山小舎暮らし再開!初仕事は蜂の巣箱づくり!?

令和3年も4月になりました。
今年も山小舎へ帰ってきました。

ところで、山小舎おじさんの奥さんが突如、養蜂に興味を持ち始めて、栃木まで泊りがけで行って、日本ミツバチの養蜂を学んで帰ってきました。
今年の山小舎オープンに同行した奥さんは、巣箱を持参してきました。

巣箱の設置場所を考えた結果、山小舎近辺ではなくて、畑周辺に設置することとしました。
標高1400メートル近い山小舎は、蜜となる花の種類も少なく、スズメバチはよく見かけるのですが、ミツバチはあまり見かけないからです。

畑の近くに大家さんがシイタケ栽培をしていた場所があります。
栗の木が生えていて、ちょっとした日陰になっています。
こんな場所もあるよ、と大家さんから案内されていた場所です。
ここに巣箱を設置することにしました。

奥さんが巣箱を設置してゆきます。
土台はコンテナ2つにしました。
コンテナの上に板を敷き、5ミリの隙間をあけて「せいろ」のような枠を3段ほど積んでゆきます。
ふたをかぶせて、さらに波板で屋根を作り全体を縛って完成です。

奥さんが巣箱を組み立て始めました
木枠を4段ほど積み重ねます。ずれないようにします
波板固定して雨除けとします。木枠の最下段と底板の間の5ミリの隙間から蜂が出入りするそうです

実に簡単な構造です。
養蜂でよく見る蜜がしたたる板を引き上げて採蜜する方式は、西洋ミツバチの養蜂なのだそうです。
日本ミツバチの養蜂は、木枠を重ねた巣箱の中に作られた巣の一部を切り取って採蜜するのだそうです。
かつては農家が片手間に巣箱を山林に放置して日本ミツバチの養蜂をしていたそうです。

巣箱の設置場所近くに咲く山桜

奥さんの後を受けた山小舎おじさんは、直売所などでパンジー、芝桜、なでしこなどの苗を買ってきて、巣箱のまわりに植えました。
西日が当たらないように設置場所を塩梅して、コンテナを杭で固定しました。
周辺にえひめAI液を散布しました。
昆虫は良く寄ってきます。

果たして日本ミツバチは来るのでしょうか?

コンテナがずれないように杭で固定します
周りに花を植えました

4か月ぶりの畑は、南側の山の木が伐採されていました。
一段上の畑の持ち主が伐採しているようです。
おかげ様で畑の日当たりが格段に良くなります。
野良鹿たちも隠れ場所がなくなって行動ルートを変えてくれればよいのですが。

一段上の畑はいつの間にか薪割場所になっていました
山小舎おじさんの畑から見ても山の木はほとんど残っていません

大家さんの家の裏の畑が、おととしの台風19号で土石流に襲われてから1年半たっていました。
こちらも復旧工事の順番が回ってきました。
うまくいけば来年くらいから畑が復活するかもしれません。

畑があった場所。土石が撤去され平らに整備されている

廃材をもらってきた

暖房のシーズンが到来し、山小舎では順調に薪を消費している。

新たな薪割を日々こなしては、乾燥台に積み込んでいるものの、今シーズンの燃料として使える、昨年割った薪の残量は、来春までもつのか?心配になってきた。

そこで、別荘地の解体現場から廃材をもらってきた。

通りかかりの別荘の解体現場

別荘地の道沿いで1軒の解体が行われていた。
道端に、柱や梁が解体されて積み上げられていた。

作業中の業者に聞いてみると、4、5本を除けば持って行っていいとのこと。
解体現場から出る廃棄物の木材、コンクリ、金属、その他は産廃として有料で廃棄される。
持って行ってくれれば、その分、業者としても御の字なのだ。

廃材をもらって軽トラに積む。3往復した

軽トラで3回運んだ。
柱や梁ははすでに乾燥した木材なので、無垢のものであればよい燃料になる。
ただし、釘を抜かなければならないのがネック。

運んで積み上げる。
次の日から釘抜き。
以前、同様に廃材をもらってきたはいいが、あとで釘を抜こうと、まずチェーンソーで廃材を切ったところ、刃が釘をかんでしまって刃が傷んだことがある。
チェーンソーの刃に金属や石は禁物だ。

