2025 山小舎来客第二弾!

6月最終週の金土日。
山小舎に今年の来客第二弾がありました。

お客さんは山小舎おばさんの職場の同僚の夫婦。
山小舎おじさんも数度会ったことがあります。
一緒に飲んだこともあります。

奥さん同士が同僚なのですが、知り合ったのは20年近くも前。
今はケアマネージャー同士として仕事で協働しています。
山小舎へは犬を連れてくるとのことです。

メニューは金曜日夜は炭火焼き。
土曜日は牛筋煮込みと豚バラ角煮、信州サーモン。
サイドデイッシュにはレタスサラダ、ぬか漬け、こんにゃく煮、などを用意しました。
ドリンクはクラフトビール、シードル、地酒。

第一夜は恒例の炭火焼き

いつものように、信州鶏、信州豚、アルプス牛の滋味に感激しての第一夜を終え、翌土曜日は、原村から蓼科湖周辺に出かけました。
八ヶ岳自然文化園近くのレストランでランチ。
地物の野菜を使ったランチは、食べ疲れ、飲み疲れた体には慈雨のようでした。

同僚の奥さんが趣味の織物関係のワークショップは、施設が休館だったりでしたが、直売所などに立ち寄るたびにたっぷり時間をかけて買い物などするので、十分楽しんでいました。

蓼科湖畔の草藁で山羊と遊ぶ
蓼科湖畔の木道を散策

蓼科湖では湖の周遊散策路、約1キロを楽しみ、近くの小斎の湯へ。
ここで、犬の面倒を交代で見ながら入湯。
一日を過ごして山小舎へ戻りました。

その日は信州サーモン、アルプス牛スジ煮込みに一同声もなく没入。
山小舎ツアーの二晩目を終えました。

(山小舎に来た人が)「皆さんまた来たいというのがわかる」と言いながら、同僚の奥さんは帰ってゆきました。

来客の後は高地の紫外線を活用しての、洗濯物、布団干し
ついでにスリッパも洗って干す

山小舎来客第一弾

今年はわかっているだけで3組の客さんが山小舎にやってきます。
そのほかに娘一家が例年通り4回ほど来ます。
6月中旬に第一弾のお客さんが来小屋しました。

炭火焼きの用意。鶏モモの串刺し
鶏レバーの血抜き

メンバーは山小舎おばさんの姉と従兄。
山小舎おばさんの運転でやってきました。
ゲスト二人は初の山小舎です。

オリジナルドレッシングとサラダ
ぬか漬け

諏訪南インターで降りた一行は、蕎麦を嗜み、八ヶ岳農業大学でソフトクリームを食べ、茅野市縄文の湯で入湯してから山小舎へ登ってきました。
この日は絶好の好天、八ヶ岳の秀峰が間近に望めたようです。

焼き物の準備
トウモロコシとアスパラホイルから焼き始める

この日の山小舎夕食は炭火焼き。
シイタケ、アスパラのホイル焼きから始まり、信州鶏、信州豚、アルプス牛のお馴染みメニューを一通り食べた一行は「うまい、うまい」を連発し、味噌焼きおにぎりとともに召し上がっておりました。
地ビール、シードル、地酒とドリンクもどんどん進みます。
仕上げの焼き芋、ジャガバターも平らげたころは一同満腹の様子でした。

3人水入らずで就寝。
山小舎の冷涼で静かな夜を過ごしていたようです。

翌日はあいにくの雨。
しかしながらウオーキングシューズを新調して臨んだメンバーらは予定通り、蓼科湖周辺のハイキングを傘をさして決行。

翌朝、ベランダでたたずむ
新調のシューズでいざ出発
雨の中、蓼科湖周遊へスタート

次いで付近の小斎の湯という蓼科温泉郷の名湯に入湯。
温泉好きの一同の感激をさそいました。

小斎の湯
曲がりくねった通路を通って露天風呂へ

遅めの昼食は富士見高原リゾートまで移動して、レストランのランチメニュー。
帰りには原村のトウモロコシ農園で、ハウス栽培のトウモロコシを試食。
まったくよく食べる一行です。

