茅野の古民家カフェに行ってきました

茅野市東部の泉野という地区に、古民家カフェ・Mさんちがある。
定年おじさんは2017年広報ちの11月号で知った。
その号の「移住してよかった茅野市に」という特集で紹介されていたのだ。

訪れたのは2017年に続き2回目。
Mさんちもその年の3月に移住したばかりだった。
若い働き盛りの夫婦。
ご主人は日中務めており、奥さんがカフェを運営。
神奈川より移住とのこと。

泉野という地区は、標高1000メートルに位置し、かつては養蚕が盛んだった。
大きめの集落の中心部にある、築150年の古民家ともども敷地600坪を購入して移住し、古民家をリニューアルしてカフェをオープンした由。

移住者の話を聞きたくておじさんは再訪した。
干し柿がすだれをなしている屋敷の表。

聞けば庭の柿を採って干したとのこと。
これだけ干すのは大した仕事量だ。

敷地の半分が畑とのことで、去年は耕していなかった畑が半分ほど耕されている。

燃料用の廃材や丸太もカットされている。
平日勤めながらの作業。
田舎暮らしの楽しみとはいえ、時間のない中での慣れない作業であろう。

古民家の内部は、床を張り替え、壁を塗り直しただけで、柱、梁、天井はオリジナル。

本格的リフォームを施しているので、おじさん宅の古民家とはグレードが違う。

庭に面したガラス張りの引き戸がいい。
庭に面しておひさまの恵みを取り入れている。
道路に面しては閉鎖的な日本の家屋の、中に入ってみなければわからない開放性だ。
町の家っぽい感じがする。
常に底冷えがするおじさんの山小屋と比べてはいけないが。

奥さんに話を聞く。
田舎暮らしをするにあたって、別荘などではなく、集落への移住を考えていたとのこと。
まだ若い生産年齢世代の物おじしない行動力を感じる。物件は不動産屋で見つけたとのこと。
借家ではなく、買取。

地域にはよくしてもらい、行事には参加し、問題はないとのこと。
カフェのお客も地域の人が主だとのこと。

おじさんのような定年後の年代のような、おっかなびっくりさはない。
「こだわりなく、生活に突き進む」現役世代と「細かいことにこだわって後ろ向きな」リタイア世代の差であろうか。

定年おじさんも若い世代から刺激を受け、心をリフレッシュしてゆかなければ。

敷地はほぼ平面で、使い勝手がよさそうで今後の楽しみが十分ある。
若い世代の地に足を付けた生活を応援したい。

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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