庭の薪割スペースの隅に積み上げる
釘が飛び出ている。廃材は古釘付きが多い

今回は念入りにくぎ抜きをしてからカット。
それでも何度か軽く刃から火花が散った。
隠れていた釘を噛んだのだ。

くぎ抜きで抜く。古釘は錆びて抜けずらいことも多い
釘を抜いた廃材はチェーンソーでカットする

40から45センチにカットした廃材を軒下に積み上げる。
苦労して運んだ廃材も、カットして積み上げると、おそらく冬ならば2週間持つかどうか?の量がいいところ。
山小舎暮らしは、燃料集めとの闘いでもある。

晩秋から初冬へ

標高1300メートルの山小舎では初冬を迎えました。

令和2年、11月になってからはしばらく秋晴れの日が続きました。

家族が山小舎に来た時のシーツを洗濯して干しました

11月の第一週が終わるころに寒波が来ました。今シーズン一番の寒気です。紅葉を迎えていた葉っぱが猛烈な勢いで散ってゆきました。

すっかり落葉したミズナラ林

ある朝起きると屋根にうっすら雪が積もっていました。いよいよ冬の到来です。

屋根にうっすら雪が張り付いていました。
薪の乾燥台の上の雪。陽が差すまで残っていました

寒気の合間を見て、野菜を干したり、もみがら燻炭を焼いたりしています。

干し芋第二弾を干しました
今年ももみ殻燻炭を焼いてます

チェーンソーのチェーンを取り換えたので、刃がキレッキレッのうちに、太い丸太を玉切りして、返す刀でミズナラを1本、伐採しました。

ミズナラの余分な立ち木を伐採
倒木を玉切りします

カラマツを割る

ちょっと前に「ミズナラを割る」というブログを書きました。
薪ストーブで暖を取る山小舎では薪割は欠かせない仕事です。

燃料の薪は、伐採業者や管理事務所からもらっているので、山小舎には雑多な木材が集まります。
近辺で採れる木材は、ナラなどの広葉樹のほか、カラマツなどの針葉樹、白樺などが主なものです。

このうち広葉樹は薪として売り物になる、など商品価値があるものなので、いきおい、山小舎に回ってくる丸太は良くてシラカバ、多くはカラマツです。

このカラマツ、やにを多く含み、そのまま燃やすとストーブを傷めたり、煙突が詰まりやすくなるといわれており、一般的には燃料には適しません。

しかも、非常に割りずらい材質なのです。

試しに1本、玉切りしたカラマツを割ってみます。

長さ45センチほど、直径も15センチほどでしょうか。
これがもしミズナラだったら、斧で気持ちよく割れることが多いサイズ感です。ところがカラマツでは・・・。

斧で一刀両断できることは稀です。
いや、割れないまでも斧の刃が手ごたえも気持ちよく丸太の断面に食い込むことすら期待できないのです。

半分に割ったカラマツでも斧では割れないことが多い

やむなく、楔を使い、ハンマーで切り口から食い込ませてゆきます。
斧で一刀両断できなくとも、楔を使うと割れるのが、広葉樹やシラカバなどですが、カラマツはそれでも解決しない場合が多いのです。

楔を使うがスパッとはいかない
割った後に木くずが多く出るのもカラマツの特徴

楔は食い込むものの、スパッツと割れないカラマツ。
ある程度、ひびが入った場合は、丸太を横にして斧で割ることもあります。

細めの玉は楔で切り口をつけた後、横にして割ってゆく

特に節などがなくても、丸太の内部の筋がねじれ、絡まりあい、スパッツと割れないのがカラマツの特徴です。

嫌がる木を無理やり引き裂いたかのようなカラマツの断面
最後まで断裂に抵抗するかのようなカラマツの材質

非情の粘っこいというか、往生際が悪い。
扱いずらい材質。
カラマツの姿に外来生物の特質さえ感じてしまう山小舎おじさんですが、カラマツは日本固有種とのこと。

薪炭資材には適さず、乾燥後に狂いが生じやすいので板材としても適さないというカラマツがどうしてこんなに豊富にあるのか。

生育が早いので戦後、山林に大規模に造林されたかららしい。
植えっぱなしでほおっておくような山にはカラマツを植林する、ということなのでしょうか。

といっても、木材として利用もせず、熊、鹿などの野獣を、その実などで涵養する性質もないカラマツは、資源としてどうなのだろう、と思う山小舎おじさんでした。

まだまだ割らなければならないカラマツが庭にたくさんあります。

注)カラマツは割った後に、一定期間、雨ざらしにし、やに成分を飛ばしてから薪に使うと聞いたことがあります。
動力式薪割り機などでどんどん割って、雨ざらしでやにを飛ばしてから十分乾かせば、カラマツも燃えやすい薪として使えるのかもしれません。