山小舎へ戻って小休止。
この日の夕食は山小舎おじさんのバイト仲間のご夫婦を誘っての会。
従兄氏が定年退職後の人生展望に悩んでいるとの話に、セカンドライフの成功例を聞こうとバイト仲間を誘ったものです。
メニューはスペアリブ煮込み、牛筋煮込み、コールスロー、花豆煮、玉こんにゃく、ぬか漬け、などなど。
従兄氏の話から、バイト仲間の田舎暮らしの数々のエピソードまで、会話は縦横に進みました。
この日もドリンクはビールからワインへと進みましたが、バイト仲間はもともと飲まず、前日は鯨飲した従兄も飲み疲れのせいで進まず、ほどほどのアルコールとなりました。

山小舎ジャムをお土産に一行は翌朝、帰途に着きました。

草苅りバイト開始

山小舎がある姫木別荘地は、姫木の森有限会社という管理会社が運営?しています。
会社には専従の社員が10名ほどいて、別荘地共有部分の保守管理を主に行っています。
会社の収入は別荘オーナーからの管理料のほか、土地の所有者である町の財産区からの地代収入の応分など、約9000万円だそうです。
個別の別荘オーナーからの敷地内の除草、整備、除雪、備品撤去などの依頼があった場合の対応もしています。

姫木の盛有限会社社屋

毎年4月中旬から10月くらいまでは、バイトを採用して側溝の整備、除草などを行います。
バイトで集まるのは主に別荘オーナーで、70代、60代のメンバーが主力となっています。
山小舎おじさんんも、ここに来た2年目から参加し8年目になります。

軽トラに道具を積んで出発準備

熊手を使っての落ち葉集めはともかく、草刈り機は山小舎に来てから初めて使った山小舎おじさんにとって、しかも60過ぎてからの、外での1日仕事は体力的に大変でした。

しかしながら、多様な人生経験を積んだ先輩バイトの方々との交流は、一人暮らしの山小舎おじさんにとっては貴重な時間となりました。
同じ地域に暮らす仲間としての情報交換の場としても重要でした。
大工仕事、薪づくりなどに技能を発揮する仲間もいます。
1か月に1度程度のゴルフを楽しみにする愛好者もいます。
普段はしゃべる相手もなく、また体を動かすこともあるとはいえ偏っていたことが多い山小舎おじさんにとっては、心身ともにリフレッシュできる場でもありました。

草刈り機、ブロワーなどの仕事道具

今年も仕事は始まっています。
山小舎開きが4月中旬と遅れ、そのため畑に、山小舎にと忙しかったので、5月中のバイトは2回、6月に入っても週1回ほどの出勤率ですが、今年の仕事をスタートさせました。

休憩時間の草刈り機とヘルメット

8年目ともなると体が仕事を覚えています。
体はしんどいのですが、思ったより動けました。

何より、全身を使って汗をかく仕事はいいものです。汗を出し切ってからだが軽くなる時(夕方近く)が最高です。バイト仲間が皆元気なこともうれしいことです。

草を刈った後

チェーンソー始動!

今年もチェーンソーが始動しました。

物置の燃料・オイル置き場を開けて準備

一冬休んでいたチェーンソー。
去年も伐採や玉切りで大車輪の活躍でした。

雪が降ってからも稼働していたチェーンソーです。
数か月ぶりに取り出してみると、木くずが付着して、使い終わったままのような状態でした。
仕事仕舞いの際に、燃料は燃やし尽くしてしまったはずですが、分解掃除はしていなかったのです。
寒くてそれどころではなかったようです。

今年買ったガソリンで混合燃料を作ります。
オイルを入れて燃料を充填。
始動をかけます・・・。
が、なかなかかかりません。

ガソリンとエンジンオイルを準備
混合燃料を作る

燃料をポンプで送り込み、チョークを開けてもダメです。
しばらく休ませることにしました。

数分後に始動をかけてみると手ごたえが。
やっとかかりました。
しばらくは煙が出たり、アクセルをふかすとエンストしたりしましたが、大丈夫です。

オイルと燃料を充填

今年はいつもの伐採業者が休業中とのことで丸太がやってきていません。
今後の供給に不安が残りますが、ひとまず手許の玉や枝の処理があります。
去年、玉に切った後、庭に上げておいたものが一山あります。
これを処理します。

