6月の山小舎

6月になりました。
朝晩はまだまだ肌寒い山小舎周辺です。
雨の日などは日中でもストーブをガンガン焚こともありますが。

それでも6月です。
穏やかな日中は初夏の様子です。

晴れた日は春ゼミの合唱がにぎやかです。

地上に落ちた春ゼミ

樹々の緑も厚くなり、山小舎の地上波アンテナでは5チャンネルの受信ができなくなりました。

玄関の石垣に棲むトカゲは天気がいい日には外に出て日光浴をしています。
人間が出てゆくと慌てて石垣内の巣に戻ります。

洗濯日和

日中の時間が1年で最も長いこの月。
標高1400メートルの山小舎では紫外線の強さも絶大です。

わらび採り

今年もあちこちにわらびが顔を出しました。
自宅に山小舎前のわらびの写メを送ると、山小舎おばさんから「採っておいて」と返事が来ました。
彩ステーションで使うようです。

この先が採取現場

スキー場跡の採取場へ行きました。
プラプラ歩いていると、ケースに一杯採れました。
穂先が二つに分かれたばかりのもの、芽が出たばかりのもの、と色々です。

まずまずの収穫

片手で持ち歩くのが重く感じるくらい採りました。

持って帰って水洗い。
いつまでも穂先の砕けたようなものが出てきます。
ネットで改めて調べると、穂先を取って処理するとありました。
穂先をちぎって改めて水洗いします。

ホースで水洗い

あく抜きは重曹をまぶし、お湯をかけて一晩おきました。
重しもかけました。

樽に入れて重曹をふりかけ
お湯を注ぐ
軽く重しをして

水は青くなりましたが、インクを溶かしたような鮮やかな青ではありませんでした。
何度か水洗いしてあく抜きは完了。

一晩置きました

山小舎おばさんに引き渡すまで、一週間ほど水に漬けて保存です。
水は毎日取り換え、涼しい場所で保存します。

このまま保存します

3月の山小舎

3月中旬に様子を見に山小舎へ行きました。

直前には甲信越地方は雪の予報があり、積雪が心配されました。
スタッドレスタイヤは装着したままです。
高速道路はもちろん、下道は路面乾燥状態。
標高1500メートルの大門峠だけには融雪剤散布の形跡がありました。
着いてみると、心配した通り山小舎の玄関が雪で閉ざされていました。

この日の山小舎の玄関前

最近振った積雪と屋根からの落雪で閉ざされた雪が一部氷となって玄関前を塞いでいます。
スコップで雪かきし、氷を砕かないと家に入れませんでした。

到着した日の夕食は恒例の炭火焼きです。

必死の除雪で開通
信州鶏の炭火焼き

翌日は天気が良く気温も低くないのですが、山小舎周辺は全くの冬景色です。

その日の昼食は茅野側に下りて、最近見つけた蕎麦屋に行きました。
開店前は他県ナンバーのお客さんが並ぶほどの蕎麦屋です。

山小舎周辺の様子
道路もこんな具合
手打ちそばの昼食

その後は、八ヶ岳の奥を目指し、奥蓼科温泉郷の「渋の湯・辰野館」で日帰り入浴です。
山中で行き止まりの「湯のみち街道」というルートを通り、御射鹿池という、東山魁夷の絵で有名になった池を過ぎて登ってゆくと、道沿いに明治温泉、渋温泉が出現します。

ルートを逸れて、除雪されていない坂道を恐る恐る下った場所にあるのが明治温泉。
お湯がいいとのことですがまだ営業開始していませんでした。

八ヶ岳
御射鹿池

湯の道街道に戻って更に行くと、渋温泉辰野館があります。
武田信玄の薬湯と言われる知る人ぞ知る温泉です。
日帰り料金は1650円と見たこともない高額設定ですが、入ってびっくり。
源泉温度は20度で冷たい温度ですが、温めたお湯につかると、体に染みるというか、強烈に暖まるというか。
湯の華で滑りそうな浴槽につかりながら温泉のだいご味を堪能しました。

奥蓼科温泉郷・渋辰野館
湯のみち街道

雪は深いのですが、3月の山小舎は真冬の寒さから一段落し、春の訪れを待つような気配でした。
今年の山小舎開きは4月中旬になりそうです。

2月の山小舎

2月に入って山小舎の様子を見てきました。

2月の山小舎

寒さと降雪が気になる今年の冬。

玄関までのアプローチの積雪

実は山小舎の風呂場の水道蛇口の一部が凍結でバカになり、カランとシャワーが同時に出っぱなしとなったので、水道屋を2月1日に呼んでもいたのでした。

寒冷地の冬の住宅は、長期間の不在時には、水道の元栓を締めるだけではなく、水がたまる場所、機械の総てから水を抜き、あるいは凍結防止剤を混入させることが必要になります。
ボイラー、風呂場の水回り、洗面所の排水溝、洗濯機の入水管と排水管、トイレのタンク、台所の排水溝と温水器などです。
今回の事故は、風呂場の蛇口周りの排水の不備が原因でした。
ああ大変だ!

