伊那市にグリーンファームという直売所があります。
NHKの「ドキュメント72時間」という番組で紹介されるまで、山小舎おじさんは知りませんでした。
どうも、道の駅とか、農協の直売所ではなく、個人経営のマーケットのような場所らしいのです。
ノーチェックの場所でした。
番組を見たら、面白そうな場所だったので、伊那方面に行ったついでに寄ってきました。
実に攻めまくり!の直売所でした。
この日は日曜日、昼近くの駐車場は満車に近い盛況です。
伊那市の西側の田園地帯にあるグリーンファーム。
野菜や鶏卵の生産者である団体が経営しているようです。
夏のような日差しの中、軽トラを止めて店舗に向かいます。
まず目に入るのは、店舗の建物の外壁に沿って並ぶ中古家具の姿です。
それを眺めながら店舗入り口へ向かうと、信州ではなかなか見ることができない、大人数の列が入り口に向かって並んでいます。
「えっ、こんなに混んでいるの?」と一瞬ひるみました。
なんと、人気の大学芋を買うために人が並んでいたのです。
店舗内に入ると買い物客で混雑しています。
直売所というよりは、廉価販売の倉庫風の店の雰囲気が漂います。
商品は、雑貨、菓子、金物、調味料から古本、古レコードまであります。
野菜、果物のコーナーが面積の半分ほどを占めているとはいえ、何でもありの商品構成です。
「ドキュメント72時間」でも、入植したばかりの素人風の生産者が、ハーブを出品している場面がありました。
古本や、古レコードを出品する人もいるのでしょう。
来客のお目当ては何と言っても野菜、果物などの生産物。
折から季節的にはブドウをはじめリンゴ、ナシで大盛り上がり。
この日はマツタケなどもありました。
オオスズメバチの生きた成虫を、幼虫が入っている巣ごと売られているのは初めて見ました。
熊肉や鹿肉などもあります。
野菜では、ローゼルというハイビスカスに似た植物のつぼみや、最近見掛けるポポーという作物の実などもありました。
ローゼルは初めて見ました。
総菜、弁当などは売られていませんが、グリーンファーム手作りの新米おにぎりがありました。
パンやエスニックカレーの弁当はありましたが、ここでランチなどを調達しようとすると、選択肢が少ないかもしれません。
外へ出ると、ケージの中に鶏が数羽遊んでいて子供が眺めています。
この鶏も売り物で2700円とありました。
ソフトクリームの売り場もあり300円と割安です。
ローセル、おにぎり、グリーンファームさんの鶏卵のほか、保存瓶、酢の大びんなどを買いました。
帰りの駐車場には中京圏を中心に県外ナンバーの車が押し寄せての大盛況でした。
家族にも一度見せたいと思う伊那グリーンファームでした。