物置を整理

山小舎の建物の外側の一角を利用した物置スペースがある。

バーベキュー台やダッチオーブン、囲炉裏に使う灰。
ロープ、縄、機械の燃料やオイル。
畑道具、資材、肥料などの置き場として使っている。

物置にはラックを置き、道具を保管している
車輪付きのバーベキュー台。先代の遺産の一つだ
苗ポットは使えないものは捨て、使えるものは残す
苗ポットや収穫物などを運ぶときに使うケースも溜まった

1年間の戸外活動を終える時期を迎えつつある10月下旬。

この物置を整理した。

まず、物を出して、中に舞い込んだ落ち葉などを取り除く。
次いで不要なものを捨て、使えるものを残す。
膨大な苗ポットや、農業資材の切れ端などをごみ袋へ。

山小舎の先代オーナーのコレクション?だった新品の水道蛇口などの資材・部品も廃棄。
ひびが入り崩れそうな七輪も。

一方、捨てられない機材も多い。
麻袋に収められたのこぎりたち。
使ったのは、伐採の時にチェーンソーが立木に挟まった時くらいだが、貴重な道具の数々だ。
これからも山小舎とともに歴史を刻んでもらおう。

立派なのこぎりの数々。永久保存の予定だ

物置の床は一部がコンクリートで、一部は地面。
地面の上にもバーベキュー台や鍬などを置いている。
石を集めてきて地面に敷いて、道具の錆びを防ぎ、水はけをよくする。

地面には砕石を敷いた。古民家由来の石臼が見える

夏の間は戸外に出しっぱなしだったポリタンクを中に収める。
冬の間落ち葉が少しでも舞い込まないように軒下を板でふさぐ。

軒下には板を配置して落ち葉を防ぐ

まだまだ物であふれている物置だが、今年の道具の使い納めとして整理整頓してみた、秋晴れの一日だった。

一応の整理は終了
温室代わりに使っていた外付けのラックも空にして、春までは薪用に使う

護岸工事でDIY!

田舎暮らしの醍醐味といわれるものがいくつかあります。
畑だったり、鶏飼いだったり、薪作りだったり、渓流釣りだったり、山歩きだったり・・・。
いずれも都会暮らしでもできることですが、田舎ではそれらがぐんと身近になります。

DIYという言葉があります。
家具作り、簡単なリフォーム、ペンキ塗り、土木仕事・・・。
それらを自分で行うことです。
昔は日曜大工などという言葉もありました。

DIYは、山小舎おじさんの苦手な分野です。
簡単な家具さえ作れません。
庭の法面に簡単な階段が欲しくても作り方がわかりません。
山小舎で行ったDIYらしきことというと、台所の流しと窓の間の垂木に透明防水塗料を塗ったくらいです。

やろうと思っていることはたくさんあります。
ストーブの背後にレンガで防火壁を付け足すこと(現在でも防火壁はあるが少々面積が足りないような気がする))。
居間の天井の梁にそれらしい塗装をすること(梁の1本だけが鉋をかけた無垢の状態になっている)。
などなど・・・。

気になっていることの一つが、山小舎の裏手の小川の護岸工事です。
普段は水無川だが、台風や大雨になると水流が起こる小川で、ちょうど山小舎の裏手に向かって水路がカーブを切っている。
水流が激しくなるとこのカーブが削り取られてゆく可能性が高い。
事実、朽ちたような丸太が小川に並行して打ち込まれている。
先代オーナーが施したものだろう。
ほおっておくと土地が削られ、山小舎の土台に影響するかもしれないから。

その部分に土嚢を積むことも考え、管理事務所にも相談した。
「言ってくれればやります」との返事だったが、正式に依頼しないまま現在に至っている。

今日は護岸工事をDIYしてみた。

岸に杭を打ち、丸太を杭の山側に並べれば護岸になるであろう。
さらに丸太で作った壁の山側に石だの、土を詰めてゆけば堤防になるはずだ。
幸い手ごろな丸太は転がっている。

