軽トラ流れ旅2025 鬼無里街道をゆく(前編)

7月の三連休の中日、猛暑を突いて北信・鬼無里街道へと軽トラを走らせました。

朝8時に出発、朝の涼しさが残っている大門街道を下ります。
塩田平を下って、千曲川沿いに出ます。
坂城町のあたりのコンビニでコーヒーの一服。
コンビニには坂城の夏祭りのポスターが貼ってありました。

「坂城どんどん」のポスター

いつもの上山田温泉街を抜けるとき、両側のお祭りの屋台に出くわしました。
信州では相当規模の大きな屋台の列です。広場には上山田温泉祭の神輿も準備されていました。

上山田温泉には屋台が並ぶ

さらに千曲川左岸を北上し、千曲市の稲荷山地区に来ました。
古い蔵造りの街並みが残っている地区です。
ふと見るとお囃子の声がします。
軽トラを止めて見物することにしました。

稲荷山の祇園祭でしょうか。
獅子舞が出て、山車が出るようです。
山車の最上部には芸者さんのようなきれいどころが二人座り、1階部分にはお稚児さんのような姿も。
山車を引くのは法被を着た男集です。獅子舞の後ろには子供獅子舞もいます。

稲荷山祇園祭?
山車が出発
獅子舞も

お祭りの参加者は大勢いるのですが、見物人はほとんどいません。
炎天下を避けるためか、地区の人々はほとんど参加しいて、見物する人数がそもそも残っていないのか。

20年ほど前、青森の下北半島にある陸奥大湊のねぶたを見たことがありました。
リアカーに乗ったねぶたが練り歩き、家々の前では椅子などを出して見物していますが、見物人よりねぶたの参加者の方が多かったのを思い出しました。

日陰で見物する人

千曲市を過ぎると長野市です。
ルートは長野市の西から市街地へ入ってゆきます。
その前に、篠ノ井の共和選果場へ寄ります。
あらゆる季節の野菜果物が売っている直売所があります。
が、この日は定休日でした、残念。

定休日の共和選果場

長野市街地へ入ります。
信州の都です、雰囲気が県内のほかの町とは違います。
県庁通りを北上して信州大学にぶつかります。
いつもは右折して善行寺方面へ行くのですが今回は左折。
鬼無里、白馬方面へと初めての道へ入ります。

長野市県庁通り

鬼無里街道は、大町街道とほぼ並行して小谷・白馬と長野を結ぶ街道です。
その昔は、糸魚川から小谷を経由した物資を善行寺・松代へと運ぶ街道筋として栄えたそうです。
街道の中ほどにある鬼無里地区では畳糸などの原料としての麻の栽培で栄えたそうです。

鬼無里街道へ入る

長野市街地から鬼無里街道へ入ったとたん、交通量は減り、トンネルと隧道の連続で、深い谷を流れる川を見ながら急坂が続きました。
時々現れる集落は急坂に家々がへばりつくようです。

ダムと集落
ダム湖をのぞく

狭いトンネルをアルピコ交通の大型路線バスが走っています。
走り続けると鬼無里の中心部につきました。(後編につづく)

北アルプスが見えた
鬼無里街道沿いの田圃

投稿者: 定年おじさん

1956年北海道生まれ。2017年に会社を退職。縁あって、長野の山小屋で単身暮らしを開始。畑作り、薪割り、保存食づくり、山小屋のメンテナンスが日課。田舎暮らしの中で、60歳代の生きがい、生計、家族関係などの問題について考える。60歳代になって人生に新しい地平は広がるのか?ご同輩世代、若い世代の参加(ご意見、ご考察のコメント)を待つ。

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