チェーンを新しいものに取り替える

カラマツやシラカバなどの玉を割ります。

斧ではすんなりいかないのがわかっているので、チェーンソーで切れ目を入れます。
切れ目にくさびを打ち込んでハンマーで叩きます。
これで割れるものもあれば、ひびが入るだけのもののあります。
ひびさえ入ればそこに斧を打ち込んで割れます。

チェーーソーで切れ目を入れくさびを打ち込む
ハンマーでくさびを打ち込む
斧も使って割る

割れたものを乾燥台に積み込んで玉処理の終了です。
早くて1年後、2年後くらいから薪として使えます。

乾燥台に積み込む

春の恵み!ヨモギを干す

5月中旬、畑に行くとヨモギがどんどん育っているのが目につきます。

ヨモギは昔から日本人に親しまれてきました。
最近ではその薬効も話題になり、従来の草餅、草だんごとしての利用だけでなく、野草茶や燻して煙を浴びるなどの利用方法も行われています。

山小舎では数年前から野草茶の材料として、ヤーコン葉、スギナ、菊芋などとともに活用しています。

ヨモギは一年中採取できますが、やはり新芽が柔らかい春が一番の採取時期です。
雑草がまだ生い茂らない畑や畔で、地面にへばりつくよいうに群生している葉の裏が白いヨモギの姿を見ると、思わず摘み取りたくなります。

5月の新鮮なヨモギの葉先

わざわざ摘み取らなくても、春先の草刈りの後、刈った雑草の中に交じってるヨモギをより分けてくることもあります。
葉の裏が白いヨモギは雑草に交じってもすぐわかるのです。

籠一杯持って帰ってきたヨモギを水で洗います。
混じった雑草などもより分けます。

まずは天日干し

水を切って乾燥です。
ザルに広げて日中は天日干しに、夜間や雨天の時はストーブのそばに置きます。
何なら金属のザルを二重にして、そこに広げストーブに乗せておきます。
焦げないように注意すればカラカラになります。

カラカラになったら出来上がり

カラカラになったら保存容器に乾燥材と一緒に入れておきます。
この時、鋏で切りながら詰めてゆくと量が入ります。

ちょっと前の現代農業別冊でヨモギ特集号があったので紹介しておきます。

別冊現代農業2023年4月号・表紙
同・目次
腰痛に良いというヨモギ座布団
お馴染み草餅

令和7年 山小舎開き

4月中旬になりましたが今年も山小舎開きをしました。

4月中旬の山小舎
真っ白だった道もこの通り

自家用車にパソコンや古本、瓶詰用の空き瓶などを積み込んで、山小舎おばさん同行の元、帰ってきました。
姫木別荘地も山小舎周辺も、あれだけあった雪は跡形もなくなっていました。

春を迎えた山小舎周辺
唯一雪が残る日陰の軒下

思ったよりも温かい気候で、薪ストーブこそ焚きますが、昼間は冬用のジャンパーなど全く不要です。

山小舎おばさんとの夕食は炭火焼き

松代温泉に入り、道の駅信州新町で蕎麦を食べて、山小舎おばさんは単身帰宅してゆきました。

松代温泉の源泉
道の駅信州新町の蕎麦は今年も美味かった

9シーズン目の山小舎暮らしのスタートです。
既に4月中旬、畑作業などが目白押しですが、まずは冬の間に洗濯ができなかった来客用の寝具を洗って干します。

室内に風を通す
タオルケットなどの洗濯開始
冬野の衣料を干す

新たな丸太が到来! 極寒の薪割り

12月に入っての戸外作業はするものではないことを痛感しながら、雪の中で薪割りを再開します。

根雪を予感させる、さらさらの白銀の世界です。
薪に付着した雪は、溶けかかっているわけでも、手でサラサラと払い落とせるわけでもなく、凍りついています。
思わず、話に聞いたシベリア抑留での冬の森林伐採作業が頭をよぎります。