雪は例年にも増して積もっていました。
玄関に入るまで雪かきをしなければなりませんでした。

滞在期間中にも積雪がありました。
山小舎内でも、玄関のものは凍結してました。

別荘地構内は真っ白です。
国道は大体路面が露出していましたが、降雪の翌朝にはシャーベット状の雪によるわだちができていました。

付近のキャンプ場ではこの雪と寒さの中、数張りのテントが設営されていました。

正月に孫と作ったカマクラ

12月 朝焼けの風景

12月初旬です。
大雪注意の天気予報の朝、外を見ると朝焼けでした。

朝焼けはドイツ語で、モルゲンローテというそうです。
朝の赤色。
季節や気象を表す日本語の多さが語られますが、ドイツでも朝焼けという言葉があるのですね。

寒さ的には厳寒、という程でもありません。
いつも補助の暖房具として使っている、温風式灯油ストーブも早々に消して、薪ストーブだけにしても過ごせる室温です。

外は一夜にして真っ白の雪景色。
東の山すそからは青空が広がっています。

冬景色の山小舎

11月も下旬に差し掛かりました。
寒さが本格化しています。

朝起きて、屋根や外の景色が白くなっているのは、通常の風景となりました。

それでも、五輪久保でのフジの収穫は盛りです。
山小舎から下へ降りるとまた気候が違いますので、めげずにリンゴ園へバイトに向かいます。

出発前の軽トラは、フロントガラスが凍てついており、霜を削り、暖気運転とワイパーで霜を溶かすのが一苦労です。

干し柿は、だいぶ柔らかくなりました。
柔らかく仕上げるために手で揉みます。
黒ずんできて、軽くなった柿は干しあがりが間近です。

室内ではストーブ全開です。

立科町津金寺の紅葉

五輪久保でのリンゴ摘みバイトの帰り、境内の紅葉が見事なお寺の前を通ります。
津金寺というお寺です。
当ブログでも紹介したことがあるお寺です。

津金寺の紅葉

まずは紅葉が目を引きます。

駐車場わきの紅葉

山門からは佐久盆地と浅間連峰が望めます。

山門から佐久平方面を望む

本堂の前には散ったイチョウの葉が黄色い絨毯となっています。

本堂前のイチョウの絨毯

今年は紅葉の時期が遅いような気がします。
すでに11月中旬。
平地でも朝晩の寒さが厳しくなってきます。
貴重な紅葉の時期です。

お寺から道路を挟んだ側にもイイチョウ並木が

寒さ本番の山小舎

11月中旬に近づき、山小舎周辺は急に寒くなりだしました。

初雪がちらついた翌日は、朝、霜が降りていました。
何やら本格的な霜でした。

山小舎のベランダに置いてある、玉ねぎなどの野菜が凍るほどではありません。
戸外の水道栓もまだ落とさなくてもいいでしょう。

ただ日が暮れて来たり、夜間、あるいは朝一番の山小舎内部が寒くてしょうがありません。
薪ストーブ全開で焚くとともに、室内の防寒を考えなます。

まず、1階から2階への吹き抜け部分を塞ぎました。
夏の間の採光のために数年前に開けた吹き抜けは、冬を迎える前にベニヤでふさぐのが、寒い季節の恒例です。
今年は11月中旬に行いました。

本格的な冬になると、例えば野菜を室内で保存していても凍ってしまいます。
長期不在時は、水道を落とすだけでなく、トイレタンクや浴室の水回りに不凍液を入れておくなどの管理もしなければなりません。
室内の防寒では、階段や洗面所への通路をビニールで塞ぐなどの対応も必要となります。

昼間は晴天だと小春日和になる今の季節は、最後の戸外作業の稼ぎ時です。
冬に向けての山小舎管理とともに、薪割り、畑作業を終わらせなければなりません。

昼になると霜は溶け小春日和もある

姫木平、初雪

初雪が降りました。

落ち葉に霜が降りている

10月中は、暖かい日は半袖でも戸外で作業できたくらいの今年の姫木平ですが、さすがに11月の声を聞いて外気がピリッとしてきました。
日が暮れると、ストーブをガンガン焚いても寒さがひたひた押し寄せる日がやってきました。

カラマツ林も冬模様

ある日の朝、屋根にうっすら雪が積もっていました。
積もるほどではなく、薄く張り付いたというか、さらっと積もった雪でした。

屋根にうっすら雪が積もる

陽が射すとなくなる雪だと思って、すぐ外に出て撮影しました。

外のベンチとブーブー

日陰や室内は凍えるような寒さですが、日差しはまだ明るさを保っています。
暖かい日はまだまだ外で作業ができます。

陽が射せば冬晴れ

紅葉期、落葉期

10月下旬、姫木別荘地の標高地点では紅葉と落葉の真っ盛りとなっています。

この日は畑の帰りに和田峠の麓の男女倉地区にある黒曜の水という湧水を組むために回り道をして帰りました。男女倉までは中山道を通り、底から山小舎までは、鷹山経由で帰りました。

鷹山線の沿道には紅葉の風景が広がっていました。

霧にむせぶ鷹山線の沿線
ブランシュ鷹山のペンション地帯にあった紅葉

姫木に入ってからも紅葉は続きます。

姫木の落葉道路と鹿
葉を落としたカラマツの木に絡まる漆のツル

姫木別荘地内の道路にはミズナラなどの落葉が降り積もっています。

山小舎に至る道は落ち葉だらけ

もうすぐ別荘地内は、カラマツも含めて葉っぱという葉っぱを落とし切り、紅葉も終わって冬を迎えるばかりの風景となります。