まず、細めで、杭になる丸太をチェーンソーでカットする。
ついでに先端部分もカットしておく。
杭は長めにしたいが、丸太の都合で長さはバラバラになった。
杭の山側に並べる丸太も見繕っておく。
あまり長いと扱えないので、適当な長さに切っておく。

次いで、現地に行き、いきなり杭を打ち込んでゆくが、基礎部分は河原。
石がごろごろしており、ハンマーで叩いても素直に打ち込まれてゆくとは限らない。
困ったが、位置を替えて何度か打ち込んでいるうちに、何とか砂利の隙間に入り込み、杭3本ほどがしっかり基礎の河原に打ち込まれた。

杭より太めの丸太を杭の山側に並べてゆく。
杭の長さが見事に不揃いで、見栄えのほか実用的にも不安があるが、今のところ丸太による壁らしきものができてきた。

丸太の壁の山間に石を投げこんでゆく。
水害の時、丸太製の堤防が水で洗われ、丸太は崩れなかったとしても、山側の土が水とともに流されてゆくのを防ぎたい。
本来は土嚢がいいのだろうが、できるだけたくさん石を詰め込んだ堤防の基幹部を丸太の山側に形作りたいものだ。

不揃いの杭に長さが工事の信ぴょう性を疑わせる出来栄え
水無川の川底を入れ込んでのカット
川の下流方向を眺める
山小舎の裏手を入れ込んだカット。土台が削れかかっている

本日の作業はこれで終了。
第二期工事は、長めの杭を追加して、長めの丸太を横通しし、石と土に寄る丈夫な堤防基幹部を作る予定です。

タキギを作る 後編

廃材をカットしました。
これを手斧で割ってタキギにします。

ところでタキギという言葉、漢字変換すると「薪」です。
薪能などという言葉もあります。

で、マキという言葉があります。
漢字変換すると「薪」です。

タキギもマキも同じ漢字です。
山小舎おじさんは知りませんでした。

おじさんのイメージでは、マキはストーブなどにくべる主燃料で、タキギは主燃料に点火するための割り付け、です。
どちらも同じ漢字、ということは同じ言葉、同じ意味、だったのですね。

で、カットした廃材を割ります。
手斧で割りますが、これが案外簡単ではありません。

板とはいえ、節があるときれいに割れないのは丸太を斧で割るのと一緒です。
パカーン、と幅2センチ程度にそろって割れるとは限りません。
板の厚さによっても違ってきます。

ある時は手斧に一気に力を入れ、ある時はテンポよく割ってゆきます。
コツは手斧の刃をあらかじめ、板に当てておきながら、板ごと土台にたたきつけるイメージでしょうか。

これって、昔、おじさんたちの父親が普段から生活の中でやっていた動作の一つでしたよね。

当時の父親たちは、簡単な大工仕事から普段の家まわりの仕事(庭の手入れ、煙突掃除、大掃除、などなど)をやっていました。
おじさんたちその当時の子供は、そんな父親の姿を見て育ちました。

人生の先達から学ぶこと、無意識に身についていることを思い出すこと、って大事だと思います。
っていうか、身に着いたこと以外できないのが人間なのかもしれませんが。

タキギ割は手斧を使って行います。土台はコンクリートブロックにしました
板に斧の刃をつけて、板ごと土台にたたきつけて割ります
節があったりして不揃いですが、タキギができました

けっこう割ったつもりが出来上がりはこれくらいでした。
ワンシーズンはとても持たない分量です。
が、主燃料のマキと違い、足りなければ足りないでどうとでもなるのが、タキギの世界です。

できたタキギは使いやすいように保管します

その意味では、やはりタキギとマキでは意味が違うような気もするのですが・・・。

ともかく、今年のタキギの量はこれくらいで良しとしましょう。

追記:山小舎おじさんが、本ブログで「タキギ」と呼んでいるものは、正しくは「焚き付け」と呼ぶのが正しいようです。

タキギを作る 前編

タキギを作りました。

薪ストーブを焚くときに、いきなり薪に点火することはできません。
新聞紙や、白樺の皮などのスターターにマッチやライターで点火し、さらにタキギに火を移してから、主燃料の薪に着火させてゆくのが通常です。