雪の中で始動を待つ薪割り機と玉の山

冬の日差しが雪面にキラキラ反射するなか、わが薪割り機が排気ガスを噴射して始動します。
まったく頼りがいのある機械です。

己の水分で凍り、くっついた玉を、蹴っ飛ばしてから薪割り機に乗せます。
割った薪を、軽トラの荷台に放り投げます。

サラサラの冷たい雪の中で奮闘する薪割り機

作業の段取りは、軍手の上に厚手のゴム手を履きます(手袋を「履く」というのは北海道弁です)。
軍手だけで雪中作業をすると手が濡れてとんでもなく冷たくなり、作業を継続できません。
また、足元の長靴は事前にストーブのそばで温めておきます。
玄関などに置きっぱなしにした長靴は、たとえ濡れたりしてはいなくても、冷え切って足先を強烈に凍らせるからです。

雪の作業で必要なゴム手。指先が破れている
長靴をストーブのそばで温める

シベリア抑留はともかく、子供のころ旭川で遊んだ冬の日の防寒事情が、60年ぶりに思い出されます。

さて、軽トラの荷台に積んだ薪をどうしましょうか。
本来ならこのまま斜面下の乾燥台に運びたいのですが、雪の斜面で軽トラを使うとしたら、下りはともかく、登る時のスタックが当然予想されます。
でも、人力で雪の積もった斜面下に運ぶとしたら、絶望的な労力が必要です。

ここで北国育ちの山小舎おじさんのカンが発動します。
「今日の雪の状態、積雪量、斜面の角度、軽トラ四駆の能力を勘案すると、軽トラの使用は可能。スタックしたら、車輪に板か毛布をかませて脱出しよう。」
ということで軽トラを雪の斜面に突入させました。

軽トラで斜面下の台に薪を運ぶ

案ずるより産むがやすし。
登る際に多少蛇行はしたものの、スタッドレスの四駆がしっかり雪を噛み、無事軽トラは役目を果たし、山小舎おじさんを感激させました。

無事雪の斜面を登り切った軽トラのタイヤの跡

さあこのまま薪割り作業で突っ走るぞ、と意気込んだその時。
それまで黙々と木材に刃を割り込ませていた薪割り機が、へなへなとストップしました。
硬い場所や節の部分に当たった時に、エンストするのはよくありますが、そうではないときのエンストは初めてです。
エンジンをかけようと、チョークやアクセルを駆使しても発動しません。

「はい、今年の薪割り作業終了!」。
山小舎おじさんの心の中でファンファーレが鳴り響きました。
甘味な安心感を伴った体の叫びです。

「休憩して、それでもエンジンが作動しなかったら、薪割り機を返そう。」。
休憩後もエンジンは動かず、機械を管理事務所に返しました。

雪の中の薪割り作業

あっさり今シーズンの薪割りが終わりました。
冬を迎えてからの作業の困難さ、無理さ加減を改めて痛感。
苦しく、冷たい中で、機械のご機嫌を取りながらの作業からの解放を体は喜びつつも、仕事が残った中途半端さも感じざるを得ませんでした。

しかし、まだ最後の仕事として、割り残した玉の山を、隣地から山小舎の敷地内に運ぶ作業が残っています。

新たな丸太が到来! 雪を突いて積込み

薪を割ったら乾燥台に積込みです。

土日や祝日、早朝、夜間はエンジン付き機械の作動が禁止されている別荘地内では、土日の薪割り機使用はできません。
これまで割った薪を軽トラで乾燥台に運んで積み込みます。

積込み先は、薪を山小舎のベランダに移動したり、貰ってくれる別荘地内・外の人向けに薪を運んだりして空いた台などです。
丈の短い薪は、軒下に積み込みます。

天気予報通り雪に見舞われた週末。
サラサラの雪が積もった軽トラの荷台は、薪をつかむ際に雪が邪魔して薪が滑りやすくなり、積込みの効率が下がります。

また、雪が積もると斜面下の積み台へ薪を運ぶにも、軽トラを使いにくくなり、これまた効率が悪化します。

玉に切った丸太を、斜面下から薪割り機のある斜面上へ運ぶにも、玉が地面やほかの玉と凍りついていたりします。自然現象である雪の威力というか、チカラの戸外作業に対する「反作用力」を痛感します。

