11月中旬、東京へ一旦帰りました。
息子夫婦との食事会などがあったためです。
たまたま土曜日に孫が通う杉並区の小学校の運動会があったので見てきました。

運動会は9時に始まり、11時半ころに終わるプルグラムです。
各学年の出し物は、徒競走などの競争競技と、遊戯などの表現の各1競技です。

楕円形にラインが引かれ、その外側に本部のテント、反対側には児童が待機する椅子が並べられています。
先生に寄るアナウンスはありますが、表現の際のBGM以外に、徒競走やリレーを盛り上げる音楽はありません。
上級生による応援団による応援がありました。
最終円の外側には父兄が並んでいます。
構内への立ち入りの際は、児童経由で入手した学年別に色分けされたシールのようなものを腕なりに巻かなければなりません。
立ちリガ正門に限定されていることもあり、昔のように隣近所のおじさんが立寄るような雰囲気ではありませんでしたが。

ソーラン節やエイサーなどを取り入れた表現は、昔ながらの団体による統一的な動きを追求しており、まだまだ日本の運動会のこころが感じられました。
父兄であれば我が子の動きに感動するでしょう。

かつては運動会のメインイベントだった、リレーがありませんでした。
過度な盛り上がりを避けたのかどうか。
また徒競走等競争競技での上位者の順位付けもなく、また男女別の組みわけもなく、走力が同意程度の者同士で組み分けされていました。
まことに平等というか、競争心の抑制が行き渡っていました。

組体操や騎馬戦などがないのは承知していました。
午前中にさっと終わるのもアタリマエです。

我が子を応援し、その成長を喜ぶ父兄の盛り上がりが昔ながらでかえって驚きました。
また団体行動の統一感を尊重している点でも昔ながらであることに安心しました。