11月中に信州で出回るリンゴの主力は、フジの前に出る品種の、王林、名月、高徳などです。
山小舎おじさんがりんごもぎのバイトで御邪魔していた、立科町五輪久保のりんご農園でも、収穫中のりんごはフジですが、自販機などで売られている品種は、名月、王林、高徳でした。
王林のキズありが、一袋300円だったので購入。
帰ってからジャムにしました。
王林は酸味に乏しく、かといって強烈な甘みもない、どちらかというと中途半端な味ではあるのですが、独特の香りを持ち、ファンが一定数いる品種です。
出回る時期は限られており、特有の青みがアピールするので、年に一回は食べておきたいりんごです。
ジャムを作るにあたっての特異点は、香りを生かすため砂糖はザラメではなく白砂糖とし、割合も抑えめにしました。
レモン汁は多めにしました。
いつものように皮付きのままスライスし、砂糖をまぶしておきます。
汁けが出てきたら加熱します。
全体が柔らかくなったら、果肉の形が残っていても加熱を終えます。
煮沸した瓶に詰め、蓋を軽く締めて抜気します。
青みを帯びた王林ジャムの完成です。
りんごのジャムでも、王林は珍しいので、来シーズンの来客のお土産になるかもしれません。