タキギの材料となるのは、廃材や、乾燥した枝などです。
それらを細かく割ったり折ったりして利用します。

よく乾燥したタキギがあるかどうかで、ストーブ点火の効率が全然違います。
タキギ作りは山小舎にとって大事な仕事の一つです。

山小舎をリフォームしてくれた大工さんから廃材を軽トラ一杯もらって、軒下に備蓄していました。
タキギがなくなっていたので、蓄えてある廃材をカットして今年分のタキギを作ることにしました。

廃材を備蓄している軒下へ行きます。
廃材を数枚ずつ担いでカットを行うヤードへ持ってゆきます。

山小舎の軒下に備蓄(放置?)された廃材
軒下から廃材を担いで登ってゆく。いずれ階段を整備しなければならない斜面
今年分の廃材を撤去した後の軒下。枯葉を掃除しなければならない

テーブルソーを取り出してセットします。
薄い板は2枚ずつ、厚めの板は1枚ずつカットしてゆきます。
40から45センチの長さにカットします。

材木の匂いがし、切りくずが巻き上がり、舞い落ちていきます。
チェーンソーを使うときも同様ですが、木材を切るということは、すなわち切りくずを大量に作り出すことです。

前オーナー置き土産のテーブルソーが今年も活躍
今年も切れ味抜群!
タキギの材料ができました。後日手斧で割る予定です

木くずは燃やすこともでき、土にかえることもできます。
薪を燃やした後の灰も植物にとっての肥料となります。
木材は究極の循環素材なのです、

これだけのタキギの材料ができました。
これを手斧で割るとタキギの完成です。

梯子を雑品屋へ持ってゆく

山小舎に不要の梯子があります。
アルミ製でスライド式の大型梯子ですが、曲がっていてスライドできません。
もう一つ同様の壊れていない梯子があるので、壊れている方を処分しました。

処分に当たっては、別荘地のごみ置き場に出す方法もあるのですが、大型なので処分費用がかかります。

大門峠を越えて、茅野へ下ってゆくと雑品屋があります。
金属類は無料で引き取ってくれます。
また、そこでは在庫品は買うこともできます。
動物除けのポールやフェンスの中古品が入荷しているかもしれません。
茅野の雑品屋に持ってゆくことにしました。

問題は搬出方法です。
縛り付ければ軽トラで運べないことはないので、トライすることにしました。
ただし、梯子が落ちないように縛り付けるには、運送屋さんがやっているような「積荷結び」をしなければなりません。

トラックの荷台に積んだ荷物が崩れないように、ロープを結び、体重をかけてぎゅっと縛り付けるあのやり方です。

この結び方、町で暮らしている分には一生無縁の技術です。
ところが田舎で暮らすには必要な技術となります。
常識といってもいいのかもしれません。
バイト仲間の、都会から移住した方々も当然のようにやっています。

山小舎おじさんはこの結び方ができませんでした。
覚えようとして本まで買いましたが覚えられません。

耕運機などを運ぶときにロープで縛りますが、運ぶ距離が近いこともあり、何となく縛ってゴマ化していました。
ところが今日という今日は、軽トラの荷台をはみ出す梯子が荷物の中距離搬送です。
どうしてもこの縛り方をしなければなりません。

荷台に梯子を据え付け、この縛りができなければ搬送をあきらめる覚悟で臨みました。
ロープの縛り方の本を脇に置き、何度も縛りをトライしました。
そうするととうとうできました。
ゆっくりと一行程ごとにやってゆくとできたのです。

とうとう「積荷結び」ができました!
縛り方の本は用意していたのですが・・・
何とかロープが緩まずに運べました

大袈裟ですが、また一つ「田舎人」として一人前に近づけたような気がする休日の午後でした。

帰りに、たてしな自由農園原村店でお買い物。

茅野名物の寒天、茅野の地酒「ダイヤ菊・蓼科」、冷凍の味付けホルモン、地粉、ふすま、鯉のしっぽの甘煮、など。

生の寒天はところてんで食べるとうまい。
ダイヤ菊は、かの小津安二郎監督が蓼科の別荘に滞在中のご指名の銘柄。

普段用というよりは来客用の食材を購入しました。

玉切り、薪割、積み込み

待ちに待った夏の日差し。
まちかねていた夏の行事が目白押しです。
夏野菜の世話と収穫、梅の土用干し、布団干し、室内の空気入れ替え、薪の乾燥・・・。

そうなんです。
高原の短い夏は野菜の世話に追われるだけではなく、来るべき冬に備えての薪割と乾燥の季節でもあるのです。
薪割のスケジュール上では、来るべき冬といっても、
今年の冬のことではなく、来年の冬のことなんですが。

