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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