五輪久保のりんご園で、フジ収穫のバイトが始まって11日目となりました。
山小舎おじさんは、この間2日休んだので、9日出勤したことになります。
バイトの就業は、標準で8時から17時です。
山小舎おじさんは9時から15時までの就業です。
午前中で帰ったこともありました。
休むときは農園主か奥さんに前日伝えればよく、午前中で帰る時は当日伝えればいいというものです。
事前に伝えておけば、何時に帰っても農園主一家は「お疲れさまでした」と挨拶してくれます。

農園主一家は穏やかな性格で、バイトの使い方も心得ています。
なんでも、昔は収穫の手伝いに、青森からの出稼ぎ者を使ったそうで、彼らの宿泊場所もあったそうです。
そういったこともあり、臨時雇いの者については、時間や規則で縛るようなことはせず、相互信頼に基づいた扱いをします。
たとえば、昼休み母屋を昼食場所に開放してくれますが、「13時までここにいてください」といってくれます。
夕方も、17時まで就労するバイトに対しても、必ずしも時間一杯働かせるようなことはなく、暗くなったり、仕事に区切りがついたら上がらせます。
雨の日は中止です。

金銭的な面では、通勤費として1台当たり1000円/日の、また昼食代として300円/日の支給があります。
素晴らしいホワイトぶりです。
10時と15時の休憩では、リンゴと日替わりの菓子が出て、皆でコンテナを囲み、雑談します。

肝心の仕事ですが、これには慣れが必要です。
脚立に上ってりんごをもいでゆくのですが、脚立の上り下りの体力、脚立を使ってある程度高い所へ上るバランス、りんごが入った籠を運ぶ力、りんごを等級を下げずにもぐ技術などがいります。

山小舎おじさん以外のバイトの人は、数年の経験者が多く、技術力と人柄が定評ある方々です。
また、バイトをしている理由として、リンゴ特にこの農園のりんごのファンである人が多く、バイトすることと同時に、りんごの注文するなどしています。
農園とリンゴにつながる目的でバイトしている人がほとんどのようなのです。