ということで、新しい乾燥台も設置したことですし、そこに乗せる薪を準備しましょう。

乾燥台に載せる薪ですが、下の方に積む薪は重く、大きめがいいのです。
ラックに収納するような場合はともかく、薪自体の組み合わせでバランスを取る積み方では、下は重く、上は軽く、また前後左右の重心にも注意します。
したがってまずは重めの薪を調達します。

まずはチェーンソウの準備です。
オイルと混合燃料を注入。
刃を研ぎます。

刃研ぎこそがチェーンソウワークの肝といっても過言ではありません。
気持ちよく作業が進むか、それとも中腰が痛むだけで全然はかどらないか。
まっすぐ刃が進んでゆくか、それともまがって進み丸太が斜めに切れてしまうか。

刃の切れ具合がすべてを左右します。
ほんとに切れなくなったら刃を替えるしかありません。
左右の刃の切れ味が変わらないようにやすりを入れます。

直径4ミリの専用やすりを使います
上下と左右の角度に気を使いながら刃を研ぎます

次に貯木スペースに太めの丸太を探します。
これは去年調達した丸太です。
これを切ることにします。

横たわった丸太の上から切ってゆきます。
玉切りの作業の肝は丸太の「転がし」ができるかどうかです。
上から丸太を切ってゆき、重心の関係で刃が挟まって抜けなくなることもない、としましょう。

それでもそのまま地面まで刃を進めることはできません。
チェーンソウの刃は石やコンクリ、金属はもちろん、地面をかむことで切れ味が格段に落ちてしまいます。

丸太を玉に切ることはすなわち、丸太を転がして刃が入る面を上部に持ってゆけるかどうかがすべてなのです。
ちなみに丸太は一人の力では持ち上げることはもちろん、転がすこともできない重さを持っています。

今回はてこを使って丸太を転がしました。
無事、6つの「玉」に切り離すことができました。

乾燥台の土台にはこれくらいの太さの薪が必要です
上から切れ目を入れた丸太をてこで転がします
無事6つの玉にカットできました

玉切した丸太を軽トラの荷台に乗せ運びます。
太い丸太の「玉」は持ち上げるのもぎりぎりの重さです。
薪割場に玉切りした丸太を持ってゆき、薪割します。

玉切りした丸太を軽トラに積んで運びます。断面はまっすぐです
断面がずれている丸太。チェーンソウの刃の研ぎが偏っていたのです

これくらいの「玉」になると、斧での一刀両断はとても無理です。
端からそぐように斧で割ってゆく方法もありますが時間と体力がかかります。

そこで楔を2本用意して打ち込みます。
この方法だとよほど節が入り込んだ「玉」でもない限りは割ることができます。

割った薪を積んでいって乾燥させます。

楔2本で割ってゆきます
2本の楔を打ち込んでゆくと繊維に沿って割れてゆきます
玉切りした丸太が4つに割れます
薪を乾燥台に積んでゆきます。来年の冬の燃料です。

いつの間にか秋野菜の作付けの時期になっていました。
例年、暑い盛りにニンジンの種をまきます。
今年もその季節になりました。

ニンジンの畝を荒起しします。
もっとさらっと土が起きてくれてもよかったのですが、田んぼだった粘土質の土地。
しっかり固まっています。

この段階で燻炭とえひめAIをかけて置きます。
お盆前までにニンジンの種をまく予定です。

ニンジンの畝をスコップで起こします
もみ殻燻炭とえひめAIをかけておきます

小豆の畝を除草しました。
思いがけずにうまく育っている小豆。

鞘ができていました。
マメ科の植物特有の鞘です。
この中に小豆豆ができてゆくのでしょう。

山小舎のポットで発芽し、定植後もほとんど肥料もなく、雑草にも負けず淡々と育ってきました。
これが地元の種の強みというのでしょうか。
収穫を期待しましょう。

小豆の実がなっています