薪割り作業は11月中にするものだ、と改めて思いつつ、薪割り機を借りているうちに割れるだけ割ってしまおう、と悪戦苦闘する雪の日々です。

新たな丸太が到来! 薪割り開始

11月に突然到着した丸太。
玉切りをし、積み台をリニューアルして、薪割りと積込みに備えておりました。
その後、リンゴ収穫のバイトに行ったり、七五三で帰宅したりして半月程が過ぎました。

雪が降ったり、軽く積もったり冬を迎えた12月初旬。
山小舎の冬じまいを前に、薪割りを開始しました。

雪が積もるまでが勝負です。
防寒に、上4枚、ズボンの下に股引を履いて外に出ます。

管理事務所から借りた薪割り機を始動させます。
出力を調整し、木の節や二股の部分に、刃が当たってもエンストしないようにして、薪割り開始です。
ゆっくりと刃が動き、木を割ってゆきます。
時間がかかります。

借りてきた薪割り機をスタンバイ

最初にナラ材を割ってゆき、空いた積み台に、崩れないように積み込みます。

ここにきて、薪をもらってくれるバイト仲間が現れたり、リンゴバイトで一緒だったペンション?経営の人が薪をもらってくれそうなので、多少、積み台が空きました。

手近な積み込み場所がいっぱいになったら、先日、新しいパレットでリニューアルした、斜面下の場所に積み込みます。
薪割り機で割った薪をそのまま軽トラの荷台に放り投げてゆき、一杯になったら軽トラごとバックで斜面を下がり、積み台の脇につけて、積んでゆきます。

軽トラを駆使して斜面下の積み台へ
リニューアルした積み台へ薪を積み込む

日中はまだいいのですが、日が陰り始める3時近くになると、大気が徐々に冷たくなってゆきます。
4時半を過ぎると作業続行は不可能です。
初日は、薪割り機を4回ほど稼働させ、4回軽トラを一杯にし、4回積み台に積み込んで作業を終えました。

まだまだ薪があります。
最低限、積込みが完了しなくても、薪割りだけでも終了させようと思います。

新たな丸太が到来! 積み台を新しくする

最近到着した丸太処理が続いています。

チェーンソウでカットし、玉となった丸太が転がる

丸太を玉切りして、割ってゆきます。
割ったものは積み台に積んで乾かすのですが、重量のある薪を乾かすためには積み台をちゃんと作ることが重要です。

積み台の要件としては、地面から15センチほど離すということ、長期的には雨水がかからないような措置をすること、日当たりもあるがより風通しの良い場所に設置すること、などです。

太い角材を2本渡してその上に積んでゆく場合もあれば、トタンで屋根をかけた本格的な薪置き場を作る場合、さらにはカラマツを露天で積んで雨風にさらし油分を飛ばすやり方もあります。

山小舎おじさんは、農協で廃棄となった木製パレットをもらってきて積み台にしています。
木製パレットを使う場合、大事なのはその土台です。
パレットが水平になるように、また薪の重量に耐えうるように、ブロックや石を配置してその上に乗せるのです。

この日は薪をベランダに移動するなどして、空いたパレットを再び積み台として利用する作業をします。
先ず、1年以上敷きっぱなしだったパレットをどかして、吹き込んだ落ち葉などを除去します。
パレットを乗せていた土台のブロックなどを点検し、補強します。
パレットを土台に戻し、さらに新たなパレットを重ねます。
こうして、積み台全体を補強し、また全体を高くし、通気性をよくします。

1年以上薪を積んであったパレット
パレットを起こして、落ち葉を取り除く
土台の強度、水平を調整のうえ、新しいパレットを重ねる

新たな積み台ができました。
これで割った薪をどんどん積めます。

薪の乾燥は少なくともひと夏を越さなければなりません、ミズナラは水分が多いのでさらに時間がかかります。

積込みを待つ手割りのミズナラ群