キャベツを定植、しましたが・・・。

春先の作付けの一つのヤマのキャベツ作付けです。
ここら辺では、キャベツの春作は、4月に作付けして6月から収穫します。

JAでキャベツの苗が出たときに買っておきました。
グリーンボウルやブロッコリー、白菜、レタスなどの苗も同時に出ますが、一番人気はキャベツで、すぐなくなるので、見かけたときに買っておかなければなりません。

1株20円で100株買いました。
JA上田では、キャベツのようにトレーで作られた小さな苗を買うときに、端数の苗をおまけしてくれたりします。
トレーを欲しいだけハサミで切ってレジに持ってゆくのですが、だいたい数は自己申告で店員は数えたりもしません。
ほぼ限定された組合員対象のJAとはいえ、「村社会」のこういった「美点」もこれからも残ってほしいと思ったりします。

キャベツを段々畑に植えます。
ご存知、鹿の大好物です。
活着するまでは乾燥に弱い作物でもあります。

元肥が足りないような気がしたので、急遽肥料を畝に入れりことにします。
去年の牛糞と糠ともみ殻燻炭を混ぜて使いました。

立てておいた畝に、株間30センチ間隔で石灰を振ってから植え付けします。

ここで鹿よけの秘策、寒冷紗をかけます。
ポールを立て、寒冷紗をかけます。
寒冷紗のすそは土をかけて止めます。

この寒冷紗、鹿よけ、虫よけのほかに、温度調節、乾燥防止の効果もあるようです。

ところが、持って行った寒冷紗の長さが足りず、1畝しかカバーできませんでした。
急激に上昇した気温のせいでおじさんの頭の働きがストップしたためのミスのようです。

やむなく、1列の畝には手元にあった鹿よけのピンクテープを張ることにしました。
明日寒冷紗を持ってくることにします。
というか、ピンクテープも長さが足りなかったのですが・・・。

気温30度の下でのドタバタ作業。
仕事は続けすぎると緊張感を失います。
創造力が要求される畑の仕事においてをや、です。
体がヘトヘトで、気持ちが切れていては、土や作物とのいい関係は築けません。今日のところは潔く仕事を切り上げて山小屋へ引き上げました。

手許にはまだキャベツの苗が20株残っていました。
畝の列の用意が足りなく、寒冷紗の用意が足りなく、ピンクテープの用意も足りなかった、トリプル不足の今日の現場でした。

帰り道の大門街道沿いに、真新しいこいのぼりがさつきの空の下泳いでいました。
少し元気づけられました。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

「キャベツを定植、しましたが・・・。」への1件のフィードバック

  1. 連日の野菜の植え付けお疲れ様です。
    これだけたくさんの種類や量の野菜を誰が食べるのだろうかと、心配になるくらいです。
    北海道の実家でも自宅用の畑はこれほど広くはなかった。
    実家もJAの組合員ですが、旭川のホームセンターの方が肥料、農具、苗など値段が安くそちらを利用する組合員が増えているという話を聞きます。
    そちらのJAはまだまだ地元としっかり結びついているようですね。

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